オーバーホール　(3) コンセプト-メニュー　964 turbo M30/69

今回のエンジンオーバーホールのコンセプトと
メニューを決めました！

①「10年後も見据えた、無理のない、近代化改修」
② 「サーキット走行にも十分に対応」
③ 上記を満たせる最大額の予算

空冷flat6 turboという、もはや新車では絶対に有り得ない
パッケージの「味」を尊重しつつ、燃料と点火を
現代風の制御systemへ置き換えます。
　壊れると既に部品が出ないものもありそうなので
　今のうちにリプレイスが裏事情

エンジン本体は、元々がレーシングスペックを持っているのですが
In/Outのポート加工、high boost対応のクーパーリング加工
ハイカムによってバルブリフト量が増加しているので、ピストンリセス加工
一部ボルト類を強化品に交換、再使用部品のWPC加工、
バルブシート打ち替えや、ブッシュ類の交換、などなど

油圧のかかる乗り方と、オイル管理の基本を守れば
10年〜行ける仕様に(タペット調整は距離や音の出具合次第ですが)

予算オーバーついでに、フライホイール、クラッチ、LSDの
動力伝達系も同時リフレッシュで工賃を若干cut

※これ以上のモアパワーを求めると、変更部品点数と価格が増加
　また、耐久性は低くなりかつ、気軽に乗れなくなるという
　ありがたい先達のご意見を頂きました。
　ノーマル　* 2.yの出力出している方の話なので説得力あります。

これで　M30/69のウィークポイントは潰した筈！
　3.3 turbo SバイザッハSpl(M30/69SL)よりも余裕を見越した感じ
ウェイストゲートバルブとタービン(k27)、ミッションは、以前
オーバーホール済みなので、今回は見送り。

足回りのブッシュ交換や、キャリパーは様子見。
　ピロにしたいし、6pod入れたいけど、、、

※オリジナルコンディション推奨派から見れば
　愚行だと思います、私もかなり悩みましたが
　boost 1.xの魔力と、開発予算や期間の問題で
　実現できなかったエンジニアの想いを具現化出来ればと
　考えました。(実際　RufはBTR2という964 3.6turbo ベースの
　車で、似たような事やってます、930CTRでインジェクション化しているので、正常進化だと思いますが)