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イイね!
2024年04月25日

DPF再生について

DPF再生について 本日は「DPFの再生」について考察していきます。

DPFとは 簡単にいうと特殊なフィルターで、軽油の燃えカス(スス)をキャッチして、再燃焼しキレイな排気ガスを出す装置になります。

DPFの温度はDOC(酸化触媒)を通すことで概ね600℃まで上昇し、DPF内のスス(PM)を燃焼する仕組みですが今回はこの「再燃焼」にフォーカスを置いてみましょう!


★DPFには3種類の再生方法があります★

①自動再生
コンピュータが自動で燃焼する再生方法。
車輌の走行中に、DPF内に一定の量のススが溜める事で自動燃焼を開始してくれます。
一般的には走行中にエンジンの回転数が上がり、水温が300℃近くまで上がったところでDPFの再生を行う機能です。
自動再生中にエンジンを切ってしまうと、燃焼が出来ずにDPFの詰まりを引き起こす場合があります。
 
②手動再生
ユーザー側が意図的におこなう再生方法。
手動再生とは一旦車両を止め、高回転のアイドリングを行う。インジケータランプ・DPF再生ボタンを押すことで、手動再生が開始します。
インジケータランプが点滅している場合は必ず手動再生をおこなってください。(マツダを除く)
万が一、手動再生を中断した場合は、出来るだけ早く手動再生をおこなってください。
手動再生を無視した場合は、インジケータランプが点灯・エンジンチェックランプが点灯し、エンジン制御がかかります。(速度が40~50kmに制限されます)
こうなってしまうと、ユーザー側ではお手上げです。ディーラーか整備工場で修理をしてもらいましょう。
 
③強制再生
ディーラー・特定の整備工場しか出来ない最終手段。
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※画像は強制再生中の画面
ディーラーまたは、特定の整備工場で専用のテスター等を用いて行う。
DPFの内部を強制的に約600度近くまで上昇させ、DPF内に残ったPM(粒子状物質)の再燃焼する方法です。


※複数回の強制再生にはご注意ください!
強制再生を複数回繰り返してしまうとDPFに負荷が掛かり、DPF内にある触媒が溶損する場合があります。
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※画像は強制再生を繰り返したDPF
強制再生後、1週間~3週間内で再びチェックランプ・インジケータランプが点灯する場合は、触媒の交換・洗浄が必要になります。

強制再生にならないように日々の点検も大切ですが原因は様々になるので今後の記事ではもっと詳しく掘り下げてお話しできればと思います。
ブログ一覧 | DPF再生 | 日記
Posted at 2024/04/25 00:01:01

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DPFドットコムです。 DPF専門店として、DPFマフラーの洗浄・販売・買取をいたしております。 DPFマフラーの専門家として、不具合原因の追求、適切な洗浄...

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