北海道の電気代は関西の2倍〜
北海道電力は最大@45.45円/kWh(
従量電灯C、400kWh〜)
関西電力は最大@23.63円/kWh (
従量電灯B、300kWh〜)
ガスや灯油が全国ほぼ同料金なのは、ガスや灯油は運んで保管できるから。一方で電気は、運ぶには送電線が必要で、保管には高価な蓄電池が必要。アメリカも州によって電気料金は大きく異なる。例えばハワイはすごく高いらしい。
四国は「本四連携線(240万kW)」が、瀬戸大橋に敷設されている。九州は「関門連系線(556万kW)」がある。北海道は「北本連携線(60万kW)」「新北本連携線(30万kW)」で、増強が必要。送電線がしっかり通れば、このような電力価格差も調整できる。
高い北海道の電気代でも、ガソリンより経済的だろうか。
EVにとって最も条件が悪いのは、冬の短距離走行。なのでWLTCの市街地モードで比較〜
・ID.4 Pro (2WD)
WLTC市街地モード 125Wh/km
@45.45円/kWh なので、 125 * 45.45 / 1000 = 5.68円/km
・ハリアー (2WD)
WLTC市街地モード 11.3km/L = 0.088L/km
@165円/L として、 0.088 * 165 = 14.60円/km
北海道の電気代でも、EVはICEの38%の燃料費で済む。ちなみにWLTCには充電時の損失(ID.4なら約5%)も含まれている。
・EVにとって冬の短距離走行が最も効率が悪く、燃費は70%減で見る。7km/kWhの通勤路が2.1km/kWhになることも。
5.68 / 0.30 = 18.93円/km
・内燃機関車も冬は燃費は30%減になる。
14.60 / 0.7 = 20.86円/km
北海道の場合、冬の4ヶ月は90%、残り8ヶ月は38%の燃料費。年間にならすと55%の燃料費で済むことになる。
関西の場合は北海道の燃料費のさらに半分〜
北海道は再生エネルギーのポテンシャルが高いけど、原発は停まってる。電気は値段だけじゃなくて、クリーンなエネルギーを選べるかどうかも大事なポイント〜
Posted at 2023/12/31 23:56:49 | |
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