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NI.KE(ニケ)のブログ一覧

2025年10月02日 イイね!

Chromecast HDとnasneで実現する車両制御を阻害しないテレビ・録画視聴車内環境

本ブログの作成にあたり、自分で作成した調査・動作確認結果を使用して、Gemini 2.5 Flashでブログを生成、文章の校正ををおこないました。


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自動車という移動空間において、質の高いエンターテイメント体験を求めるのは、ギミック好きの宿命です。しかし、従来の車載TVキャンセラーは、車両の安全機能に介入するという技術的な課題を常に抱えています。


そこでChromecast with Google TV (HD) を核とし、自宅の録画資産である nasne のコンテンツを、安全性を犠牲にすることなく車内で楽しむためのスマートなシステム構築法をご紹介します。車両システムに手を加えない車両制御を阻害しない方式をとります。


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1. システム構成と機能の確立


1-1. 接続の基盤:Chromecast HDと車載モニター
  • 主装置: Chromecast with Google TV (HD)

  • 電源/出力: 車載のUSBポートからの Type-C給電 と、車載モニターへの HDMI接続 で映像を出力します。

この構成の利点は、映像出力の手段を選ばない点です。具体的な接続方法として、以下の二通りが考えられます。

  1. 標準搭載のHDMI入力の利用: 車両に純正またはディーラーオプションでHDMI入力端子がある場合、これにChromecastを直接接続します。走行中は(助手席等の同乗者向けであっても)視聴できない課題があります。

  2. USB有線接続のHDMI搭載CarPlayアダプタの利用: 車両のCarPlay機能を利用し、HDMI入力端子を持つアダプタ(AIBOX等)を経由してChromecastの映像をCarPlay画面に表示します。

【補足:上位モデルとの選択基準】

上位モデルとして、Google Chromecast with Google TV (4K)Google TV Streamer(4K) が存在します。これらの4Kモデルは高解像度に対応しますが、現在の車載モニターの多くはフルHD(1080p)程度またはそれ未満の解像度です。そのため、4Kスペックはオーバースペックとなり、コストや消費電力を考慮すると Chromecast with Google TV (HD) が最も費用対効果の高い選択肢と言えます。ただし、上位モデルは処理性能が高く、リモコン操作に対するレスポンス向上の恩恵があります。また、Google TV Streamer(4K) はHDMIケーブルが別途必要になる点も留意が必要です。


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1-2. 録画資産の連携:nasne Anytime Accessの安定化

自宅のnasneにアクセスするための最大の壁は、モバイルネットワーク経由での接続安定性でした。


【Anytime Accessのための初期設定】

torne mobileがnasneコンテンツを宅外から視聴する Anytime Access(エニイタイムアクセス) を有効化するためには、事前に自宅のWi-Fiネットワーク内でChromecast上のtorne mobileとnasneのペアリング認証を完了させておく必要があります。

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【接続の技術的課題と解決】
  • 課題と解決: Anytime Access実現に必要なルーターのポート開放がモバイルWi-Fi環境下で問題となりました。モバイルWi-Fiルーターの設定画面で UPnP(Universal Plug and Play)を有効化 することで、ポート開放が自動で行われ、通信モード「C」の問題が解消し、安定したリモート視聴が可能となりました。


【重要:モバイル環境での安定再生のための設定】
  • 対策: モバイル回線は速度が変動するため、torne mobileの視聴設定を「通信優先」に変更することが必須です。「画質優先」に比べると映像はぎこちなくなりますが、再生の安定性が格段に向上し、フリーズしたり、強制終了することなく、長時間の視聴に耐えうる実用的なシステムとなります。


2. 走行時の安全性と操作性の確保


2-1. 車両安全システムへの「制御系セーフティー設計」

従来のTV解除アダプタは、走行速度やGPS情報が流れる CAN通信に介入 するため、運転支援機能安全装備に影響を与えるリスクを内包します。

対照的に、本システムは、有線CarPlay(またはHDMI入力)を利用するのみで、車両のメインシステムには介入しません。これにより、安全装備を完全に機能させたままエンタメ機能を利用することができます。これは、ギミックを追求する上での最もスマートな解決策です。


2-2. タッチレス操作の実現と利便性向上
  • ニコニコ実況表示切り替え: PS4用純正または互換コントローラーL2/R2ボタンの動画拡大/縮小操作を利用することで、ニコニコ実況の表示行数切り替えが可能です。この操作は初回に一度だけ行えば良いため、設定後の常時コントローラー接続は不要です。

