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187ojisanのブログ一覧

2024年07月18日 イイね!

【長編】遂に…!遂に、退院…(泣) の巻

【長編】遂に…!遂に、退院…(泣)     の巻昨日の仕事終わり、自宅近くの月極駐車場に到着しiPhoneを見ると着信履歴が。

発信元は愛車の入院先の整備工場だった。



実は先週末に保証会社に連絡を取って進捗を確認したところ、ようやく部品の手配が完了し週明け火曜日あたりに整備工場に部品が到着するであろう旨を聞いていたので追加で不具合が発覚しない限り退院は今週中になるだろうと踏んでいた。


先走る気持ちを抑えつつ整備工場に掛け直すと案の定修理が完了したとのこと。

私はその場で叫び出したい気持ちになった。


ようやく、ようやく愛車が帰ってきてくれる。

この気持ちはやはり亡き愛猫が退院し帰宅出来ると聞いた時のものと同じである。


もう夕方であったため、翌日に引き取りに伺う旨を伝え電話を切った。



今回のIMAチェックランプ点灯に端を発するハイブリッドバッテリー異常に関しては、改めてブログなり整備記録なりを遺すつもりであるが、修理完了までに実に三週間という日数を要しそこに至るまでも紆余曲折あった。

本音を言うと、ハイブリッドバッテリーを交換してもまた何か別の異常が見つかって更に退院が先延ばしになるのではなかろうかという不安があった。

それだけに修理完了の一報を耳にした瞬間の安堵もひとしおであった。


そして今日、仕事中も愛車のことで頭がいっぱいであり、どうにか定時で上がれるように努めた。



まるまる二週間お世話になったサンバーくんにもお礼を言い、車内にゴミが残らぬようちゃんと灰皿も片付けた。

最初こそ面食らったわけだが、二週間もお世話になるとサンバーくんにはサンバーくんの良さがあった。
車は乗ってみなければわからないのだということを教えて貰った気がする。

ありがとう、サンバーくん。



無理言ってサンバーくんを二週間も貸してもらったこともあり整備工場の方々への感謝の気持ちとして飲み物の差し入れを持っていくことにした。


整備工場へ到着すると、まず交換した部品を確認してもらいますとのことで、今回異常が発生したハイブリッドバッテリーと対面した。


これがCR-Z ZF2(中期型)に搭載されているハイブリッドバッテリーである。

今回は純正新品部品との交換となったのでおそらくはこれと同じものが今の愛車に搭載されているのだろう。


ハイブリッドバッテリー交換後、テスト走行をしチェックランプが点灯しないことを確認し修理の完了となった旨の説明を受けた。

「後日、万が一再度チェックランプが点灯するようなことがあれば連絡をください。また保証会社と連絡を取り不良箇所を特定し修理いたします。」とのことだった。



そして愛車との対面。
この瞬間をどれほど待ち望んだことか。


IMAシステムの警告灯はちゃんと消えていた。

エンジン始動もいつもの正常なCR-Zである。


担当してくれた整備士さんにお礼を言い、また整備や点検などでお世話になりに来ますと伝え整備工場を後にした。


やはりこの運転席が落ち着く。
自分の車、自分だけの運転席。


久しぶりに運転した愛車の感想としては、

「低っっっっっ!!」

だった。


サンバーくんとの比較なので当たり前である。



そしてもう一つが、


「速っっっっっ!!」

だった。

まぁこれもサンバーくんとの比較なので当然ではあるのだが、改めてこのCR-Zという車、低速域でのトルク感は申し分無いと私は思った。


やはりとても良い車である。




そしてこの三週間ずっと気になっていたことがオイル交換である。

ちょうど交換時期が来ていたので早く交換したいと思っていた。



というわけで久しぶりにオートバックスに来た。

平日だから予約無しでもそんなに待たずに作業してもらえるだろうと踏んで来た。

案の定、20分ほどの待ちですぐにやってくれるというのでお願いした。

今回はオイルと一緒に添加剤?洗浄剤?的なやつもお願いすることに。

退院祝いということで愛車にとって良さげなメニューは薦められるがまま全部やってやろうという意気込みである。





ちなみにエンジンオイルはこれ。


で、このSOD-1というやつも一緒に入れてもらった。


作業中の様子。


タイヤとバッテリーの無料点検もやってもらったが、バッテリーが弱っているかもと言われてしまった。
つい先日交換したばかりだが、昨日の修理完了までの間は充電がされていなかったのでその間にダメになってしまったのか?

