フィットちゃんとの代車生活も折り返しを過ぎた(修理が予定通りに行けば)。
同じHONDAの同年代の車ではあるが、当然ながら運転する時の感覚は全く違う。もちろんそれは、良し悪しではなく個性の違いという意味で。
コンセプトの違う車なので当たり前といえば当たり前のことですね。
CR-Zに乗っている私から見て、同年代のFITとはどういう車なのか。
せっかくなので素人なりにレビューをしてみよう。
平成25年式1.3Lのガソリンモデル。
興味本意でちょっとカーセンサーを覗いてみたら10万km走行の個体が諸経費込み25万円で買えるのだそうだ。
このフィットちゃんのナビはギャザズナビ(軽く調べたところおそらくはVXM-128VSというベーシックワンセグモデル)が搭載されており、基本的な機能としてはCR-Zのインターナビとそんなに違わない使用感なのだがタッチパネルの反応がとても良くて驚いた。
CR-Zに搭載されているインターナビはちょっとラグを感じる操作感なのだがこのギャザズナビはタッチしたらサクサク反応してくれてストレスが無い。

インパネ周りに関しても必要最低限のものが手の届きやすいところに配置されていて非常にシンプル。

ナビの中のエコ情報を開いてみたのだが、

燃費情報は確認出来なかった。
どこかに載っているのかも知れないが見つけられなかったです。

マップの現在地のアイコンを変更出来る機能があった。
選ぶアイコンによって精神的な走行モードを変更してみるのも良いかもしれない。

エスロク。

ペンギン。

ジェット機。

エンジンスタートは私にも馴染みのあるこのタイプ。
個人的にはプッシュスタートよりもこれの方が好き。
エンジン始動の際には昔ながらの「キュキュキュキュキュ、ブォーン」という音が聞ける。
最近は聞かなくなったが昭和生まれの人間としてはやはり車のエンジン始動音といえばあの音という感じがする。
ちなみに、シートベルト未着用の状態でエンジンを始動すると警告音が鳴る。

シフトレバーもシンプルの一言。
CR-Zには無いSやLのレンジがある。
この代車期間内に使うことはまぁ無いだろう。
たまに普段の癖でコンビニに寄って再発進する際などにシフトレバーを一番下まで下げてしまう。

内装はちょっと小汚くなっているがこれはまぁ年式どうこうではなく管理のされ方の問題でしょうね。
この白っぽい汚れはおそらく煙草の灰かなにかだと思われる。
そういえば確かに禁煙とは言われていない。
むかーーーーーしのタクシーの車内の臭いを思い出した。

こう見るとやはり私のCR-Zは綺麗に保たれてきたのだなぁと実感する。前のオーナーさんに感謝である。
小汚く見えるかどうかは経年劣化とは別物だと私は思うのでこれからも愛車のケアは出来る限りしていこう。
それはそうと、車内で音楽を聴いているときにふと思ったが意外と音質はそこまで悪くなかった。
スピーカーはCR-Zと似たようなものが使われているのだろうか。

後部座席にもちゃんと人権がある。
まぁFITの後部座席に人権がなかったらファミリーカーとしてこんなにもヒットしてないのでこれも当然のこと。

荷室はCR-Zよりも深い。
リアシートを倒したらもしかしたら私でも横になれるのでは…?🤔
後部座席に人を乗せていると仮定してもこの深さの荷室なら普段使いで困ることはなさそうだ。

このAピラーのところの小窓、ちゃんと良い仕事しますよねぇ。
運転時の感想としては、当たり前に乗りやすい車だと思った。
としか言いようの無いくらい、いい意味で普通の車という印象。
多くの人から支持されるということは「普通に良い」ということだ。
「普通」でないと多くの人からは愛されない。
どこかしらの方向に尖ったものは、そのベクトルの先に居る人たちにしか受け入れられない。
それは車だろうと音楽だろうとファッションだろうと漫画だろうと映画だろうと同じである。
フラッと乗ったド素人の私が「普通に良い」という感想を抱いたということは、それだけ間口の広い作り方をされているということだと思う。
その分、CR-Zに乗っている時のようなワクワク感は皆無と言ってもいい。
そんなものはこのFITには求められていない要素なので無い方が良いのである。
おそらく、そのあたりの要素はRSの方に注入されているのだろう。
そう思うとRSもいつか乗ってみたいなぁと思う。
あと数日のお付き合いではあるが、せっかくの機会なのでもう少しこのFITという車を味わってみよう。
ブレーキの感覚だけはいまだに慣れないなぁ。
なんというか、ふわぁ〜っとしたフィーリング。
CR-Zがガクンと効くだけにそこの違和感の克服はもう少し勉強しないといけない。
Posted at 2024/05/27 18:33:31 | |
トラックバック(0)