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USBで接続できるコントローラーが取り扱いが容易です。
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既定では実況用に2行分あります。
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これを1行にすると動画再生部分を大きくできます。これだけではありますが、この変更ができないと視聴がしにくく大変ストレスがあります。ピッチイン・アウトができないChromecastでこの変更をすることが非常にハードルが高い問題でした。

  • リモコンの利便性: Button Mapper(無料版)などのアプリを利用することで、Chromecastのリモコンの特定のボタンにtorne mobileの起動を割り当て、ワンアクションでのアプリ起動を実現できます。

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3. 構築に必要な準備リスト

本「車両制御を阻害しない」エンタメシステムを構築するために、ユーザー(ドライバー)側でご準備いただく必要があるものは以下の通りです。

  • I. 録画環境

    • nasne本体: 自宅のルーターに接続し、初期設定を完了させておくこと。

    • 自宅のWi-Fi環境: ChromecastとnasneのAnytime Access用ペアリングに使用します。

  • II. 視聴環境

    • Chromecast with Google TV (HD): コスト・電力効率に優れます。4Kモデルも選択可。

    • USB Type-Cハブ: Chromecastの給電と、コントローラー/キーパッド接続のために必要。

    • PS4用互換キーパッド(またはコントローラー): ニコニコ実況の表示切替をタッチレスで行う場合に必要(初回設定後は不要)。

    • Button Mapperアプリ: リモコンのボタンでtorne mobileを一発起動させる場合に(無料版で利用可能)。

  • III. 車載接続

    • 車載モニターの映像入力: 標準搭載のHDMI入力、またはUSB有線接続タイプのHDMI搭載CarPlayアダプタ(AIBOX等)のいずれかが必要です。

    • USB電源(Type-C): Chromecast本体の給電用。シガーソケットから変換など。

  • IV. モバイル通信

    • モバイルWi-Fiルーター(またはスマホテザリング): UPnP機能が有効に設定できることが必須です。安定した視聴には通信速度の確保が不可欠です。

    • torne mobileアプリ: Chromecastにインストールし、nasne側でAnytime Access権限が割り当てられていること。


おわりに:技術と安全性の両立

Chromecast HDとnasneの組み合わせは、高機能、低コスト、そして車両制御を阻害しない高い安全性という三つの要素を両立させることができました。


自宅での初期ペアリングと、モバイル環境での適切なネットワーク・torne設定というステップを踏むことで、従来のテレビを中心としたらデジタルライフを移動空間へ持ち込むことが可能になりました。





この「車両制御を阻害しない」ギミックが、安全性を重視しながらも、車載エンタメの質を高めたいと考える皆様の参考となれば幸いです。

Posted at 2025/10/02 23:34:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | カー用品 | 音楽/映画/テレビ
2025年09月22日 イイね!

AURAを求めて

AURAを求めてMAZDA2はとっても気に入ってるんだけど、十分楽しんだよね。と妻。先日、レンタカーでの NOTE e-power とワンペダル(特に回生ブレーキ)を満喫したことで、この日が近づいてきました。

とはいっても何を買うかには長い検討が必要でした。
①NOTE vs AURA
→ コスパ、燃費と最小回転半径ではNOTEですが、樹脂感のないインテリアの充実度、特にアドバンスドドライブアシストディスプレイ(12.3インチカラーディスプレイ)、そしてBOSEでAURA に軍配
②G/Gレザー vs AUTECH vs NISMO
→ NISMOモードの凶暴さでスピード違反リスクで却下に、AUTECH 推しだったのですが、先日のアンダカバー事件で最低地上高下げるのは却下に
③前期型 vs 後期型
→ 一般には前期型のフロントの評判がよいようですが、後期AURAのワイルドな面構えは結構好きです。後期NOTEは髭のハンサムなドラえもんになってしまいました。また、AURA後期型はエアコンの音の不具合が修正されているとの情報も。グローブボックスの大容量化やインテリジェントキーのリレー対策(スリープモード)も魅力的。

④中古(高年式) vs 新車
→ コスパをとるか、希望のMOP/DOPをとるか

ディーラーのカタログで勉強しつつも、品定めに中古販売店へやってきました。

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私が推すのはサンライズカッパー。以前はアカツキサンライズカッパーだったそうですが、サンライズとかアカツキとかさすがにガンダム(SEED)に寄せすぎじゃないかと。

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確かに百式というよりはアカツキだと思います。ただ、少しかがやきが足りない。もうちょっとコーティングしないとレクエイムは跳ね返せません。

