
今宵、ハイテンションなDJアロエが、世のGR,GVのオーナー様に捧ぐこのナンバー…
じゃなかった、このブログ。
新車で購入してから足掛け6年のGRBは、我が人生と同じく過走行まっしぐらで、走ること16万kmを超え、それなりにガタもきてる訳ですよ。
「おいおい、そんなに乗るか?」と突っ込まれちゃって、役に立ちそうで、たぶん立たない過走行レポートですが、興味のある物好きな方はとくとご覧あれ♪
で、まずはここまで走って、車はどうなっているかの状況から。
私の使用環境は、通勤+業務使用で高速+都内徘徊に加え、社内での過眠バリバリで○時間にわたるアイドリング状態、更に週末のドライブやサーキット走行とおよそ考えられる環境で使用しています。
整備手帳を見てください。
ご覧のように、一定スパンで常に油脂類の交換はしており、あとは細かなエラー程度で大きなトラブルには遭遇していないんですよね。
ただ、実際に走行していると色んなところから、色んな音が聞こえてくる。
それが心地良い音色ならいいんだけど、うーん、うめき声系?w
いちばん大きいのは、速度に比例してうめき声が大きくなること。
四駆の溝の深いオフロード向きのタイヤで高速走行してる感じといえばイメージできるでしょうか?
それから、高速のゲートをくぐって本線合流するときに、ステアリングを切ると聞こえてくる「コ、コ、コ、コ・・・」という軽めの乾いた音。
まぁ、細々と他にもあるけど、今回のレポートに関係あるのはそんなとこ。
で、そんな症状をまだお付き合いの浅いショップに相談してみました。
まぁ、こんだけ走ってるんだから、そりゃガタも来るさということで、まずは定番メニューの部品交換をすることに。
・クラッチ交換
・フライホイール交換
・ドライブシャフト交換
・フロントハブ交換
・エンジンマウント交換
・ミッションマウント交換
これが今回のメニュー。
作業のために各所の周辺部品を外してく行くと、開けてびっくり!
タービンとフロントパイプを結合しているボルトがなんと3本も抜けてる!!!!
けど、よくあるらしいです。
理由は熱!
熱で収縮と膨張を繰り返すことで、固着してしまうか、外れるかのどちらかという感じらしい。
フロントパイプを交換している方は、チェックをお勧め。
ついでに言うと、同じ理由でタービンの遮熱板もボルトが抜けていました。
これは、実は以前から知っていたこと。
ここは薄い鉄板をプレスした部品なので共振しやすく、ボルトが抜けたことで「フォワーン」という音が3000rpm回転前後で発生していました。
私の場合は非常に小さな音だったけど、走行中に窓を開けて、壁からの反射音を聞くと聞こえました。
で、以前ディーラーでチェックしてもらって音源は把握していたし、原因が大したことがなく、締め直すにはちょっと手間がかかるので、放置してたという訳。
ただ、これはオチがあって、今回の作業で画像の通り、割れていることが判明!!
確かに音がしなくなっていましたが、まさか割れてたとは。
これは、放置し続けたことで、共振を繰り返し金属疲労をおこした結果だろうとのことでした。
うーん、金属疲労・・・
そんな概念は日常にないから、気にも留めてなかったけど今後は気に留めとかないと。
ここは溶接で対応してもらいました。
インタークーラーを外してみるとのブローバイもそこそこ吹いてきてます。
ここは日常のメンテで、オイルの減りをチェックしながら経過観察することに。
で、車をあげて工事開始。
いやぁ、ヤバい!!!!!

エンジンマウントの画像ですが、完全に鉄板とゴムが剥離してます。
エンジンが載かってるだけ状態!
更にこちら

ミッションマウント。
こちらもゴムと枠に隙間があるのがわかるでしょうか?
ようするに剥がれてる訳ですな。
この2点のみ社外品のPRSの強化品を入れました。
純正3割増しの硬度とのこと。
レビューは別途。
で、ドラシャを外しブーツから先の部分を握って振ってみると、ガッタガタ♫
これが「コ、コ、コ、コ・・」の音の原因らしいです。
AWDは構造上、フロントのドライブシャフトには負担がかかり易く内部で摩耗しているとのこと。
ステアリングを切った状態だと負荷が大きくかかり、音がなるらいし。
ミッションを下してみると、シャフトは軽く錆びてまーす。
それから、クラッチの摩材のカスが溜まって汚ーい。
けど、クラッチそのものはまだまだ行けちゃいそうです。

相当綺麗に摩耗しているらしく、私の勝手な見積もりだとあと4万kmは使える感じ。
純正スゲー。
丁寧に使えばここまで行けるということ。
開けてみないと正直分からないところでもあるので、フライホイールも交換対象。
こちらもなんら問題なく、まだ使えますが交換。
ハブ交換作業時、飯を食って眠くなったアロエは客席で深い眠りについてしまい、見てませんw
なのでレポなし。
けど、ここもとっくに変えておくべき個所なのは間違いなし。
とりあえず作業はこんな感じで完了。
いざ乗ってみて真っ先に感じたのが、クラッチの軽さ!
一発目、エンストしましたもん。
錆びていたシャフトが原因だと思いましたが、これは走行距離に関係ないのかもと思ったりするので、最近クラッチが重く、自分の経年劣化が原因だと思われる方は、調べてみるのもアリかも。
残念ながら、うめき声は収まらず、原因が他にある模様。
私の素人見立てでては、ナンカンタイヤが原因かと勝手に思ってますが、どうなのか?
お店には電話を入れてあるので、調べてもらう予定です。
ハブやドラシャは変えたし、クラッチを切って惰性で走っても音は変わらないので、駆動系ではないと思うんだよなぁ…。
どなたかヒントがあれば是非ご教授を。
今回かかったコストは32万(税込)
正直、ディーラーと全然変わらないですが、車の状態をきちんと相談できるところでお願いしたかったので、主治医探しを兼ねて、ちょっと投資。
今後の対応に期待したいところです。