2009年10月04日
講習会開催
毎月開催している、弓道の地区合同講習会に参加しました。
称号者の先生が4名いらっしゃったので、体配を細かくご指導いただきました。
毎回、入退場について言われているのは、国旗に対する正対の向きです。道場によって掲げてある国旗に対する角度は違うので、入場して二歩目の角度は、事前に確認しておかなければ正対できないはずです。間違うと足の爪先や体が国旗に正対しません。目だけあるいは顔だけ正対するのは、礼を失することになります。また、同じ立ちで各人の正対する角度がバラバラでは、見た目にも気遣いが不足していると思われます。特に審査や試合では、初めて組む人たちとの立ちとなることが多いわけですから、気遣いは大前だろうが落ちだろうが必要なことです。
入場口で二番以降の人は、弓の末弭が前の人の右側にでていなければ、自分が入場するときに前の人の踵を突いてしまいます。「弓の末弭は常時体の正面にある」という思いの方が多いせいか、入場でもたつく場面が何度かありました。もちろん基本はそうなのですが、時と場合により対応が変わることを意識しなければなりません。いわゆる『場の掌握』です。こういったことは支部での指導・稽古が徹底されているかどうかが解りますので、低段の頃に基本としてよく指導すべきです。
今回、四段以上は持ち的射礼を行いました。自分の所属する道場は狭く、持ち的射礼をすることが不可能でしたから、私自身初めてでしたが、立つタイミングなどしっかり勉強するつもりで入場しました。
定めの座に着くまでの距離が短かったので、足を運ぶ距離を調整し、歩数を合わせます。隣の人たちの動きを視界の中で確認しながら、正座して礼。屈体の角度が合うように注意しながらタイミングを計ります。
立ち上がって本座側へ移動しますが、一度入場口側へ向きを変える際、前の人との距離が近い(道場が狭い)場合、弓の末弭は左側に位置します。移動する間に立ち間隔がキチンととれるように足幅を調整し、本座に着きます。当然、本座位置に合わせて跪坐できるように、視線を動かさず視界の中で右隣の人の位置を確認します。
肌脱ぎ等はいつもやっていたので、問題ないかと思っていましたが、妻手で籐頭を持つ位置がやや高いとの指摘。持ち代える際には矢摺り籐の中央やや下寄りにしか妻手親指が入りませんから、そこから下へずらすわけですが、その移動量が少ないとのこと。妻手親指の中心線が籐頭の位置に付かなければいけません。やはり称号者から見れば、細かいところが目に付くようです。
一立ち約10分の行射中は、跪坐で体勢が崩れないようにしておかないと目立ちます。五段までの審査であれば、問題なかったのですが、持ち的射礼は一度跪坐すると次に立つまでの時間が長く、常に腰を生かした状態を保っていることが非常に辛く感じました。やはり普段の稽古で耐えられるようにしておかないと、射礼はきついと思います。
その後、全参加者で執弓の姿勢を確認し、要所のご指導をいただきました。支部に戻ったら、他の支部員にもしっかり伝達し、稽古に励んでもらわねばなりません。自分でも近い将来、称号を目指すことになりますので、これらのことは自然とできるようにしないと、後進の模範とはなれません。まだまだ修行が足りないと感じた一日でした。
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弓道 | 日記
Posted at
2009/10/05 10:21:15
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