簡易に自分でやるか、ショップかはともかく、やばりコーティング前提になるかなと思います。

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インテリアは最高なのですが、妻の希望の内装カラーがエアリグレー(レザー)>ワイマラナー(ファブリック)>>ブラックレザー(レザー)>・・でした。エアリーグレーはほとんど試乗車上がりや高年式中古が見当たりません。ここにこだわるなら新車しかありません。自分も色の好みとしては概ね同意なものの、後期型のブラックレザーも木目素材もシックになり、結構好きです。

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今回の妻のボディカラー希望はミッドナイトパープル(スカイライン由来)か、オーロラフレアブルーパール(GT-R由来)の青系でした。

90周年特別仕様車ではカッパーの装飾があり、これはいいねと。ただし、これ社有車でした。90執念仕様は既に終売です。

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内装も明るめ。

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そして、前期型のホワイトパールです。

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シートはエアリーグレーです。この中古車は、ダメージありで候補にはなりません。

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NISMOの在庫もあり、未練がありますが、速やかに却下されています。

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ここからカーセンサー等での情報収集を開始するのですが、およそ2年前にMAZDA2を最終的に中古で購入する時は仕様の複雑さに「こういうのは生成AIにやらせたいよね」と言っていたのですが、今回の検討ではURLを与えるだけで比較してくれ、オプションも読み取れることでかなり利用することができました。

ただ、そもそもパック重視で抱き合わせのAURAはMAZDA2 ほどオプションが複雑ではありません。カーセンサーのWebをURL指定で読ませても、後期型、2024年以降、1万km未満、禁煙車、シートヒーターといった条件に合致する車はさほどないため、途中からはカーセンサーで十分という状況になっていきました。

・すべての条件に合致するものは全国で0
・内装色を妥協しても、シートヒーター装備に合致するものは茨城・愛知 ※遠地での注文は不可
・シートヒーターは妥協しても、最寄りで神奈川で2台、茨城県で2台

という状況。その結果、合致するものを眺めにこの中古店へ来ていたというところです。

試乗車上がりで僅かな傷のみでダメージはほとんどなくシートヒーターとシート色を妥協するならコスパは十分、中古車の一期一会感も好き、しかし、新車で好きな色、好きなMOP/DOPも捨てがたい、駐車場のMAZDA2がこちらを恨めしそうに見ている・・

さて決断は・・
Posted at 2025/10/04 01:04:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | AURA | クルマ
2025年09月21日 イイね!

夜の東名高速

夜の東名高速今週も朝から往来しないといけませんが、東名高速を走るものの SA 等で食事する時間なく、ただ空腹も避けようと林檎飴だけ食べることに。



女性向きのスイーツだと思いつつ、評価は自分の方が高かったです。林檎と砂糖をバリバリとかじる感じで食感もよいです。



関東にはなくなってしまった かつ時 で昼ご飯の味噌カツを食べます。他のチェーンと比較してももっと人気が出てもいい、とんかつ自体が美味しい店です。ライス、キャベツ食べ放題です。ただ、お勧めは豊橋さんトマトをいっぱい使ったというオリジナルとんかつソースかなとも思います。



初日のスケジュール完了しました。。

新しいドーミーイン豊橋に泊まります。同ホテルで夜に無料で食べられる夜鳴き蕎麦ご存じでしょうか?麺は近くの豊川の山本製麺で味よりコストではあるのですが、一人前のご主人が「大盛り」と言っています。真似して「大盛り」と言ったところ、大きなどんぶりで麺二つです。



偶然安く空いていたレジデンシャルルームですが、これは素晴らしいです。数日以上滞在する人向けで一泊にはオーバースペックですが、大型テレビはHDMIもさせるのでPCを使って夫婦で作戦会議もできました。

そういえば、ラブホテルで打ち合わせをした市長さんもいらっしゃるそうですが、仕事用ではドーミーインのレジデンシャルルームがお勧めです。



ひつまぶし、どて煮、あと、ヤマサのちくわ も食べ放題です。



ホテル宿泊時にコインパーキングに停めたため、雨に叩かれましたが、ゼロドロップの効果です。



二日目のスケジュールも終わりまして、帰宅しますが、空腹のため、浜名湖SAで浜松餃子を食べることに。



軽めにしましたが、浜太郎の浜松餃子はスタンダードな野菜餃子です。もやしがつくのが浜松風です。



前の車に呪術的なものが浮かび上がりましたが、富士川SAの観覧車でした。



新東名比較で、夜の東名国速は暗いです。



ALHの出番がやってきました。



いい感じで前方車両を避けて、左右は明るく照らしています。いつも感心します。



前方の車両がなくなれば全体を明るく照らしています。

Posted at 2025/09/27 23:38:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | MAZDA2 | クルマ
2025年09月14日 イイね!

