
ティーダの乗り味を自分好みにするために、取り急ぎボディ補強に目をつけたのですが、そんな取り組みをしてみたのは、車歴20台を超える人生でも初のことでした。
何故、今まで、そういったことをしなかったのかと云えば、仕事が忙しいから遊んでいる暇がなかったからなのかも知れませんが、業務内容が工業製品の開発支援だったので、本業の無理難題を解決するための試行錯誤に忙殺されたというか埋没してしまって、個人の事にかかわっている余裕が無かった、という一因もあると自己分析しています。
ティーダを所有する前に、口コミをたくさん読んだのですが、乗り味にケチをつけているコメントが多すぎて、ちょっと閉口気味でした。そもそもT社は良くてN社がダメみたいな考え方の人もいるみたいで、双方に縁があるカーライフを送ってきた当方には、価格や車格を考慮すれば好みの問題かと・・・としか思えないのですが、まあ、実際に所有してみると、なんとまあ素晴らしいチャレンジのある車なんでしょう、というポジティブな感情が湧いてきて、とことんお付き合いしましょう、という気分になっている次第です。
長い入院生活を送ると、他の入院患者さんとか看護師さんとの会話も多かった中で、趣味の話になったとき、何かあるんでしょう?と聞かれて、全く何も思いつかなかったという事で、いかにも多方面に興味があった若い頃と比較すると、仕事と子育てに埋没しているここ17~8年の自分の姿が、らしくはないのかも知れないと思うようになって、リハビリの意味でも車弄りに没頭したくなったのだろうと思います。
さて、迷走中のティーダボディ補強プロジェクトですが、確かに硬くなることによる利点もあるけど、損なわれるものも存在することが体験的に実感できるようになってきました。
で、いまさら、関連記事を検索してみたのですが、オーテック関係の方のコメントにもあるように、AXISのチューニングがドレスアップのみで、補強は止めたとか、AXISパフォーマンススペックですら、補強無しで、電動パワステのチューニングと、サスペンションキット交換くらいということですから、よっぽと、ノーマルボディのバランスが良い状態というのが正しい理解みたいに書いてあったのです。
補強に関して素人工作の難易度は高そうです。
一方、タワーバーにしろ、補強バーにしろ、個人的カスタマイズも 入れたらそれなりに変化があって、マイナス面もあるけど、プラス面もあるという認識で、乗り心地だけではなく、ハンドリングも変化するので、好みが味わえるのも面白いと感じる部分もあるわけです。
調整というのは、ブランコの揺れが収まるような雰囲気で、振れ幅をやりすぎたところから、行きつ戻りつというのが、面白い部分で、数千円単位ではコスパは悪くなるんですが、お安い趣味だと割り切って、つき進んでいこうと思っております。
ソフトを意識した補強ということで、バネやらゴムやらを加えた補強に変化してきている訳ですが、リアエンドバーはゴム+面で抑制とか、ちょっとスタイルを変えてみたり、今回のトランクバーバージョンⅢのように、柔らかめのシャフト素材でツインにしてみたりと、あれこれとっちらかって大変です。
現状の仕上がりは、振動をダイレクトに受け止めず、かつロールというか姿勢変化を抑制する効果があるように感じて、硬くして好みになったハンドルのタイトな雰囲気が減退した以外は、マイナス面があまり感じられません。
基本コンセプトは、純正ショックは変えないで、内装も基本的には加工しないというもので、一部、トランクバーの周囲のカーペットにカットと裏のリブを削ったりはしています。
トップ画像の構想図の様に、スペアタイヤの開口部の干渉やシートバックの最後尾で最大角度時の干渉などの関係で、斜めに配列とか、何でこうなった?みたいな見た目になっている個所も出てきています。
エンドレス的な状況にあっても楽しく感じられるのは、思考錯誤の面白さでしょう。仕事でやると納期や経費がガチガチでストレスマックスですけど、趣味だとそうならないのは、良いですね。
Posted at 2023/12/19 12:27:08 | |
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