本ブログは一個人の独り言だと思って読んで下さい(笑)
長文になります。。。
いま話題の「TVキャンセラー」ネタですが、私、もしかしたら凄い事に気付いたかもしれません!?
それはスバリ、不具合の出る可能性が高い車種の見分け方です。
昨日、警鐘者の方が新たな動画をYouTubeへアップしていました。
その説明の中で、何度も「AIが矛盾を検知してセーフモードに入る」と言ってました。
ただ、全面的にAIが実装された車って、まだそんなに存在しないハズなんですよね。
そもそも、全面的にAIを実装するためには従来のCAN通信ではなく「車載Ethernet」が必要なハズなんです。
つまり、「AIが矛盾を検知してセーフモードに入る」と言う説を真とするならば、一つ目のポイントは車載Ethernetになります。
余談ですが、警鐘者の方が言っている技術的根拠がブレて来ている気がするのは私だけ??
当初はCAN通信が云々と言っていたと思ったのですが、、、
ここで少しAI(人工知能)について触れたいと思います。
従来のソフトウェア制御方式は、可能性のある全ての情報をInputして、さらに「判定条件」「結果に基づく後続処理」などをすべてプログラミングして実現しています。
従って、プログラミングされていない想定外のInput情報が入ってくると「例外」扱いでエラーとなります。
この為、限定(特定)できない無数のInput情報を処理する必要がある「自動化運転」は、従来のソフトウェア制御では実現困難なんです。
そこでAIの活用となります。
但し、自動化運転の実現には全面的にAI活用が不可欠となりますが、この為には越えなければならないハードルが幾つも存在します。
そこで「部分的なAI活用」から始まっているのが実情です。
ちなみに、多くの車種が採用する「自動ブレーキ」「アダプティブクルーズ」などの機能は主に車速は勿論のこと、ミリ波レーダーとカメラからのInput情報などに基づき制御していますが、カメラは「画像処理技術」が用いられており「AI処理技術」ではないと思われます。
もしかしたら、カメラデバイス単体としては画像処理結果の判断にAIが活用されているかも知れませんが、ECUには判断結果しか渡されていないハズです。
なお、AIの学習方法は主に「機械学習」と「深層学習」になります。
正確に言うと「深層学習」は「機械学習」の進化版です。
分かりやすく言うと「機械学習=基礎」と「深層学習=応用」みたいな感じです。
機械学習では、人間が判断する条件をAIへ教え、判断はAIが行います。
それに対し深層学習は、判断する条件さえもAIが自ら学習します。
深層学習はディープラーニングとも言われますが、この深層学習こそがAIの真骨頂となります。
余談ですが、AIによる黒人差別事件があったのをご存じでしょうか。
AIが黒人の写真を「ゴリラ」と判別してしまった事件です。
これは人間が判断条件をAIへ教え、AIが誤った判断をした結果なので「機械学習」となります。
この誤った判断をさせない為には、人間がより多くの判断条件をAIへ教える必要があります。
もしこれが深層学習だったら・・・。
時間経過と共にAIは成長しますが、それまでに幾つもの誤った判断をする事になります。
もしかすると、取り返しの付かない誤りかも知れません。
ここで話を自動化運転に戻しますが、この自動化運転に適したAIの学習方法は何か?
私は「人間が判断する条件をAIへ教え、判断はAIが行う」機械学習が適していると考えます。
では、「部分的なAI活用」とは具体的に何なのか?
代表的なものが「対話型サービス」です。
「Hey Toyota!」
「ご用件は何ですか?」
まさにこれはAIを活用した技術となります。
ただ、この対話型AIが「TVキャンセラーの矛盾を検知して云々」とは考えにくいので、別のAI活用機能が怪しいと思います。
それはズバリ「ドライバーモニターシステム」だと思います。
まさにこれは、ステアリングコラムに設置されたカメラで運転者の顔の向きや眼の開閉状態などをAIが判断し、異常時には車を制御する機能となります。
このドライバーモニターシステムは、「ナビ+高精度地図」と組み合わされて実現される高度運転支援機能「アドバンストドライブ」の一機能となります。
正式には「トヨタチームメイト アドバンストドライブ」と言うみたいです。
つまり二つ目のポイントは「アドバンストドライブ」になります。
この機能を有する現行トヨタ車は「アルファード」「ヴェルファイア」「ヴォクシー」「ノア」「クラウン(セダン・クロスオーバー・スポーツ)」「センチュリー」「MIRAI」となります。
なお、話題にあがっているマツダ車(CX-60)にもこの機能があります。
纏めると高度運転支援機能が搭載された車種で不具合が出る可能性が高いって事になります。
外見上の見分け方はステアリングコラムに設置されたカメラの有無になります。
ちなみに私のハリアーには、こんな先進的な機能は御座いません(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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Posted at
2023/11/27 14:40:51