大分旅 その2 いしのや別府~地獄巡り

大分旅 その2 いしのや別府~地獄巡り今回の旅のメインはこちらの新しくオープンした いしのや別府 に来ることでした。ホテルではなく、コテージになっていて、別荘で生活するイメージです。

家族で非現実を味わうもよし、仲間と食材持ち込んでパーティをするもよし。大変素晴らしい施設なのでこちらの地域に旅行する際は是非。

ええ、株主優待券です。
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部屋風呂もあり、源泉掛け流し(+水で温度調整)でオーシャンビューですが、窓を開けると散歩している人に見られてしまうことも。
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星野リゾート界だと、敷地内にイベントを設けたり、ホテル側がその地域の文化を楽しむ催しを入れていますが、いしのや別府の場合はこの海岸に作った観光地にコテージが織り込まれているような世界観になってます。

砂湯と大浴場もあります。砂湯は別料金(もしくはセットプラン)が必要です。
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大浴場ロビーから窓越しにとります。写真の外でちょっと新しいモノ好きの若者たちが砂に埋まって写真を撮っています。
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食事はこちらのレストランなのですが、妻がその味とセンスに絶賛していました。特に朝食はメイン一品にサラダやハッシュドビーフ、特製カレー等が楽しめました。
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そして、別府観光へ・・・NOTEで出撃します。この頃にe-powerをかなり気に入っています。インテリジェントルームミラーも割と好きなのですが、妻は嫌ってスイッチを切っています。それにしても前期型の三代目NOTEってフロントがかっこいいですね。
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さあ・・地獄巡りです。借金地獄とか、残業地獄とか日本にはいろいろな地獄がありますが、別府では地獄が倒産している・・これが本当の地獄です。
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地獄がたくさんあるのですが、海地獄の広い駐車場に多少並んでも停めて、近場の地獄を巡りを歩いて回り、最後に離れた二つの地獄は車で移動して見る形になります。レンタカー大活躍です。
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地獄というのは基本的にいろいろな色のついた温泉(99-100度)です。入ったらどうなるか試してみたいものです。
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王道の地獄がだんだんと変化球になっていきます。炭治郎地獄。無限に映画館に無限城編を見に行かないといけない地獄でしょうか。
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ワニやピラニアなどなつかしの水曜スペシャルの世界観を経験して、最後が一定間隔で噴き出す間欠泉を待機していた観光客皆で鑑賞すると地獄終了です。
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関東では箱根や草津が温泉地ですが、なんというか捨てるほど温泉がでるという九州のスケールを味わいました。ラストは名物のとり天を味わって帰ります。
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飛行機の時間が近づいて、日産のCMのようなスピード感で空港前のレンタカー拠点まで。満タン返しです。第二世代e-powerを堪能しました。
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観光も終わりだと思いましたが、なんと飛行機から松山城を観光できました。
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Posted at 2025/09/25 23:04:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | NOTE | 旅行/地域
2025年09月14日 イイね!

日産ノートe-POWER vs マツダ2:両車の「哲学」の考察

日産ノートe-POWER vs マツダ2:両車の「哲学」の考察

このレビューは、私自身の運転経験に、GoogleのAI「Gemini」との対話で得られた考察を加えて作成しました。データと主観を交えたAIとの共同作成ブログです。


普段はマツダ2(MAZDA2 15S Proactive S Package)でのドライブですが、今回2日間日産ノートe-POWER(現行前期モデル)をレンタカー利用する機会を得ました。単なる乗り比べに留まらず、同じコンパクトカーという枠組みの中で、両社がどのような設計思想と哲学を持つかを探る貴重な機会となりました。


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とある地方空港を出発し、地方都市への高速移動、山間部での走行、そして市街地での街乗りを経て、ノートの走りの本質と、これまでのマツダ2の運転経験との決定的な違いが見えてきました。

1. 走行性能と燃費の哲学:人馬一体と電気駆動の静的加速

高速道路では、ノートの電気駆動による静的で力強い加速が印象的でした。ノートのe-POWERシステムは、最高出力116PS、最大トルク280N・mを発揮するモーターによって駆動されます。マツダ2の1.5Lガソリンエンジンの最高出力110PS、最大トルク141N・mを大きく上回る数値です。このモーターの圧倒的なトルクが、アクセルに軽く足を乗せるだけで、まるでEVのように滑らかに速度を乗せていく感覚を生み出しています。


