
本日千葉市で行われた関東連合審査を受審しました。結果は、甲矢乙矢ともはずし、不合格でした。
受審申し込み者192名、欠席11名、合格者は12名で、合格率7%を下回るものでした。
天候は曇りがちでしたが、湿度が高く、男性受審者は肌脱ぎに苦労していました。私もその例に漏れず、身体全体から滝のような汗を流しながらの行射となってしまいました。事前に暑さを予想して稽古を重ねていましたが、本番の緊張感からか、今までにない汗との戦いとなりました。
射については、稽古してきたことの9割以上が出せたと感じていますが、如何せん、的中がなければ合格の判定を得ることはできませんね。
また他の受審者を見ていて気がついたのは、体配の未熟さでしょう。特に受審番号の若い人達(四段認許から3年くらいまで)の中に多く見受けられました。例えば、足踏み。足先が先に動いて上体が遅れてついていく。腰の動きが中心となっていないから、歩行中も同様である。また男性に多く見られたのが、肌脱ぎが終わって正面に向き直る際、弓の末筈を下ろすのが遅く、女性の弓の動きに合っていないこと…など。
私は五段を受審するのであれば、次の錬士あるいは六段を意識して稽古するべきと考えています。合格すれば、それは次の段位・称号を受審する資格を得るわけですから、その資格に恥じない体配・射技を念頭に置くのが当たり前と解釈しています。ある方から以前お聞きした話ですが、『五段は全日本弓道連盟の初段認許である』という考え方。もっともだと思います。
審査を受審して、今日一日で弓に対して感じたことがたくさんあり、今後どうやって弓(自分)に向き合っていくか、どのように後進を指導していくべきか、課題が更に多くなってきました。
Posted at 2008/07/28 09:42:08 | |
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