LARGUS VOLVO V50用 ピロアッパーマウント  

LARGUS付属のアッパーマウントはリジッドなゴム製のものだったため、交換しました。マクファーソンストラットササスのダンパーは、ストロークするにしたがって（上下だけでなく）首ふり運動をします。ツルシのアッパーではこの首ふり運動ができない構造になっているため、ストラット全体に余計な応力がかかるような気がします。精神衛生上宜しくありません。

また、こちらのアッパーは、ボルボV50用なのですが、3度までキャンバーがつけられます。アクセラとシャーシを共有している（というかガワとバッヂが違うだけ）のでポンづけ可能ですが、どうせならアクセラ用もこれにしてくれよという感じです。

さらに、付属のアッパーシートが優れもので、ベアリングが内蔵されています。これにより、スプリングが縮む際の回転運動を吸収し、ステアリングを切った際にストラット全体が滑らかに回転するようになります。

大変優れた商品なのですが、なぜこれが初めから付属しないのかが疑問です。多少値段が上がってもこちらの方が良いと思うのですが。。。

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2015/09/02追記

注意点を以下箇条書きにまとめました。

①ゴムアッパーに比べて厚みがあるので、20㎜程度車高が上がります。その分、可能であればショックの全長を縮めてください。ラルグスの場合、長いスプリングを使っていると、ショック全長が縮めにくくなっています。tEINだとこの問題はないようです。

②一杯までキャンバーを付けていくと、個体差によってはスタビリンクの頭の部分と車体が干渉することがあります。私の個体はホイールハウス内側のアンダーコートが剥げて干渉が収まりましたが、車両によってはハンマーで車体を凹ませる方もいるようです。

③ロッドのネジ部分の突出しはゴムアッパーに比べて短くなりますが、およそ1cmは余りますので、固定には全く問題ありません。むしろ、アクセラの場合ストラットの穴が小さく、突出し量が多いとキャンバーが付けられませんので、却って好都合です。このアッパーに替えると、突出し量が減ることでキャンバーが付けられるようになります。

④減衰調整ダイヤルは付けようと思えば付けられるけられるかもしれませんが、その場合はキャンバーが付けられません。これもストラットの穴が小さいためで、減衰ダイヤルを付けるとキャンバー位置は中立でつけるしかなくなってしまいます。3㎜のHEXを突っ込んでやればダイヤルがなくても減衰調整ができるので、特に問題は感じていません。

ですので、問題らしい問題と言えば②の車体との干渉だけなのですが、こればかりは個体差なので何とも言えません。BLアクセラはクリアランスがシビアで、BKアクセラの場合比較的余裕があるという話も聞いたことがあります。