
8月2日をもって路面電車が走らなくなった、(旧)広島駅~猿猴橋町~稲荷町の広島電鉄旧線など現在の状況です。

広島駅電停のホーム、定期券売り場とホームのポイントを切り替える詰所が入っていた建物はすべて撤去されて更地となっており、ここに電停があったことをしのばせるものは何もなくなっています。

広島駅電停へと続いていたレールがブツッと途切れています。
電車に電気を供給していた架線もなくなっています。

広島駅前を通る大州通りを渡って、旧広島駅電停の方向を眺めたようすです。

猿猴橋町電停は、電停の表示板の類がなくなったほかは、単管バリケードで囲まれてそのまま残っています。

南へ移動して、荒神三差路から広島駅の方向を見たようすですが、線路がバリケードで囲まれている以外は変わったようすはありません。

荒神橋の東詰から、荒神三差路の方向を見たようすです。

荒神橋の上はレールがアスファルトで埋められて、車道の幅員が足りていなかった分は、もとの線路を踏みながら走るようになっています。

的場交差点は、線路が撤去されてアスファルトで仮舗装されています。
こちらの交差点を、写真では左から奥の方向へと曲がる循環線の線路が新設されます。

比治山線の的場町電停は、線路と電停の上屋が撤去されています。
均しコンクリートが打たれているところに、南行きの新しい的場町電停が設置されるのでしょうか。

こちらにも八丁堀方面に行く的場町電停があったものの撤去されており、線路があったところが掘り下げられています。
こちらは、一段低く細長く掘り下げられた場所に、西行きの的場町電停が設置されるのでしょうか。

稲荷町交差点から的場町の方向ですが、古い敷石の中に線路がそのまま残されています。
このあたりは架線も残っており、循環線が運行を始めたら、このまま利用されるのでしょう。

比治山線の新しい稲荷町電停ですが、線路はバラストむき出しのままとなっています。
駅前大橋から南に向けて新設された線路は、こちらに電車が通るようになってもこのまま運行が続いており、路面電車ながら半ば専用軌道のようになっています。

稲荷町から駅前通りを北へと歩いて広島駅に戻ってきました。
広島駅ビルへ進入する路面電車の高架の西側に、新しく歩行者用の橋を架ける工事が続いています。

こちらの歩行者用の橋が完成すれば、路面電車と並行して、歩行者が広島駅ビル2階から広島駅前の交差点を南へと渡れるようになります。
Posted at 2025/10/22 21:24:36 | |
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