2013年03月11日
救急車に揺られ30分程度だったろうか…転院先の病院に到着
自宅からも30〜40分のエリアだが、聞いたことのない病院だったので、それ程大きなところとは想像していなかったのだが、ストレッチャーから見える風景、救急車から降ろされて、病室までの移動距離からすると、何だか結構大きな病院!?
それでなくても方向音痴で、空間認識力に難があるのに、ストレッチャーに乗せられたまま6階の病室まで運ばれたので、「ここはどこ?私は誰?」!?(・_・;?状態
「担当看護師の、りえで〜す」(注.もちろん現実にはこんなキャバ嬢風ではなくキチンとした挨拶でしたが…)とやってきたナースは、年の頃からすれば、我が長女と同じくらい(のちに長女よりふたつ上の丑年生まれと判明)、小柄で華奢な、まだ初々しさも残る、優しい目をした女のコ…ラッキー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
入院生活が楽しいものになるか否かは担当看護師で決まると言っても過言では無いでしょう!?
りえちゃんから入院の説明を受け、しばらくすると主治医となる先生が…
「あーるさんの状態はかくかくしかじかのため、明日は採血に、レントゲン、それから体調にもよりますが、気管支鏡検査を行います」
き…き・か・ん・し・き・ょ・う・???
説明を受けるまでもなく想像できたのは、要は胃カメラを気管支にぶっこまれるってこと!?
そして、案の定の説明に加え、そのリスクの説明と、同意書へのサイン…
えっと、レントゲンやCTならこんな同意書要りませんよね?
そして再びりえちゃん…
「明日、頑張ってくださいね!私も去年胃カメラ経験したんですけど、ほとんどの患者さんが、気管支鏡は胃カメラ以上に苦しいっておっしゃいます。ワタシそんなの絶対ムリぃ」って笑顔でサラッと言いやがった!コノ娘絶対ドエスだ!
そして程なくして夕食
おそらくこの頃が今回の入院で一番精神的に破綻していたのではなかろうか?
若いナースに浮かれ、出された夕食を記録と後々のネタのためにと冷静にiPadに収めた反面、「気管支鏡」の恐怖と、精々一週間程度と見積もっていた入院期間は20日の見込みと告げられ、死にはしないとはいえ、自分が思っている以上に状況が思わしく無いのでは?との考え…
出された夕食を噛み締めながら、段々とブルーになっていくのだった
因みにこの時点での状況はというと…
4リットル/分で酸素投与を受け、サチュレーションが90〜95%、酸素を外すと80%まで低下
※健常者は97〜98%だそうです
動くとすぐに息が上がってしまうため、安静を命じられ、小水は尿瓶へ、お通じの際は必ずナースコールをし、介助を受けること…
確かに客観的に見れば、かなりの重病人ではあるのだが、頭の中はスッキリ正常(?)だし、何処かに痛みがあるわけでもなく、この状況をどう受け止めたものかわからない状態だったのだと思う。
夕食後、「今夜は来なくていい」と連絡してあった家族が、着替え等を持って来てくれたり、なんだかんだであっという間に消灯時刻の21:00
眠れない夜の始まりです
幸か不幸か、会話以外の通信の許可が得られたため、ベッドの上からiPadで会社のデスクにリモートアクセス。前日に任せ切れなかったデータ処理をこなしたり、メールで双方の状況をやり取りしたり…
まったく、「出来ない男」はこんな状況でも仕事から離れられず虚しくなる…
iPadの操作性の限界と、3G通信の速度の限界に阻まれ、ひと段落できたのは1:00過ぎだったろうか?
その後は、病状のことやらネットで調べて見たりと中々睡魔がやってきてくれず…
深夜3:00頃だったろうか?夜勤のナースが巡回に来て「明日は検査なので、少しでも寝ておいた方が良いですよ」と優しく声をかけられるも、それでかえって眠れなくなり…
いっそこのまま眠らずに体調が回復しなければ検査も中止!?と名案がひらめき…
とはいえ、いい大人ですから、ちゃんと寝る努力はしましたが
結果虚しく…結局一睡も出来ず朝を迎える事となりました
えっ?検査ですか?
「あーるさん、この咳が治まらないと検査無理だねぇ」
とのことで、無事中止となりましたとさ!
Posted at 2013/03/11 06:03:47 | |
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闘病記 | 日記
2013年03月10日
転院…
意識はしっかりしているし、症状も安定している
てっきり、自分でタクシーか家族の車を手配するか、はたまた民間の救急車を斡旋されるものと思いきや…
「間も無く救急隊員が到着しますから」とやってきた男たちの背中には「東京消防庁」の文字
狭い観察室内にストレッチャーを入れられて、そちらに移る
こちらとしては意識だけはしっかりしてるし、この貴重な体験に若干ワクワクしている極めて不謹慎状態
荷物を持とうとすると、「こちらで責任持ってお持ちしますから」と制止されさらに恐縮
ストレッチャーごと救急車内に収容されると、乗せられた瞬間、ダンパーが効いた様な感触…
SCドライバーの職務として、筑波の救急車を一度だけ運転した経験はあるものの
患者としてストレッチャーに乗せられて…は初体験
せっかくのネタ満載の状況ではあるものの、さすがにそのバッグの中のカメラを取って下さいとも言えず…
病院間で話がついて手配された救急車ではあるものの、「念のため確認させていただきます」と隊員が病院へ直接連絡。
確認が取れた後、本部(だと思われる)と交信
「あーるんさん、49歳、男性、○○センターの要請により、△△病院への転送、これより現発します」
そしていよいよ出発
この程度の安定した病状なら、サイレン鳴らさずに走るのかなぁ?と思いきや
病院の敷地を出ると同時にサイレンオン!