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燃費性能においても、ノートの優位性は明らかでした。特に、上り坂の多い状況でも14km/L台を維持。


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下り坂では回生ブレーキによって燃費計が99.9km/Lを示すこともありました。


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苦手とされる高速道路でも20km/L以上を記録し、全体を通してマツダ2をはるかに凌ぐ燃費効率を実感しました。この点は、ガソリン代高騰が続く現代において、e-POWERが持つ実用性の高さを雄弁に物語っています。


対するマツダ2は、「人馬一体」を追求する独自の哲学を持っています。山間部でノートを運転しながら、優れたドライビングポジションと、緻密なアクセル・ブレーキ操作に反応するハンドリングが、いかに「操る喜び」を与えてくれるかを改めて感じていました。



2. デザインと空間の哲学:上質な引き算と実用性の追求

両車が対照的だったのは、デザインと内装の質感です。


マツダ2は「引き算の美学」が随所に感じられます。愛車のプラチナクォーツメタリックのボディは、光の当たり方で表情を変え、見るたびに所有欲を満たしてくれます。内装もコンパクトカーの枠を超えた上質さがあり、シンプルながらも洗練された空間を創出しています。ただ、運転支援のノート比較ではアラウンドビューモニターも装備していますが、ノートと比較するとマツコネ1の画質は劣ります。ここはマツコネ2では強化されているポイントです。


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一方、ノートは実用性と先進性を重視した設計です。ホイールベースが2,580mm(マツダ2は2,570mm)と、わずかながらも広い後部座席と荷室は、旅の荷物を楽に積み込める大きな利点でした。また、デジタルルームミラーといった先進装備は、日常の運転における利便性を高めます。しかし、マツダ2と比較すると、プラスチック素材が多く用いられており、質感の面ではやや物足りなさを感じました。

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レンタカーではプロパイロット1.5も搭載されておらず、また、車線逸脱警報のみのようです。




3. 考察:どちらの「快適」を選ぶか

今回の実体験を通して、両車が異なる価値観の「快適性」を追求していることに気づかされました。


マツダ2の快適性は、「ドライバーが意のままに車を操れること」に由来します。クルマとの対話を楽しみ、運転そのものに没頭する喜びが、精神的な満足感と快適性をもたらすのです。


一方、ノートの快適性は、「誰でも、より楽に、より静かに移動できること」にあります。e-POWERによるスムーズな加速と静粛性、そしてワンペダル操作による疲労の軽減は、移動そのものの質を高めてくれます。


結論として、今回の比較は、どちらが優れているかという単純な話ではありませんでした。どちらを選ぶかは、ドライバーが「運転に何を求めるか」という価値観によって決まる、という考察に至りました。


比較車両諸元

  • 日産 ノート e-POWER(現行前期モデル)

    • 駆動方式:シリーズハイブリッド(エンジンは発電に用い、モーターで駆動)
    • モーター
      • 最高出力:85kW(116PS)
      • 最大トルク:280N・m(28.6kgf・m)
    • エンジン
      • 種類:HR12DE型 直列3気筒DOHC
      • 総排気量:1,198cc
    • 寸法・重量・燃費
      • 全長4,045mm × 全幅1,695mm × 全高1,520mm
      • 車両重量:1,220kg(FF)
      • WLTCモード燃費:28.4km/L(FF)

  • マツダ2 15S Proactive S Package
    • 駆動方式:ガソリンエンジン(FF)
    • エンジン
      • 種類:P5-VPS型 SKYACTIV-G 1.5L 直列4気筒DOHC
      • 最高出力:81kW(110PS)
      • 最大トルク:141N・m(14.4kgf・m)
    • 寸法・重量・燃費
      • 全長4,065mm × 全幅1,695mm × 全高1,500mm
      • 車両重量:1,060kg(FF)
      • WLTCモード燃費:19.8km/L(FF)
Posted at 2025/09/16 22:35:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | NOTE | クルマ

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「AURAを求めて http://cvw.jp/b/3609134/48690494/
何シテル?   10/04 01:04
ニケです。小さいけれども力持ちのコンパクトカーでの旅の記録。 MAZDA2は妻用に購入しながらも共用となります。ドライブであちこち行ったあしあと、試したア...
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[マツダ MAZDA2] 電動格納ドアミラー開閉不良によるアクチュエーター無償交換ですよ 
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2024/06/15 01:13:10
足回りと新エンジン、新CVTの仕上がりが抜群! 
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2024/05/11 10:09:39
スピーカーTS-V173S取り付け 
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