
BRIDGESTONEの記事を見掛けたので、備忘録としてトピックスを書き出します。
1,世界シェア(売上高ベース)は2019年以降2位。2010年に16.7%、2019年は14.6%、2023年は13.3%。中策ゴム(ZCラバー)やSAILUNタイヤなど中国勢をはじめとする廉価品メーカーの台頭で、過去5年で販売本数が2割減少。同社は採算性の悪い販売は追わない経営方針へ転換し、重要市場は米国、インド、タイ、インドネシア等を位置づけて販売を強化。
👇️競合品のEU LABELを調べてみると…
2,新車装着用と市販用のタイヤの比率は3:7。新車装着用は収益性が厳しく、市販用で収益を上げる。北米のように新車装着用が赤字となる背景には①自動車メーカーによる2社購買という基本方針で価格改定がしにくい②要求仕様に応えるため1~2年のあいだに4~5回の試作が必要③市販用と比べると製造本数が少ない事に加え、新車の売れ行き次第では更に製造本数が減少、また自社で生産計画を立てられない、という様々な事情がある。
3,同社の市販用の本数は、過去5年間で1割減。新車装着用は3割減。新興メーカーの台頭に加えて、他の大手メーカーの攻勢、同社自身が全カテゴリーへの採用は目指さず、高級車や高インチ採用車への販売を強化していることによる。
4,プレミアム戦略の推進。北米・欧州では18インチ以上、日本・新興国では17インチ以上に注力し、プレミアムブランドを販売している。静粛性や乗り心地を向上させたエンライトン搭載製品で高付加価値と利益の獲得を目指しているが、シュアトップを持つインド市場でも、現地メーカー品が採用される事例がある。
★スズキが販売を開始するeビターラで、欧州・日本向けはグッドイヤー品が採用され、現地インドでは現地メーカー品が採用される。
👇eビターラ 欧州・日本向けは、GOODYEAR EFFICIENTGRIP 2 SUV装着で、EU LABELを勝手に選ぶと⋯
Fuel efficiency A
Wet Grip A
External rolling noise B/69dB
👇eビターラ印度向けは、CEAT SportDriveを勝手に想定
Fuel efficiency C
Wet Grip A
External rolling noise B/71dB
5,トランプ関税により廉価メーカー品の優位性が薄れて競争緩和、米国で展開されるFirestoneには追い風が吹く。確かにBRIDGESTONEの株価が凄い。
6,同社からすると、横浜ゴムはセカンドブランド❓️
7,エンライトン技術は、今が第1世代。2030年以降は第3世代へ。
Posted at 2025/12/15 20:45:23 | |
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