
30数年ぶりに昔愛読していたベストカー買ってみた。
スクープと銘打って、これから発売されるであろう車があった。
一番気にったのはS-FR。
小型のFRスポーツ車ということで待ちに待った車。こういう車が欲しかった。
日本の道路事情に合わせて有り余るパワーではないが、イザとなるとブン回してパワーバンドに入れて走ればそれなりに機敏に走れる軽いFR車。
が、しかし、今時は国交省の規則で横滑り防止装置とか安全の名のもとに次々と義務化。しかも車検はコンピューターにモニターを繋いでABSとか故障してても不合格。取り外し不可。
電子式スロットルは当たり前でおせっかいなプログラム制御はたぶん盛りだくさんの時代。
本当は動力にコンピューター制御なんて無いほうが良いのだが、環境問題もあるのでそれは仕方ない。本当ならスロットルは機械式でも十分。
エンジンプログラムも燃焼効率を上げる為だけのシンプルなもので良いはず。
ABS、横滑り、パワーウィンドウ、その他諸々をオプションにすればかなり安い値段に出来るはず。
軽量小型FRならパワステもいらないしエンジンも100psのNAで十分だがパワーが無いのでMTは必須。
そしてシャフトや足回りの機械的なガッチリ感だけは確保して150万円とかにすれば若者も買いやすくなるし車の楽しさを植え付けることができる。
今の車の制度は日本人の多くがまだ金持ちと思っている政府の影響がもろに現れている。大衆車としてカローラが出た当時の精神は完全に無くなってしまったようだ。
修理して長く乗るという考えもメーカーが放棄している。
今は端末の電子部品が手に入らなくなったらエンジンは元気でも廃車になりかねない。消費経済活動優先てことか。
それとも、そのうち全固体電池ができて1000km以上走れる電気自動車が当たり前になるからガソリン車は将来いらないということか?
嫌な時代になったな~。😔
結局、雑誌見てて心から欲しいと思える車が二度と発売されないことに気づいてしまった。
数年で乗り捨てようと思ってチョイ買いしたHA25Vアルトバンは昔のマインドが残っている貴重な車に思える。
雑誌の最後の方にAE86を愛する一家を紹介してたけど非常に共感した。
自分はバイクの方が好きだったし、車はというと好奇心に任せて色んなタイプの車を乗り継いで沢山の経験や知識を得たが、今になってみるとAE86一筋39年が羨まし過ぎる。
Posted at 2024/08/27 12:05:28 | |
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