いや、しかしIMAシステムが復旧してからまだほとんど走ってないのでもしかしたら今後安定するかも知れないので様子見をし、数日後くらいにまた来て点検してもらうことにした。




そのほかにエアフィルターがだいぶアレになってるので交換されたほうがと言われ、見ると確かにアレなので交換しますと言ったが適合品の在庫が無かったので後日自分で適合品を調達し交換してみることにした。

更に、冷却水?の残量も心元無いとのことなので、

「全部やりましょう。もうね、全部やっときましょうよお兄さん。お兄さんがお勧めしてくれることは全部やっときましょうよ。ね。」


と返答した。


全部で13,000円くらいのお会計にはなったが、むしろ愛車の健康のためにお金を使わせて貰えていることに感謝なのである。🙏



オートバックスを後にし、このままドライブに行きたい気持ちだがなにせ朝3:30起きの仕事終わりなので無理はせず帰宅することに。




約三週間ぶりに愛車があるべきところに帰ってきてくれた。

毎日、いつもと変わらずに大好きな愛車に乗れる。

それがどれほど有り難く幸せなことかを身を持って知った三週間であった。


引き続き、自分なりに大切に乗って行こうと思います。










Posted at 2024/07/18 18:15:05 | コメント(1) | トラックバック(0)
2024年07月07日 イイね!

満足度の高い無駄遣い  の巻

満足度の高い無駄遣い  の巻愛車に触れることすら叶わない、絶賛禁欲生活中の私ですが先日いつものようにメルカリを徘徊している時に見かけて思わず購入してしまった物。

CR-Zの当時のパンフレットである。

元々収集癖のある私ではあるが、これは盲点であった。
最近でこそ修理関係でディーラーにお世話になる機会はあるものの元々新車で購入したわけでもなく、新車を購入するという選択肢も持たぬ私なので「車のパンフレット」というものの存在をすっかり失念していた。

これは是非とも手元に置いて置きたいと即ポチった。



当時テレビで放映されていたCR-ZのCMはYouTubeで観たことがあるが、パンフレットもそのイメージそのままに構成されていた。


「ハイブリッドカーは、エコで終わるな。」

CR-Zを象徴するとても良いキャッチコピーだと思う。


私の愛車のグレードはαマスターレーベルであるが、他にもいくつもの仕様がある。
しかし初期型のCR-Zはライトグレーを基調とした内装でエコやクリーンなイメージが強い。

このパンフレットはそういったCR-Zのメインイメージを全面に押し出したデザインとなっている。



そもそものCR-Zのグレードには大きくαとβの二種類があり、その比較も載っている。



こちらはアクセサリー関連のパンフレット。
モデューロのエアロパーツやサスペンションなどの紹介がされている。

二冊セットで販売されていたのでラッキー✌️

なにより、愛車と同じミラノレッドの車体が表紙なのでこれも個人的に嬉しいポイント。




このリアビューはほぼ私の愛車そのものの仕様となっている。

ほぼ、というかまんまそのものである。





そして実はそれに留まらず、同じ出品者が他にも気になる車種のパンフレットを出品していたので「まとめ買い依頼」を出して割安でこちらも購入。



シビック タイプRとS2000。


HONDAのスポーツカーを代表する二車種である。


まずはシビック タイプR。

正直、私はシビックに詳しくなくこの年式のタイプRがどのような車なのかは知らない。
しかし、以前街で見かけた別の型のタイプRが履いていた白いホイールに強烈な印象を受けたのを覚えている。
めちゃくちゃかっこいい。
なので私にとってシビック タイプRのホイール=白という公式が成立しており、このパンフレットを見てそのイメージはより強固なものとなった。

