ガレージKATOのブログ一覧

フロントデフガードが完成しましたので車両に装着しました。固定はM8ファスナー4か所ですが今回もチタン合金製のファスナーとワッシャーを使用しています。



今回もオイルドレーン用の穴は強度低下の観点から加工していません、泥などが溜まるリスクはありますが、こまめに高圧洗浄すればよいのです。また基本チタン材は海中でも使用できる素材なので錆びにくいのです。



表面処理はしていませんが、チタン合金の鈍いグレー色がとても好きです。ラテラルロッドはステンレス304ですが結構艶がでるのと対局で素材の色の美しさが堪能できます。



最後に緩み防止のセーフティーワイヤーをかけておきました。
市販車両では三菱JEEPのメンバーフレームにも使用していましたが、採用しているのは自衛隊車両とか航空機くらいでしょうか？



これでデフガードの製作記録は終了します。
今後はフロントバンパーも製作したいのですが、材料を見積もっているところです。
材料費のみで最低10万円ほどになりますが、失敗したらドブに捨てるようなものですので慎重に検討しています。

通常の鉄材などでは曲げ加工で溶接個所が減らせて作業の効率化が出来るのですが、チタン合金ではそうはいかずパーツ数が多くなり溶接構造がメインとなります。
ジグソーパズルを組み合わせるような感じでひたすらTIG溶接を行います。



内側に関しては溶接の溶け込みが弱い箇所のみしっかり溶接しています。



もちろん外側は全て溶接します。



質量測定結果では716ｇと鉄製４ｍｍ厚1709ｇと比較して約1ｋｇの軽量化を達成することができました。

チタン合金板の切り出しは切断用サンダーで行い、その後TIGで溶接します。

デフに仮固定して点溶接で位置を固めます。



チタン合金板の曲げはクラッグが入りますので、曲げた後TIGで溶かしてクラッグを除去する方法をとりました。



アルミ材に比べると熱による歪は少なく溶接はし易いです。
慣れてくると鉄と同じような感覚で溶接が出来てしまいます、不思議だ！！

リア側に続いてフロント側も製作します。
リア側完成後にしばらく更新できなかったのはフロント分の材料の調達に時間がかかったからです。



フロント側は極力軽量化をしたいので、全てチタン合金３ｍｍ厚で統一しました。
リア側は固定部は４ｍｍ厚でその他は３ｍｍでした。
サイズは保険分も入れて150ｍｍ×300ｍｍを3枚購入しました。



前回とほぼ同様の工程を踏めば出来るので短期間で完成させるつもりです。

完成後更新が遅くなりましたが、デフガードの車両への取り付けを行いました。






これで製作は終了します。