これ逃したら二度と出会えないだろうと思える良個体が出てきたので迎え入れました。
今更感が強すぎるE90のD3です。
左ハンドルでサンルーフにレザーシート、前後にPDCも付いてます。(iDriveレス、そもそも設定が無かったハズ)
アルピナ固有のOPでいくと、見ての通りアルピナブルー&19inchクラシックリムの鉄板仕様に加え、ラヴァリナパッケージという青と緑のアクセントが内装の所々に入る、割と珍しい仕様になっています。
ちなみに私天邪鬼なモンで定番の青と緑には正直あまり惹かれず、変なインディビカラーに乗りたかったのですが、いざ磨き上がったアルピナブルーを見るとその色味の複雑さと深みにぐぅの音も出ません。
内外装の程度は極めて良好で、前オーナーが新車時からずっと空調設備付のガレージで保管していたとのこと。
写真だと磨き屋の照明によってライトが黄ばんで見えますが、現物はクリアでスカッとしています。
90はライト汚い個体が異様に多いのでこれは有難い。
早々にPPFで保護しておきました。
で、これいかにもワンオーナー物らしく当時の注文書が個人情報をマスクされた形で出てきまして、900万を優に超すプライスでした。
もう少し足せばM3や吊るしのB3も射程圏内に入っちゃう水準。
まぁ、、旧来のアルピナフリークがディーゼルの物珍しさに好みの仕様でオーダー→意外と気に入って15年乗っちゃった、みたいなシナリオだと勝手に想像しています。
乗ってみると、、
左ハンドルは左脚のスペースに余裕あり、良い感じのドラポジを取れます。
でもRHDの方がABペダルの配置は自然で、LHDだとセンタートンネルに押されてペダルがやや左側にオフセット気味なのも事実。
この辺りは好みなんですが、古めのアルピナには左で乗りたいというだけです。
4発のディーゼルはアルピナチューンドと言えど煩いし振動もあります。
低速で1,000回転ちょっとで走っても微振動が伝わってくるため、それこそ最新の320dと比べたら話にならない音振性能。ディーゼルがダメな人にはこの時点でNGでしょう。
でも耳を凝らすと標準モデルよりドスの効いた音質で、マフラーからちょっと迫力のあるドロドロした音が出ていなくもないんですが、4発ディーゼルなんで期待ちゃいけませんよ。笑
(私はディーゼル音を聴くと即座にドイツ車を連想します。しょーもない4発ガソリンの音より好き)
走らせるとまぁ本当に素晴らしいの一言。
まずレブの5,000回転まで一切のパワーロス無く回り切るところが凄い。めっちゃ速い訳ではないんですが、どこか狂気さえ感じます。
単にビターボだけの恩恵とは言い切れない面もありつつ、回す過程で最後まで息切れしないんです。
「ブフォォォォォ‼︎」という他に形容し難い耳当たりの良い音質で吹けていきます。
何なら6,000rpmまで届きそうな勢いで吹けるのですが、5,000というリミットはEgとしての美味しい所とドライバーが感覚で捉えるスイートスポットが完璧に一致しており、積極的にカチ回したいと思えるディーゼルユニットに仕上がっています。
今でも2Lクラスの量販ディーゼルではこうはいかないわけで、16年前にアルピナがスポーツディーゼルと銘打ってリリースしただけあるなと感心します。
調べるとこのN47Sというツインターボ版のユニットは当時アルピナがベースから開発を担い、本国に設定された123dというグレードに設定されたっぽいです。(204ps/400NM)
D3はそこに更に手を加えられているわけですから悪くなるはずも無く、上記から10馬力/50NM上乗せされています。
214ps450NM、、今でこそ埋もれるスペックではあるものの、実際に乗るとどのシーンでもその数値以上の余裕を享受できます。
他にも超絶懐の深いしなやかな足回りであったり、頭の軽さを活かした優れたハンドリング性能など、とにかく乗る度にありとあらゆる要素に感動できるクルマです。
今まで色々乗ってきましたが、所謂「総合的に良いクルマ」という観点ではNo.1かなと。
ここのところ時間的制約が厳しく、D5にも十分に構えていませんが、いずれ丸一日かけてD3vsD5的なセルフ企画をやってみようと考えています。
これまた需要無さそうだなぁ。笑
Posted at 2025/11/16 11:33:32 | |
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