私の白いホイールへの憧れはここから来ている。


タイプRの代名詞、赤いHONDAエンブレム。


内装もめちゃくちゃかっこいいですねこれ。



そして次にS2000。


私の中ではHONDAのスポーツカーで抜群に好きなフォルムを誇る車である。
パンフレットには載っていなかったが、真正面から見た時の顔がめちゃくちゃかっこいい。

目つきがかっこよさの中にもポップな可愛さを孕んでいてそのバランスが絶妙。

昨今、切れ長のヘッドライトが主流となっていてそれはそれで先進的で良いのだが、この時代の割とちゃんと見開かれている目もそこにしか無い魅力があると思う。


シビック タイプRの内装は刺激的で攻撃的な印象を受けたが、S2000の内装は上質でちょっと大人な印象を受ける。


メーター周りのデザインはCR-Zにも通じる「コックピット感」がある。

元々特別HONDA党というわけではないのだが、こうやって改めて見るとHONDA車の魅力を再認識出来る気がする。



現代ではこういったパンフレットに載っているような情報は簡単にネットで拾ってこれるわけですが、単なる情報としてだけではなくその冊子に詰まったワクワク感を味わいながら鑑賞するのもなかなか良いものです。


自動車パンフレット収集。
もしかしたら新たな無駄遣いの扉が開いてしまったのかも知れない。













Posted at 2024/07/07 13:08:07 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年07月04日 イイね!

【長編】HONDAディーラーから整備工場へと転院  の巻

【長編】HONDAディーラーから整備工場へと転院  の巻【前回までのあらすじ】
ディーラーでの診断の結果、ハイブリッドバッテリーの故障が確定し流石に高額過ぎるその費用を二つ返事で受け入れるわけには行かなくなり、時間は掛かるが加入している保証を使って修理・交換する道に方向転換した。
当初は必要な手続きやそれらに掛かる日数を敬遠し、またディーラーでの診断前の時点では担当者や車両購入店舗の店長さんからもハイブリッドバッテリーの故障というケースは統計的に極めて稀であるとの話であったこと、加えて消耗品に該当する部品に対しては保証は適用されないということから自費修理の道を一旦は選択したわけだが、振り返ると当然「最初っからこうしとけよ!」という話になる。

保証会社から紹介された整備工場へ入庫する前にまずは愛車を預けているHONDAディーラーへと向かう。
先行きは不安なままであるが、使えるものは使いベストな選択を目指すことしか今の私には出来ない。

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AM10:00、出発(徒歩)



めちゃくちゃ暑いが雨じゃないだけマシだと思おう。。。



ディーラーに到着すると即座に無料コーヒーをオーダー。



担当者さんが来て、もろもろの説明を今一度受ける。


ハイブリッドシステムを診断する際に重要なエラーが赤枠の項目とのこと。
これはハイブリッドバッテリーの異常を示しているらしい。
もう一枚の資料(こちらはその場での閲覧のみで持ち帰りは不可とのことだった)には対処として「ハイブリッドバッテリー交換」と表記されていた。
そしてその先の診断に関してはまずハイブリッドバッテリーを交換しそこの異常がクリアになってからでないと出来ない仕組みとのこと。

つまり、ハイブリッドバッテリーを交換しないと始まらないということである。


そしてこちらがハイブリッドバッテリーの交換に関する見積もりである。
397,000円。
あくまでここが最低限のスタートラインの費用ということで、更に他にも不具合が見つかれば都度費用は上乗せされていく。

実際問題、保証会社には着工に際して審査はあり、そこで認証を得られれば保証が適用されるということなので保証を使って修理するとは言ってもまだそれが使えるかどうかは今後の展開に依るところなのである。


