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ガレージKATOのブログ一覧

2023年11月23日 イイね!

強化型ショートスタビリンクの製作(その4)

左右で2個完成しましたので、車両に取り付けます。
もう何度何度もスタビリンクの脱着を行っているので片側3分もあれば交換完了です。



メーカーのマニュアルから説明図を借用しました。
「締め付けトルクは50N・m」




右側のスタビリンク取付状況。



左側のスタビリンク取付状況。



スタビリンクの純正比-23mmと-27mmの差はそれほど体感出来ませんが、純正長とは大きく異なります。また耐荷重的にも余裕が大きいので安心してハンドルを握ることができます。また、デザイン的にリンクボール同士の一体感があった滑らかな形状は気に入っています。
これをもって一旦スタビリンクの製作は終了しますが、走行過程で気づいた事柄は今後も継続して書きたいと思います。
Posted at 2023/11/23 05:12:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | JB74/JB64 | クルマ
2023年11月22日 イイね!

強化型ショートスタビリンクの製作(その3)

リンクボール同士の接続は内部のM10全ネジで強力に接続されているのですが、回転方向の固定がこのままでは弱いので固定が必要です。
安易に溶接をすれば良いと思ったのですが、メーカー仕様にも合ったようにホルダ部は高強度亜鉛合金です。
亜鉛合金とは何?と脳が真っ白になりました。
しかも亜鉛合金の加工は未経験で、似たような材質ではアルミ鋳物(ダイキャスト)があります。
ここまで来たら一か八か溶接するしかないと思いチャレンジします。
初めはA50材の溶接で使用しているφ2.0mmのアルミ用溶接棒でカットした端部を2個付き合わせて練習しました。

*************結果は予想通り玉砕でした***********



そこで、トーチのノズル口径を大きくしてガス量と溶接電流を調整します。また純アルミ用の溶接棒φ1.6mmに変えて、リンクボール同士を溶かして溶着する方式に切り替えました。補強でアルミを溶かして上にのせる感じで点付けしてみました。亜鉛合金もアルミ合金と似ていて溶け具合が肉眼ではほとんどわかりません、微かに表面の肌にしわが出来たら溶けているというイメージです。それから亜鉛合金の融点がアルミ合金よりもかなり低いので溶け具合は早いです。



このような感じで点付けと工場エアーによる冷却を繰り返して一周溶接が完了しました。
やはりアルミの溶接と一緒でアルゴンガスが届かない箇所が直ぐに酸化して黒くなるので、その都度ワイヤーブラシでススをクリーニングします。



前回製作したショートスタビリンクとの長さの比較です。
・上側前作  純正比-23mm
・下側強化型 純正比-27mm



最終的に長さの話ですが、何ミリが良いのかはドライバーの感性や足回りのセッティング・路面の凹凸状況にもよるので結論は出ないと思います。しかしスピードが出ている場合はリンクが短いほうが効きが早い傾向にはあるとは思います。

次回は車両に取り付けます。
Posted at 2023/11/22 00:03:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | JB74/JB64 | クルマ
2023年11月21日 イイね!

強化型ショートスタビリンクの製作(その2)

リンクボールを連結した状態でのボルト間は約90mmで純正比-3mmでそれほど短縮しないことが分かる。



そこで端部の2面幅分を切断用グラインダーにてカットした。



合わせてM10 P1.25mm SCM435ボルトも切断した。そして、端部ねじ山修正した全ネジ約30mmを2本製作した。



切断した状態ではねじ山が入らないのでタップを立てて修正する。



全ネジを取り付けるとこんな感じ。



仮組した状態はこちら。



これでM10ボルト中心の間隔は66mmまで短縮できた。(純正比-27mm)
ここで一番大切なのはリンクボールの位相を合わせるために何度もやすりで端部を0.1mm単位で削る必要性があること。(強く締め付けた状態で位相を合わせる)

次回は最大の難関、回り止めの固定です。
Posted at 2023/11/21 05:09:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | JB74/JB64 | クルマ
2023年11月20日 イイね!

強化型ショートスタビリンクの製作(その1)

強化型スタビリンクとして使えそうな部品を探してみた。
このリンクボールを2個連結することでスタビリンクとして使えそう?
スペックは以下の通りです。

・THK製 リンクボールBL10D (M10仕様)
・ホルダ/高強度亜鉛合金
・ボール付シャンク(軽浸炭炭素鋼球硬度)/Hv650以上
・ボール付シャンク(シャンク部)/S35C(HRC20~28、クロメート処理)
・静負荷容量(N)18300
*連結するM10ボルト(全ネジ)はSCM435を使用します。

動荷重は余裕を見て静負荷の1/3程度とみて6000Nと想定した。
THK製はピロボール式ラテラルロッドでも採用した信頼のあるメーカーなので今回も安心して使用できそうです。



仕様にはホルダが高強度亜鉛合金と説明されている。高強度は良いが亜鉛合金とは何だろう?外観はアルミ製に見えるのであるが・・・
内部にM18P1.5メスねじがあるので全ネジを挿入すれば連結は可能。しかし回転方向には周り止めが必要であるが、ナットで固定だと長さが16mm長くなるのでショートスタビとしては使えない。



ホルダ部の先端(2面幅)を10mm程カットすれば前回製作したショートスタビよりも短くなる可能性はある。



次回はリンクボールとM10ボルトを切断して組み立てに入ります。
Posted at 2023/11/20 00:19:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | JB74/JB64 | クルマ
2023年11月19日 イイね!

ショートスタビライザーリンクの製作(その5)

オンロードでのショートスタビリンクのフィーリングについて書きます。
純正比-23mm仕様のスタビリンクですが、ハンドリングは想像以上に良くなりました。運転してすぐに分かるのがロールの少なさでフロントの足回りの剛性が上がったような感じです。逆に言えば足の動きを規制しているので当然ですが、オンロードだけなら非常にしっかりした感じです。この足なら峠を攻めたくなる雰囲気になります。しかし、オフロードでの特にモーグルのような左右の足が自由に動いてほしい場面でどんな感じになるのか、そのうち試してみようと思います。

オンロードに特化したショートスタビリンクですが、材質が炭素鋼と仮定してコーナリングで車両重量の半分の力がかかったとします。その場合、せん断荷重で破壊までの安全率が2倍程度しかないと思われます。溶接構造なので強度はさらに落ちますのでやや不安な面もあります。そこで強化型ショートスタビリンクの製作が求められます。次回以降少し検討してみたいです。

Posted at 2023/11/19 00:01:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | JB74/JB64 | クルマ

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「ピュアチタン・JB74ボンネットバーの軽量化(その2) http://cvw.jp/b/3586468/48462577/
何シテル?   06/01 17:16
ガレージKATOと改名しました、よろしくお願いします。
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