
キャンプ用のサブバッテリーシステムみたいな凄いのじゃなくて、ドラレコの常時録画とか駐車中に稼働させたい小電力機器用として作ってみました。
ドラレコ用バックアップ電源とか、駐車監視用バッテリーとか、車載UPSとか、似た製品もありますが、何万もするし、バッテリーがポリマー型のリチウムイオンなんですよね。小型軽量&大容量でいいんですが、どうしても破裂するリスクを考えてしまいます。
で、自分で作ることにしたんですが、予算は1万円以下。破裂リスクなし。ACC給電とソーラーパネル充電2系統。フル充電から1週間電源供給できること。という条件で制作しました。
肝心のバッテリーは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用。リン酸鉄は破裂リスクはほぼないと言われています。容量は10Ah。
ドラレコの駐車モード録画は約0.3A程度なので、理論値で10Ah*12v/0.3A/24h=約16.7日。実際50%程度だとしても1週間以上大丈夫なはずです。
10Ahクラスが一番コスパがいいです。これ以上大きいと色んなものが高額に!
試作段階の画像

ソーラー充電コントローラで充電と電源供給をします。
最初はACC給電があるときは充電コントローラ出力とリレー切り替えが必要かな?と思ってたのですが、全然不要でした。単にコントローラ出力だけでよしでした。
ベータ版の画像(部屋で負荷テスト中)

走行中はACCから充電コントローラに給電するため、12V=>15V程度に昇圧する必要があります。また電流制御も必要なので、ACCから電流制御可能な昇降圧コンバーター(左側のLCDが付いているやつ)を通します。
コンバーターとコントローラの間には逆流防止ダイオードモジュールを入れました。なくても大丈夫そうですが、若干の漏れがあるようで、コンバーターやソーラーパネルに悪影響出ないように。
完成形

やっぱり電圧と電流モニターするメーターあった方がいいかなと後付けでくっつけました。カッターでくり抜いてグルーガンで付けたのでエッジが汚いです。。。メーター固定用アクリルパネルはネームプレートです。そうそう、土台のプレートはダイソーで見つけたブックシェルフ?のフタです。
そして、ソーラーパネル用の接続端子を付けてほぼ完成!
失敗コンバーター

LCDないけど、こっちのが安いしヒートシンク大きいしと思って買ったのですが、全然電流制御が出来ない!ACCのヒューズが飛びそうな勢い。これは失敗でした。
車載!

トランクルームの下の段に収めました。ゴム製の囲いで半固定しています。
一応撮影用にメーターに電源入れてますが、通常メーター電源はOffってます。
助手席横に取り付けたシガーソケット

後部からここに電源ケーブル繋げて、ドラレコなどを接続します。
ソーラーパネル給電

撮影時はソーラーパネルを傍らに置いてますが、家での駐車中は車のルーフにポンと置けるようにしたいなと設置方法考え中。
因みにこのソーラーパネル、1100円と激安でした。スペック:18v 1.1A 20W。
バッテリー4600円+コントローラー2400円+コンバーター1000円+メーター800円+ソーラーパネル1100円=9900円。(ダイオードはポイント購入のため0円)他にもケーブルや端子類合わせると予算1万を多少オーバーしてしまいましたが、なんとか当初の思惑通りの代物になりました。
バッテリーの持ち次第ですが、
・ドラレコのWiFi機能を常時ONにしておきたい
・真夏の乗車前にリモートで換気用ファンを回したい
を様子見ながら&楽しみながら、やりたいと思ってます。
Posted at 2025/02/11 12:40:53 | |
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