ここで担当者さんからハイブリッドの方ではない通常のバッテリーに関しての話題が出る。

先週、IMA警告灯が点灯式ハイブリッドシステムが停止した時から今に至るまで通常のバッテリーの充電がなされておらず、テストした結果残量が30%程度まで低下しており走行中にバッテリーが空になる可能性があるとのこと。




なのでここでバッテリーを交換していくか整備工場に行くまでの間でどこかで買って交換するか、ロードサービスを使うかした方がいいと思いますとの助言であった。

ここで交換していくと工賃込みで14,000円ほど掛かる、と。

親切心と商人心を両方とも感じ、一瞬悩んだが実際問題ここでのベストを判断出来るだけの知識と経験が無い私は走行中のリスクを一番軽減されるであろう選択肢を選んだ。


見る人が見れば良いカモなのかも知れないが、実際私はプロの前ではいくらでもネギを背負ってしまうカモには違いなかった。

拙い持論として、「金で買える安心は買える範囲で買っておけ」というものを小脇に抱えているので今回は買える範囲の安心を買うことにした。



煙草を吸いに外に出たらちょうどバッテリーを交換してくれているところだったので近寄って少し整備士さんと話してみた。
見ている限りでは覚えてしまえば難しい作業ではなさそうなので今後は自分で出来るようにしないとなと思った。



本日のお会計、約18,000円を支払いディーラーをあとにする。

ディーラーから整備工場までは約20分と遠くない。
ほどなくして到着したが、予定時刻より早く着きすぎてしまったため小一時間ほど待った。



運転席の下部から診断機を接続し、情報を引き出しているようだ。
あまり見る機会も無いので邪魔にならないところから見学した。

診断が出るとやはり「ハイブリッドバッテリー交換」というところまでしかエラーコードが出ないのでひとまずここで見積もりを出して保証会社がどう判断するのか、ということらしい。

が、ここからが整備工場にとっても厄介なところらしい。
保証会社とのやり取りには時間を要すると言ったがそれは工場側からしても同じで、見積もりを送信してそれを保証会社が審査する。審査した結果、保証会社が部品の調達を始める。そして調達した部品が整備工場に送られ、着工の許可が降りて初めて作業が開始出来るという流れであり下手したら見積もり送信から一週間音沙汰が無いということもザラらしい。

実際に今日私が伺った際に作業をしていたアクアもハイブリッドバッテリーの交換という保証会社から流れて来た案件だというが、入庫したのは一週間前なのに着工出来たのはようやく今日だという。


こちらの整備工場は代車を無料で貸してくれるのだが、流石にいつまで掛かるかわからない案件に関して無限に貸し出し出来るものでもない。工場は工場でなるべく回転をよくしたいのである。

そして私はというと、今日愛車を預けてそのまま代車を借りて帰るというつもりで来ている。
事前に整備工場にもその旨確認を取っていた。

保証会社と提携している工事なのだから、当然そのあたりの必要日数などもある程度共有されている上で受け入れているのだろうと考えていた。が、実際は結構そのあたりで食い違いが起こりがちなのだという。


さあて困った。
少なくともこのまま愛車に乗り続けていたらせっかく新品に交換したバッテリーはまたすぐにダメになるだろう。それは困る。

このあたりの話は先程診断をしてくれたベテランっぽい整備士さんとしたのだが、お互いに「う〜む」となってしまった。
すると彼は難しい表情のまま壁に掛けてあった作業スケジュール表と睨めっこをし、しばらく考えたのちに「代車はなんでも大丈夫なんですか?」と私に問うた。

