
2年前にみんカラ学園を自主退学した時に、それまでの全てのデータを消去したので、以前書いていたブログはもうどこにもありません。中でもユーノスロードスター純正フロアマットの研究資料ブログも消してしまったことを今更ながら少し後悔し出したので、過去に書いていたブログを現在の視点で書き直してみようかと思っています。今回はその掘り起こしブログ、復刻ブログの一つ目、ということになります。良かったら読んでくださいね。
…世の中には数多くの「収集」の趣味がありますが、その王道として貨幣や切手のコレクションがあると思います。その中でも生産過程で生じたミスによる欠陥のある商品が、検品をくぐり抜けて世に出てしまった、「エラー切手」や「エラー貨幣」は、その希少さからコレクターの間でとても高値で取引されます。
そして!実はユーノスロードスターの純正フロアマットにもこの「エラーマット」が存在するのです!
それがこちらです↓ どこにエラーがあるか分かりますか?

このマットはNA8Cのシリーズ1が発売された1993年の「フロアマットA 」なのですが、

ユーノスロードスター大好きおじさんのあなたなら直ぐに分かりますね!
そうです。ここです↓

助手席側の金属プレート(オーナメント)の装着位置が上方向にずれてしまっています。
もしかすると助手席はこれで良いんじゃないか?とも思ったので、持っている他のフロアマットAと比較してみます↓

やっぱり違う。
また、比較対象が1:1の場合、比較した方が間違っている場合もあるので、更に他に持っている他のフロアマットAとも比較してみますと↓

中央のマットが明らかに「エラーマット」であることが分かりますね!
この金属プレート(オーナメント)はリベットで装着されているので↓

きっと製作過程でミスが発生してしまったのでしょうね。
永大化工さんとディーラーさんの検品をくぐり抜け、当時のオーナーさんのユーノスロードスターの足元を飾ったこのフロアマットA。もしこれを当時のオーナーさんが、「これ不良品やんけ!」と返品していたら、このマットは当時抹殺されていたはずです。また、僕が手に入れる機会となったオークション上でも、このエラー具合については何も記載されておらず、このエラーを画像上で発見した時には他のフロアマットコレクターとの高値での競合を覚悟したことを覚えています(昔はこのフロアマットAはあまり人気が無かったのですんなり落札できましたが)。
こうしていくつかの奇跡を経て、今現在わたしのコレクションにおさまっているというご縁に感謝。ユーノスロードスター の神様に感謝、なのです。
このエラーマットは、この夏に開催予定の「ユーノスロードスター純正フロアマット展」に出展する予定です。ご期待ください。
それでは、いつも最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。ではまた。
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2025/05/03 18:31:08