「救急車、赤信号の交差点を横切ります」とか
「救急車反対車線を通行します」とか…
この稀有な体験にワクワク、ドキドキで心拍数が上がって具合が悪くなりそうなくらい!?
にしても、ストレッチャーに大腿部をベルトで固定され、仰向け、後ろ向きに乗せられ、進行方向の状況が全く見えないので、路面の荒れや、横G、縦Gを感じまくり
噂には聞いていたものの、意識のしっかりした者にとってはトラックの荷台とさして変わらないんじゃないか?と言う程の乗り心地の悪さでした
あのストレッチャーが収容された時に感じたダンパーの感触は何だったんだろう?
さてさて消灯時間もとっくに過ぎてしまったので、続きはまた後日…
Posted at 2013/03/10 22:35:58 | |
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闘病記 | 日記
2013年03月10日
この一年くらいだろうか…
咳が2〜4週間続いて止まらないと言う事が何度かあり、勤務先近くのクリニックにかかっていたのだが、どうにも原因が特定されず、少々気にはなりだしていたところ、2月下旬にまた症状が…
薬を処方してもらい、咳はある程度治まってはきていたのだが、日曜日夜、寝室に上がった時に少々異変が…
階段を普通に登っただけなのに息が上がる…運動不足とはいえこうはなるまい
翌朝、リビングに降りると、やはり息が上がる…という以上に息苦しさを感じる
悲しいかな、仕事しか脳のないオヤジは、仕事に穴はあけられないという思いと、自分の体の異変を信じたくないと言う思いから、そのまま仕事へ…
定時まで仕事をこなし、いつものクリニックへ
流石に症状が重いのでレントゲンを撮ることに…
「すこ〜し影があるけど、肺炎と診断するレベルではないねぇ」
とのことで再度薬を処方してもらい様子見ということに
翌火曜日朝…前日より辛い…が、大事な来客もあり、会社へ向かう
どうにかこうにか一日をやり過ごし、再度クリニックへ…
「この画像でその症状は普通じゃないなぁ。紹介状書くから大きな病院で見てもらって」とのことに
翌朝一、近所の総合医療センターに予約の電話を入れる
「通常の予約だと、1週間後になってしまいますので、辛いようなら直接ERに来てください」とのこと
流石に1週間は待てないのでERへ
ERというとテレビドラマやなにかの印象から、生きるか死ぬかの重病人優先、苦しいとはいえ、自力歩行できるのに行っても良いのか?と少々の後ろめたさと共に受付へ…
その時は、もう肩で息をするような状態だったため、すぐに対応してもらい、車椅子に乗せられ診察室へ…
真っ先に酸素投与が行われ、問診に点滴、ポータブルレントゲンに血液検査…
テレビドラマ程バタバタではないにせよ、次々に指示が出されて、その雰囲気で自分が重病人の様に思えてくる…
そうこうしているうちに呼吸も落ち着き楽になってくる
やはりレントゲンの結果と症状だけでは判断がつかないとのことで次はCTを撮ることに
この時点では気持ちも落ち着き、初CT体験に若干ドキドキ
看護師さんもエロおやじ目線で追いかける余裕!?
CTも終わりひと段落すると、診察室を空ける為、「観察室」(だったと思う)へ移動
小さめの部屋に6床のベット、そこをカーテンで仕切られるため、かなりの閉塞感
ベッドが満床ですぐに移れないことと、呼吸器科の専門医と相談の上場合によっては転院の旨をERドクターより告げられる
この時考えたのは
・深刻な状況なら、何とかベッドをやり繰りしてこの病院に入院
・この病院で見るまでもないと判断されれば転院
しばらくして、「呼吸科のドクターです」と現れたのが…
綺麗な女医さん!!
ぶっちゃけ死なない程度の重症ならこの先生にお願いしたい!!と思いましたね♡
で、いろいろ問診をうけ、「もうしばらくおまちください」としばし放置プレイ
で、しばらくすると先程よりやや神妙な面持ちの美人Dr.とその上司と思われる男性Dr.…
流石にこの光景にはビビりました…
が、もし「肺癌です」とでも言われたら、絶対に第一声は「が〜ん」と言って伝説のオヤジになってやると覚悟を決めました!
結果、専門度の高い病院へ転院してくださいとの事で、病状についてはイマイチはっきりしないまま二人のDr.がカーテンの外へ…
すると美人Dr.がすぐに戻ってきて
「肺癌の心配や命に関わる病状ではないですから,そこは心配なさらないでください」
とニッコリ微笑んでくれました
正に天使の微笑み!
ということで、長々となりましたが生きて帰りますのでご心配なく!
Posted at 2013/03/10 19:04:21 | |
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闘病記 | 日記
2013年03月10日

皆さん今晩は&ご無沙汰しております
実は私、入院5日目の夜を迎えております
流石に最初はこの事態にショックだったのと、幸か不幸かiPadで会社のデスクのパソコンをリモート操作して仕事ができてしまうため忙しかったので、ブログアップなど考えもしませんでしたが、土日を過ごし、少々手持ち無沙汰になってきたのと、心理的にも「ネタ」として捉えられる程度に余裕も出てきたので、ポツポツとアップしてみようかと思います。
Posted at 2013/03/10 18:32:35 | |
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