
14年落ちのティーダが私の愛車になって、まだ2か月。
車弄りは、オーディオ限定のみの素人で、ホイールですら基本ドノーマルを乗るのがこれまでのスタイルだったのですが、ティーダの乗り味に関しては、ちょっと味付けを変えてみたくなりまして、ボディ補強をコツコツとやっております。
勿論、ベースとなる情報は、諸先輩のインプレや整備手帳記事などから来ています。だから、試行錯誤はあまりしていません。何なら納車前から、補強部品をポチってました。
ティーダに乗り始めてすぐに感じたのが、「残念」というものです。同車格のクルマとしては、ものすごく秀逸な部分が多々あるのに、幾つか「おやっ」と思える点があるからです。娘の「出戻りデミオ」と同時比較すると、わかりやすいのですが、乗り心地はティーダが圧倒しても、ボディ剛性はデミオの勝ちになるんですね。すごく静かな状態から ガタガタ ゆらゆら の症状が出るティーダと、いつもコンスタントに騒がしいデミオという表現が適切かも知れません。
何だろう、例えるなら、普段真面目で優等生が遅刻するのと、ヤンキーが遅刻するのとの印象のギャップでしょうかね。後者はノーダメですからね。
ティーダの問題点とした掲げた点は、以下の通りです。
① 荒れた路面を低速走行する際に感じる振動(ガタガタする感じ)を何とかしたい。
② 大入力(ギャップ)に対する思った以上に強く感じる衝撃を緩和したい。
③ 中低速走行時に感じるリア周辺のゆらゆら感を無くしたい。
④ 高速域のハンドリングセンターがあいまいなのをもう少しタイトにしたい。
というものです。
最初に考えた仮説は、リップルコントロールサスペンションが、仕事をする基本環境は、スポーツカーであった事から、ボディ剛性を上げた方が、良い仕事をするのではないかというものです。
このサスペンションについて予備知識が全くなかったのですが、ソフトかハードのセッティングが特徴で、中間が出しにくいということが検索上位の記事に書いてあったので、ああ、なるほどね、みたいな感想を持ちました。
で、とりあえず目指す方向性は、フロアを少し硬くするというものです。
フロントストラットタワーバーは、立体的な補強の部類になるかも知れませんが、ストラットサスペンションなので、お約束的に入れてみました。
ティーダの最大のセールスポイントは、静粛性(路面状況が良い場合)なので、硬くすると反面、うるさくなる可能性があります。
そして、乗り心地が悪くなる可能性もあります。
そのあたり、どこでバランスを取るのかを調整する必要があるわけです。
ストラット+トーションビームのFFは、B3やB4アウディで随分と親しんだ乗り味で、限界挙動も含めて、非常に運転しやすく、かつ好みの乗り味なので、ある程度そっちの方向を目指すというのも、頭の片隅にありました。
同じ日産でも前車ウイングロードは硬かったので、多少硬くなっても好みの乗り味が出てきて気にならなければOKで、一方、問題点が解決出来れば大丈夫というものです。
リア側の補強は、フロアサポートバー、トランクバー、そしてリアエンドバーの3点セットで、ほぼ、問題解決したと考えています。
これで①から④までの問題点は解決しています。
リアシートの下はまだ手付かずですが、リア側からの異音等は、まったく感じなくなりました。リア側は大満足の結果となっています。
しかし、新しい課題が出てきました。
それは、フロント側のフロア近辺から低音のこもり音がすることです。
そこで、次は、フロントブレース的な補強をしようと計画しています。
それと、フロント側フロアパネルのデッドニングでしょうか。
④とのトレードオフで、低速時のハンドリングが重くなったのと、接地感が低減している問題もありますが、まあ、仕方ないかなとも考えています。フロントタイヤの偏摩耗につながるかも知れません。
現段階で、9割がた満足の結果になっているかなと思います。
ちなみに、乗り心地を考えて一時期下げていたミシュランタイヤの空気圧は、また少し上げています。
もうすぐスタッドレスの季節なので、そうなると乗り心地がソフトになってしまうので、その前に、フロント側を仕上げていきたいと思います。
Posted at 2023/12/12 10:08:08 | |
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