アルピナ D5がやってきました。
晴れてF10 2台体制となりました。
ん、アナタ半年前こんなこと書いてなかったっけ?↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/3616236/blog/47910880/
書きましたとも。ええ書きました。
でもね、これ以上無いと思える個体が出てきたんですもん。
見てくれ的に私と不釣合いでも、そもそも誰も見てねぇや、いったれと。
で、とりあえず500km程走ってみました。
出力は280馬力なので普通に速いくらいの印象で、やっぱりこんなもんだよなぁという感じ。
F10勢を横に並べてヨーイドン、、、M5とB5がどっかに消えたと思ったら、550iにも余裕でちぎられたので、実質535iとの一騎打ち、勝負の行方は。。。
D5はさしづめ“533d”といったところでしょうか。
0-100km/hでは535iよりコンマ1秒だけ速いらしいですが、そこからの伸びはアルピナからイメージされる所からすると大したことないっす。
ここに物足りなさを感じちゃうとB5に行ったり、ビターボ系のD3やD5Sに乗り換えるんでしょうけど、私はこの「使い切れる」スペックが好きです。
臆さず踏めます。あぁなんてちょうど良いんだ。
じゃあフィーリングはどうか、、
ここはやはりディーゼルとしては最高峰だと感じます。
4,800回転くらいまでのスロットルペダルの開度に対するリニアなパワーの盛り上がりはガソリン車と遜色無し、前後から聞こえてくる音含め素直に気持ちイイと思えるものです。
そこから上 5,000回転を超えると流石に惰性で回ってる感は出ちゃいますが、この不感帯でも速度はちゃんと付いてくるのが凄いところ。
シングルターボだろうが日本専用チューンだろうがどうでもいいや、となる出来になっています。
持て余さないスペックと相まって、アルピナらしい滋味深さをしっかり感じ取ることができます。
なお3,000回転までのトルクバンドではM54っぽい骨太な音が後ろから大きめに聞こえてきます。
(そう言えばD5の排気はB5と共通のアクラポビッチでした)
トルクの波に呑まれつつ、ストレート6の耳に優しい音が耳に入ってくるこの領域こそが、当たり前ですけどD5のスウィートスポットですね。
燃費は想像以上に良いです。
踏みちぎってもリッター13くらい。
また、その際の油温が100℃をキープしたままという点も大いに評価したいところです。
528で同じ踏み方すると簡単に120℃に達しますから。。。
法定速度で巡航すれば18.8km/Lというカタログ値は簡単に超えてくると思われますが、まぁこのユニットはカチ回してあげた方が健康体を維持できると思います。知らんけど。
このD5ってやつは、とにかく使い方を間違えなければ壊れずに延々と走り続けられる雰囲気を感じます。
523dと同じ安心感があるんです。
厄介なSCRも無ければモーターも付いていない純朴なモデルが故に、ドライバーに大きな安心感を与えてくれるんです。
これって個人的に物凄く大切な要素で、信頼性の低いクルマを愛せない(=維持できない)私にとっちゃ唯一無二の選択肢と言ってもいいと思うんです。
B5やM5も最高に良いけどV8ターボは色々気を付けないといけないし、、もっと言えばこの辺りになると他のメーカーも選択肢に入ってくると思います。
RS6も良いしクアトロポルテのトロフェオも乗ってみたい。
でもD5の競合は存在しないんです。
オーバーに表現するなら、孤高の存在、、ということになるのか。
チューナーが手掛けたチューンド・ディーゼルってだけで白飯イケちゃいます。
ま、こんな感じで非常に気に入っています。
整備といつもの磨きに出しているので手元に戻ってくるのは暫く先になりますので、細かい話はまたいつか。。
Posted at 2025/03/18 21:18:58 | |
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