2023年11月30日
明日から12月ということで、今年も一年が終わろうとしています。
11月に入って、急激に体調が回復してきて、これは、もうティーダ様様の中古車セラピーということで、副業でやっていた仕事の方が少しばかり忙しくなってきたせいで、本当はオーディオ関係をもう少し煮詰めたいと考えていたところではあるが、ぐっと我慢して、働く時間帯に突入した今日この頃であります。
しかし、この一年を振り返るとなると、苦々しい事ばかりが浮かんできて、あまり気分が宜しくないのです。
1月に発病し、急激に死に近づいた2月初旬から、合計200日に及んだ入院生活というものは、苦痛以外の何物でもなかったわけですが、ようやく8月下旬に退院して、通院のみの治療に切り替わったとて、家でも半分寝たきりの状態で、半死の我が身を嘆いたものでした。
命が残っただけでも、めっけもんと思えればいいのでしょうけど、助かったからには、もう少し残りの人生を前向きに考えたいところなのに、抗がん剤の後遺症なのか食べるものは味覚異常でまったく美味しくないし、行きたいところもやりたいこともさっぱり浮かんでこなかったのですが。
通院にも使えて、自分が助手席や後席に乗ることを前提にした小型車選びが、無味乾燥した退院後の生活にわくわく感を与えてくれて、ティーダに巡り合えたのは、本当に福音でした。
精神的には、それが大きな復帰への足掛かりになったのは確かです。
人生は目的地に向かって歩いていくのとは違った味わいがある気がしていて、いつも道中という感じがします。そういう意味では、車の運転というものは、自分にとっては人生の縮図のような趣があって、単に走っているのが楽しいのだとすれば、単に生きているのが楽しいと錯覚できるような、そんな気がしております。
車を走らせる時、あまり意識することはなかったんですが、好きな車に乗っているときは、車との対話のような感覚がありますね。
特に ひとりで運転しているときは。
色々と期待値があって、そうなったのであれば、あまり驚かないのでしょうけど、 全く期待していなかったところから、現れたティーダという面白い車(相棒)に、今後残された人生の残り時間を楽しむ余地が、これからたくさんあるように、そんな事を考えて、一年を締めくくりたい気分です。
秋までの苦行のことは、さらりと風に流して。
走り続けられる間は 生きていて、生きているうちは、まだ 死んでいないのだから。
病気がなかったら、こういう感覚には ならなかっただろうなと思います。
Posted at 2023/11/30 22:22:09 | |
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