燃料タンクのドレンパイプ穴あきによるガソリン漏れの修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
燃料タンクの錆取りを行い、ガソリンを入れタンクを戻したところ、スイングアームの下の部分が水浸しのようになっていました。
嗅ぐとガソリンの匂いが...
ガソリンタンク内のドレンパイプのどこかに穴が開いたようです。
2
燃料を抜いてからタンクを逆さまにし、燃料センサーの部分から内部を確認します。
すると、ドレンパイプの付け根付近(タンク底部です)に若干錆が残っていました。
ここが怪しいと断定。
3
リークチェックを開始。
ガソリンをある程度満たし、注射器を繋いでから空気を送り込みます。
すると、写真のように勢いよく気泡が出る場所が...。
完全に穴が開いているようです。
4
ここから対処法を考えるのに非常に苦労しました。
まずはネットで検索をしましたが、有効なものは殆どヒットせず。
いくつかはんだ付けで直したケースがありましたが、今回は燃料タンクの最深部の穴あきなのでこちらは断念。
そこで近くのバイク屋数店舗に上記の事を伝え、相談をしました。
しかし、ガソリンタンクの修復は外注を含めやっていないこと、またはこの穴あきは中古のタンクを用意するしか策はないと言われてしまい、全て断られてしまいました。
5
ここで、職場の上の人間に相談したところ、取引先のバイク屋に連絡をとってくれました。
すると、以下の回答が。
「直る保証はできませんが、過去にワコーズのタンクライナー(燃料タンクのコーティング剤)で穴が塞がったケースがあります。」
やっと希望の光が...!
この間、中古タンクの調達も考えましたが、再び穴あきと錆取りの手間が発生するリスクを考え、今回はワコーズのタンクライナーに賭けることにしました。
6
早速施工していきます。
このコーティング剤は強力な剥離剤をもってしても剝がすことが困難なようです。期待できますね。
7
溶剤を中に入れ、タンクを持ってミキサー車をイメージしながらかき混ぜ、踊ります。この際、近隣住民の目があると不審人物とみられ冷ややかな目線を送られるので注意です。
ここまでの通常の施工方法の詳細は他の方をご覧ください。
ここから肝心の作業です。
少々見にくいですが、付属の注射器を用いて穴あきが疑われるドレンパイプに溶剤をぶっかけます。時間と共にどんどん硬化していくので注意です。
8
自然乾燥で溶剤が完全に硬化したことを確認し、再びリークテストです。
すると...直りました!!!!
上部の給油キャップから空気を吹き、ガソリンを満たした内部の気泡も確認できません。
念のためエアコンプレッサーでも空気を勢いよく入れましたが、異常はありませんでした。
9
アドバイスをして頂いたバイク屋の方には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
今度オイル交換がてら挨拶に伺おうと思います。
ガソリンタンクのドレンパイプの穴あきで困っている方は、是非参考にしてください。
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク