2024年05月25日
ティーダのスピーカーをエンクロージャー化して、自分としては別次元の音が出るようになったと自己満足の世界に浸っているのだが、当初は、低音が出過ぎる印象で、ちょっとやり過ぎたか?と思ったものの、時間の経過とともに、この音の出し方は悪く無い、と思えるようになってきた。
今回、早く聴いてみたい衝動に負け、綿密な試作段階を省略して、えいやっと作ってしまった反省の意味合いから、次回は、もう少しエンクロージャー容量を小さくして、デザイン性を向上させようか、などと考えた時期はあったが、時間の経過とともに考えが変わってきて、これはこれで「あり」な結果だったんだと思える次第。
ただし、ボリュームを上げて聴かないと、面白くない。
つまりは一人乗車の時だけに訪れる至福というか、使用状況は限定される。
つくづく実感するのは、デスクトップでカーオーディオをホームで聴くみたいな環境を作って試聴した時とは、随分異なる印象なんだなということ。
恐らくホームオーディオでも、似たり寄ったりだろうが、環境というものが、音場に与える影響は、かなり大きいと言わざるを得ない。
試験的試聴環境は6畳程度のプレハブ作業小屋だったので、設定空間容量はクルマよりは広いものの、ホームオーディオの環境にすると、空間容量としてはかなり小さい。
使う機材の性能差もさることながら、やはり、音の聴こえ方は、カーオーディオの場合は、独特なんだと痛感した。
クルマの場合、何よりも違うのは、タイヤやエンジン、或いは風切り音といった騒音とか振動といったクルマ固有の環境が音場に与える影響が、相当あるということだ。
だから、低音やリズムを強調したような音場を作ると、これはこれで、なるほとカーオーディオの一つの答えなんだなと。
同じ楽曲でも、打楽器とかベースやピアノ(特に中低音)が、しっかりと聴こえてくると、何だか違ったサウンドとして楽しめて、それがドライブミュージックとしては、個人的に好む楽曲と相まって、ポジティブに楽しめるものになるんだなということだ。
余計な雑音を打ち消す効果が出る分、音楽が楽しくなるというからくりが成り立つのかも。
結果としてプラスに作用したことのもう一つの効果は、ティーダの補強による弊害として振動の増加に対し打ち消し効果があるということで、特にフロントタワーバーを外してまた付けてと実験した結果、明らかに振動増加した乗り味をネガティブに捉える必要が無くなった点にある。
ティーダの乗り味を改善するなら、リアの重要性が高い と個人的には感じていて、フロント側をマイルドにしようとするなら、どうしてもタワーバーがネックになるのだが、やはり外すとハンドリングがルーズになってしまうので、ちょっとつまらなくなってしまう。
しかし、オーディオで楽しみながら走るなら、ネガティブ要素は感じなくなるのだ。
だから、結果オーライということなんだが、カーオーディオは、自分好みの楽曲が、楽しく聴ける方向に向けて、誇張したような音場にすること、というのが答えの出し方だったんだな、と学習した今日この頃なのである。
それにしても、13センチで、よくこんな低音が出るのには、本当にビックリだ。
Posted at 2024/05/25 21:06:15 | |
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