「なんでも」が指し示す範疇が未知のため内心「いやなんでも…ってなんやろか?🤔」と思ったが、背に腹はかえられないので「まぁなんでも…大丈夫っすね。。。」と答えた。


その返答を聞きベテラン風整備士さんは事務所の外に出て行った。

そして一台の車と共に帰ってきて、「とりあえずしばらく出せる代車はこれしかないんでこれでお願いします」と言った。

「次に連絡が来るのはどのタイミングですか?」と問うと、「基本的には車が直った時か、保証会社とのやり取りで何かしら問題が発生した時ですかね。その場合は保証会社からも連絡は行くはずです。」とのこと。

どうやら早く到着しすぎた私の案件を無理矢理スケジュールの合間にねじ込んでくれたらしく、「すみません、自分次の仕事が迫ってるので今日はこの辺りで失礼します」と言って足早に事務所の方へと戻って行った。


保証会社の電話口でも「提携先の工場はどこも修理の案件を多く抱えていてスケジュールの調整に時間を要することがあります」と言っていたが、確かに先程から見ている限り非常に忙しそうだ。

一瞬、自分の働いている職場環境が脳裏をよぎった。
業種は違うが規模が限られていて尚且つ人手が不足している現場はどこも忙殺される日々に違いは無いのだろう。
限られた規模で利益を出そうとしたら、少ない人数で多くの仕事を回転させねばならない。

私としては愛車をなるべく丁寧に扱ってもらい不具合を直してもらえればそれでよい。




整備工場を後にしたは良いが、道路に出た瞬間から代車の挙動の確認に神経を尖らせた。

いや、そんな神経を尖らせる必要のある車ではないのだろうが、私の浅い運転歴に於いて過去乗ったことの無いタイプの車だったので緊張した。



今回代車として借りた車。

それがこちら。


















スバル サンバーバン!!!!!!!






これはすごいですよ。
私のCR-Zが平成24年式に対しこちらのサンバーはなんと平成19年式。




内装は昔父親が運転していた軽トラに近いような雰囲気で、レトロさが全面から溢れ出ている。



下手したら操作がわからないことが出てくるかもしれないのでまずはマニュアルを探した。
とりあえず何かあったらこれで確認しよう。



というかグローブボックスはフタが壊れていてガムテープで閉じられていた。
ナビは後付けのユピテル製のものが取り付けられているが、私はスマホのグーグルナビを使用すると思う。


そもそも軽自動車自体、乗った経験がほとんど無い私からすふとこんなにアクセルをベタ踏みにしていいのかと乗り始めはかなり困惑した。

しかし流石に運転席からの視界はCR-Zの2000倍くらい良く、アイポイントも高いため運転がしやすい。

一週間なのか十日なのか、二週間以上掛かる可能性もあるのか、今のところ不確定ですがしばらくの間はこのサンバーくんにお世話になります。

前回のフィットちゃんの時もそうだったが、こんな機会でもないと乗る機会なんて訪れないであろう車に乗れるのは個人的には良い経験だと思うのでこれはこれでありがたい。



順調に修理してもらえることを切に願う日々であります。

























Posted at 2024/07/04 15:38:16 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年06月30日 イイね!

案ずるな、ただの致命傷だ  の巻

案ずるな、ただの致命傷だ  の巻タイトル画像に特に意味はない。

そう、特に意味もないものに私は約6,000円もの大金を投じたのである。
昨日の仕事帰りの話である。

例のIMAシステム異常の件で、想定はしていたものの割とまあまあ結構なダメージを受けた私はバカの一つ覚えのようにゲームセンターに立ち寄った。

何か気を紛らわせるために自分の意識を外に向かわせようとしたのである。


特別欲しいわけでも無い景品に無表情でお金を投入し続けるおっさん。
見かねた店員さんが何度もやってきて取りやすいように位置調整をしてくれた。

その際に店員さんと目が合ったのだが、彼は一瞬ギョッとしたように表情をこわばらせた。
おそらく、巨大なおっさんが涙目になりながらおぱんちゅうさぎの景品に執着している様子に何か鬼気迫るものを感じたのだろう。

