
このたび、自宅のデスクトップパソコンのCPU、マザーボードを更新しました。
今のCPUに更新したのは10年以上前で、経験ありと言いながら、細かいことはほとんど忘れていたので、次回があるかどうかわかりませんが、そのための備忘録も兼ねて、書き連ねます。

Windows10のサポートがあと1年だそうで、Windows11へのアップグレードの要件を満たすかどうか、PC正常性チェックをしたところ、無情にも要件を満たしていないとの表示が…。
長いこと、今のCPUを使ってきたので、この機会にパソコンのCPUを更新することにしました。

CPUは、IntelとAMDのどちらのメーカーがいいのか迷ったのですが、AMDを選択し、モデルは最上位のRyzen 9にしました。
マザーボードとメモリはどのメーカーのパーツを組み合わせるのが良いのか、正直わからないので、パーツショップでの購入時に、CPUとおすすめの組み合わせとして表示されたものをそのまま選択しました。
注文の翌々日に、頼んだCPUとマザーボード、メモリがクロネコで届きました。

マザーボードに、マニュアルの記載に従って、CPUとメモリを取り付け、電源やPCケースのケーブル類をつないでいきます。
マザーボードの箱に同梱されているマニュアルは、英語のマニュアルなので、メーカーのホームページにアップされている、日本語版マニュアルをタブレットで見ながらの作業です。

CPUの向きを合わせて、ソケットにCPUを置いてロックし、その上にCPUファンを取り付けます。
CPUファンのケーブルをコネクタに挿して、取付完了です。

メモリをメモリスロットに取り付けたあと、マザーボードをPCケースに取り付けるのですが、電源のケーブルやドライブを接続するケーブル、増設したハードディスクがマザーボードに当たってうまく入らないので、邪魔なものはいったん外して、マザーボードをPCケースに取り付けました。

フロントパネルからのケーブルをコネクタに挿し込みます。
しかし、50半ばのオッサンは老眼のため、細かいところが見えにくいのと、手が大きいので、狭いPCケースに手を入れてマザーボードの端っこにあるコネクタに正しくケーブルを挿す作業は、なかなか難しいです。

そこで、コネクタ簡単脱着ケーブルというケーブルを買って、先ほどの写真の右側のコネクタにこのケーブルを挿したあとで、このケーブルのコネクタにそれぞれのケーブルを挿すようにすれば、ピンに挿す作業がやりやすいです。

PCケースから出ているPOWER LEDのケーブルは3ピンなのに、マザーボードのコネクタは2ピンになっているので、ピン配列変換ケーブルを利用して、挿せるようにしました。

なんとか接続が完了したつもり…。
スイッチを入れると、パソコンが起動するはずなのに、起動前のビープ音すら鳴らず、ファンもすぐ止まります。
マザーボードのコネクタをよく確かめると、CPU補助電源コネクタに、電源からのケーブルを挿していないという、超初歩的ミス!

再度スイッチを入れると、ファンは回るようになったものの、ビープ音の嵐。
グラフィックボードの接続がまずかったのか、ボードを挿し直して、ディスプレイからのケーブルをDVIケーブルにしたら、今度はビープ音が2回になったものの、またしても起動せず、まったく困りました。
めげることなく、コネクタやメモリの挿し直しをして、スイッチを入れたところ、ビープ音が1回になり、ようやく起動するのかと思いきや…。

BIOS設定の画面がディスプレイに表示されるものの、そこから先に進みません。
SSDとハードディスクを認識はしているものの、Windowsが起動せず。
Windows11は、CPUを入れ替えたあと、起動ドライブを流用するポン付けが可能、と書いてあるのを読んだのですが、ダメなようです。

仕方がないので、嫁が使っているノートパソコンにUSBメモリを挿して、Windows11インストールメディアを作成しました。

それからUSBメモリを挿して、起動を試みたところ、Windows11のインストールが始まりました。

Windows11のインストールが終わり、初期設定をして、ようやくパソコンが起動するようになりました。
さすがにCPUが新しくなって、サクサク動くようになったのと、ファンの音が静かになって、快適です。
今回の更新ではドライブの類と電源、PCケースを流用したので、少しはSDGsに出来たのではないでしょうか。
ちなみに、このたびのCPU交換で、10人以上の諭吉改め栄一が旅立っていきました。
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Posted at
2024/10/19 22:56:16