みんカラでは出尽くしたであろう諸先輩方によるF10ネタですが、有難いことに徘徊すると勉強になる情報を多く入手できます。
例えばF10のブレーキバリエーション。
日本仕様は本国仕様からブレーキが容量ダウンされているようで、同グレードでも小さいブレーキが採用されているそうです。
また、523/528のFブレーキディスクのサイズは535のリアのそれよりも小径とのことで、、、何とも残念な事実を知ることとなりました。
528も535も重量はそんなに変わらないのに、なぜですかねぇ。。言ってしまえばN55よりもN52の方が圧倒的に踏んで気持ち良いのに、、
このように写真で見る限りではバックプレートの存在もあり特段情けないブレーキには見えないのですが、確かに高速域では頼りない瞬間を感じることもありますし、山の下りではエンジンブレーキを多用しないとすぐにフェードしそうな雰囲気を感じます。感触も褒められたものではなく、前車の650のカッチリとしたブレーキフィールとは雲泥の差があります。
下手な低ダストパッドをインストールすると多分まともに止まらないと思います。重いF10には明らかに心許ない。
じゃあどうすんねん、と。
リアは何かと厄介そうな電気Pブレーキがあるので触らないとして、フロントをクラッシーな対向ピストンキャリパーにするのが一般的です。
が、そもそもお高い上に、マルチピストンを動かすマスタの容量が心配です。
例えば6potキャリパーは単体で見ると物凄くイイのですが、私のノーマルなF10には見栄え的にアンバランス、、、リアの制動力とのバランス合わせも難しいと思いますし、何よりフロントだけお高いブレーキをインストールするとリアが大変寂しく見えてしまいそうなので却下。
ここで候補に挙がるのが、上位グレードである550やF01/750系のブレーキ流用です。
F10は(M5を除き?)全グレードマスタ容量が同じようで、簡単に上位グレードのブレーキをポン付けできるらしいのです。
こいつらのキャリパーは片押しとしては恐らく市販車の中で最大クラスで、とにかく純正ホイールの中に収まるサイズで最大限作ったらこうなりました、的なある種の狂気を感じます。
今でこそBMWも量販グレードにデカいピストンキャリパーを採用するようになりましたが、一昔前まではブレーキには無頓着、、と言うと語弊がありますが、それこそE90/M3やE60/M5ですら片押しキャリパーでした。でもこれが良く効くもので、AMGやRSがこぞって高価なピストンキャリパーを採用する中、ブレーキの見栄えなぞ三の次じゃ、と言わんばかりの潔さは却ってカッコよく思えたものです。
こういう変な価値観があるので、V8モデルのバ⚪︎デカいディスク&片押しキャリパーにはbrembo以上の憧れがあるのです。
19インチにパツパツに収まる巨大な円盤のようなディスクとゴツい片押しキャリパー、、、何ともお上品で良い。
まずは見積からですが、30万くらいで収まれば、、といったところですね。。
Posted at 2024/08/16 11:46:42 | |
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