実際に、誇張無しに涙目であったように思う。
愛車との日常に戻れるまでにどのくらい掛かるのだろうかと、やはり意識はそこにばかり向かっていたためである。


せっかく店員さんが気を利かせてくれたのに、そもそもが「景品を取ろう」と意識を持たずにぼんやりと機械的にボタンの操作をしているだけの私にはいつまでも景品を取ることは出来なかった。

最終的には少しつついたら落ちるというところまで調整をしてもらいなんとか景品を取ることが出来た。


正直記憶が曖昧なのだが確か6,000円目を両替えしたところまでは覚えているのでたぶんそれくらいを溶かしたことは間違いない。


流石に財布の中身を見て多少我に返ったのか、帰宅してからは冷静になれた。
保証会社の保険証券を確認したところ、やはり保証範囲にハイブリッドバッテリーやその他ECU関連も含まれており順当に考えれば今回の件も保証対象になるはずだと考えることが出来たからである。

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一夜明けて今日は仕事は休みなので本来であればどこかに出かけようというところだが、ぐだぐだと夕方近くまで寝たり起きたりを繰り返していた。

流石にこのまませっかくの休日を腐らせてしまっても面白くないと思い、昨日とは違う無駄遣いをするため自転車にて出掛けた。



が、ここで事件が発生。


無い…!!!!!!

自転車が無い!!!!!!


いつも停めてあるマンションの駐輪場に自転車が無いのである。

私は混乱した。


自転車の鍵は手元にある。ということは、昨日確かに鍵は掛けたのだ。
しかし実際に自転車は無い。とすると、何者かがわざわざ鍵を破壊して乗って行ったということか?あんなボロ自転車を?わざわざ?

しかも私の住んでいるマンションはオートロックなのでそんな盗人がいるとしたらそれはマンションの住人である可能性が高い。

マンションの敷地内をぐるっと見て廻ったがやはり自転車は無い。

途方に暮れそうになりながら、今一度昨日の帰宅時の行動を遡って思い出してみる。


ゲームセンターを出てからの記憶もほとんど無いが確かスーパーには寄っていない。
とすると、ゲームセンターから直帰したのだろうか?
いや、家には食べるものが無いから何かしら夕飯を買ったはずである。
何を食べた?毎日同じようなものばかりを食べているからなかなか思い出せない。

そうだ、確かセブンイレブンの肉あんかけチャーハンを食べたのではなかったか。
そうだそうだ、その時食べきれなかったジャンボフランクを今日の昼に食べたんだった。

ということは昨日最後に立ち寄ったのはセブンイレブンか。
ではセブンイレブンを出た後はどうだ?

必死に記憶を辿る。
何か引っ掛かるものはないか?


そういえば、セブンイレブンを出た後に私は車道を行き交う車たちのヘッドライトやテールランプを眺めながら歩いていた。
この道をいつもなら愛車に乗って通っていたはずだと、ここでも傷心的になっていたのを思い出した。


…!!!!!!!


「歩いていた」?



脳内に衝撃が走る。

そうだ、私は歩いていたはずだ。
歩きながらぼんやりと車を眺めていたのではないか。

では自転車は……?





ありました。
私の自転車は丸一日、セブンイレブンの前に停めたままになっていた。


まさかこんなことがこの身に起きるとは。
今回の故障の件が私のメンタルに大きなダメージを及ぼしていることは先述のゲームセンターでの出来事もあり自覚しているつもりでいた。


が、ここまでとは。


思っていたよりもやられているのかも知れない。

こんなことはただの笑い話でしかないのだが、私自身としては笑えない失態である。


しっかりしろよおっさん…。



しかし、ある意味今日のうちに発覚して良かったとも言える。

明日の仕事前に発覚していたら最悪遅刻もあり得た。


まぁ、前向きに捉えよう。

ただの致命傷だ。

まだ死んではいないだけマシと思うことにしておこう。



生きていれば思わず取り乱してしまうような出来事の一つや二つは起こるものだろう。

この先にもきっとそんな出来事は少なからずある。


その時のために今回の事件は教訓として覚えておく必要がある。


冷静で無い時ほど、冷静では無い自分を俯瞰的に見つめられる自分を用意しておかなければならない。

年相応のメンタルコントロール能力が今の私には必要のようだ。





いやムズくね…?

40年間これで生きて来たんすけど…。
来世に期待した方が早いような…?

ほな死ねっちゅうんかぇ!!?


と、まぁ。

出来ないことを無理してやろうとしたり、背伸びをして生きても良い事無いとは思うけど、いい歳のおっさんなんだから少しは背伸びしないといけないのかも知れませんね。








Posted at 2024/06/30 18:53:39 | コメント(2) | トラックバック(0)
2024年06月29日 イイね!

2024.6.29 IMAシステム診断結果  の巻

2024.6.29  IMAシステム診断結果  の巻二日前、仕事帰りにディーラーに寄りそのまま愛車を預けて来た。

そして今日の午後、ディーラー担当者さんから電話が掛かって来た。診断結果が出たのである。


挨拶もそこそこに私は早速本題に入った。

「ええと、診断結果出ましたか?」

「はい、診断結果出ました。」

「どういった不具合だったのでしょうか…?」

「はい。今回はですね、非常にレアケースと言いますか…」

この時点でほぼ全てを察した。
大抵の場合、結果を告げるにあたりこういった枕詞が付く時はその内容はネガティブなものになる。

専門的なワードは記憶出来なかったが、告げられた結果を要約すると、

まず、ハイブリッドバッテリーの不具合は確定であるということ。

今現在判明しているところだとそこを対処すれば改善されるはずではあるが、バッテリーを交換したのちに再度診断・テストを行った際に別の部品のエラーが検知される可能性もゼロではないこと。

具体的にはECU、つまりコンピュータの部分なども不具合を起こしている可能性は現時点では否定出来ないということ。




深刻な病気であることを医師から告げられる時はこういう気持ちになるのかも知れない。


予期していなかったわけではないが、想定していた最悪のパターンが現実のものとなるとやはり一旦頭の中は真っ白になるものだ。


とはいえ打ちのめされていても仕方ないので会話を進めることにした。

「なるほど…そうですか。それでこのまま修理を進めるとなるとざっくりと費用はどのくらいを覚悟しておけば良いのでしょうか?ええと、正式な見積もりではなくざっくりとした額で大丈夫です。」

「ちょっと申し上げにくいのですが、まずハイブリッドバッテリーの交換とその工賃。ここだけで約39万円は越えて来ます。」

「…はい。」

知っていた。
私のCR-ZはZF2中期型であり、搭載されているハイブリッドバッテリーにはリチウムイオンが使われている。
ZF1前期型であればハイブリッドバッテリーはニッケル水素が使用されており、これはCR-Zに於けるZF1とZF2の大きな違いの一つである。

そして、(他車種に於いてはどうかわからないが)このリチウムイオンバッテリーの交換費用はすこぶる高額である。
いや、ニッケル水素の方も十分高額なのだが費用の差はおよそ倍ほどにもなる。

これらの情報はネットでかき集めたものであり、その鮮度や精度がどれほどのものか不明であったために一応聞いてみたが…まぁ、いくつも読み漁った記事が同じことを言っていたのだから大きく外れているわけはなかった。

ディーラー担当者さんは説明を続ける。

「それでですね、バッテリーを交換したあとに再度診断やテスト走行を行ってそこでもまた警告灯が点いてしまうとなると他のところも異常を来していると。それがもしコンピュータであると最悪の場合、費用はさらに十数万円掛かる可能性はあります。もちろん内容によるのであくまでも費用が高額になるケースを想定したら、という話ですがその可能性も無いとは言い切れないという感じです。」

「なぁーーーー……るほどお…」

「正直、ハイブリッドバッテリーがダメになるという事例は本当に稀で私自身ほとんど遭遇したことはないのですが、それでも無いわけではないという意味で非常にレアなケースに今回該当してしまったということになりますね…」

会話をしつつ、脳内では既に別のことを思案していた。

「えっと、すみません。車を預かって貰って診断までしてもらっておいて言いにくいのですが、修理に関しては白紙に戻してもらうことは出来ますか?もちろん今回診てもらったことに関しての作業代金はお支払い致します。」

実は、担当者さんにも車両購入時に保証が付いてきており、万が一ハイブリッドバッテリーそのものが故障している場合にはおそらく保証の対象になるがもろもろの手続きで日数がかなりかかりそうだということと当初はバッテリーではなく別の機器の故障の可能性の方が高いだろうという前提のもと今回は保証会社を通さずに自費で修理に出そうと思うという旨の話をしていた。(逆に周辺機器が原因の場合は保証の対象とならないということも自費修理を選択した理由の一端ではある。)

「そうですよね、保証が効くのであればそうした方が良いと私も思います。流石に費用が高くつきすぎますから。。」

こちらの都合で二転三転してしまうことに関しては非常に申し訳ないが、保証が効くかもしれない可能性があるのにその線を捨てて自腹を割くにはあまりにも高額過ぎた。


担当者さんには「数日以内に車を引き取りに伺うのでその際に今回の作業代金をお支払い致します」と伝え電話を切った。

そしてすぐさま保証会社に電話を掛ける。

警告灯が点いた当日、保証会社にも電話をしておりその際に手続きに日数を要する旨を聞き申込みを辞退したという経緯があるのでこちらにも事の顛末を説明した。


「左様でございますか。ハイブリッドバッテリーが原因であれば保証の対象にはなるかと思います。見積もりが出てから当社での審査の上、決定させて頂きます。」

自分を安心させたい一心で保証内容に関しての質問をいくつかしてしまったが、当然のことながら先方は断定的なことは言うわけがない。

それでも念を押すように、「原因箇所が複数あった場合は保証対象に含まれない箇所のみ自費負担をすればよいという認識で合っていますか?」と質問したら「左様でございます。」との返答があった。

「最後に注意点をお伝えします。まず、交換部品に関しましてはリサイクル品、リユース品、社外品、純正品の優先順で部品の手配を行わせて頂きます。」

「それともう一点、見積もりが出たあとは当社からの審査認定が出るまでは着工しないようにご注意下さい。」

こちらは両方ともホームページにも明記されており既に知っている内容だった。



とりあえずは修理の申し込みは出来た。


保証会社が提携している私の自宅近辺の修理工場を手配してくれるらしい。

手配が出来たら私が修理工場に連絡をし、入庫日程の調整をする。
そして修理工場が不良箇所の調査をし見積もりを出す。
その見積もりを保証会社が認定して晴れて着工。

という流れらしい。
時間は掛かるだろう。
もはやそんなことは大した問題ではない。

想定していた最悪の事態を迎えた今、使える(かも知れない)手札があるのなら遠慮無く使わせてもらおう。


もしも保証認定が降りなかったら?



その時は自費でバッテリー交換をすればよい。
こういう時のために日々死に損ないながら働いている…のかも知れないのだから。


まぁ、憧れのカスタムが半年から一年先送りになるだけである。

と自己暗示をかけつつ、内心ではどうにかなってくれと祈りを捧げる週末であった。







Posted at 2024/06/29 21:35:40 | コメント(2) | トラックバック(0)

プロフィール

「【朗報】無限サイド、無事そこそこの値段で売れる

【悲報1】純正スカッフプレートの片方が点灯せず激低査定のため持ち帰る
【悲報2】純正マフラー普通に値段付かず持ち帰る

まぁでも無限サイドが買った金額からそこまで下げずに売れて良かった🤔」
何シテル?   08/22 15:51
187おじさんです。 クルマに関しての知識や経験はほぼ皆無ですが、それでも今はCR-Zを愛車として迎え、日々安全運転を心がけたカーライフを送っております。
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