CELLSTAR RO-116 OBDⅡアダプター  

前モデルのRO-115を使っていると、キーレスの作動範囲が極端に狭くなって不便極まりない状態でした。様々な通販サイトのレビューを見てみると、ホンダ２車種・スバル１車種で同様の問題があるとの書き込みがありました。
現行製品のRO-116はレビューが多数あっても、その中にキーレスに関わる問題があるとの書き込みが見つからなかったので、もしや？と思って買ってみることにしました。
意外にもこれが正解。キーレスの作動範囲の問題が見事に解決しました。

カタログスペック上では、RO-115とは（対応レー探との組み合わせで）トヨタ系ハイブリッド車のパラメーターが取れることくらいの違いしかありません。
でも、（自己責任で）分解してみると、全く基板設計が違うことが分かります。
RO-115はCANトランシーバーが電源回路のど真ん中に鎮座していたのが、RO-116では電源回路から離されていたり、レー探向けのケーブルも基板側コネクターの位置変更、かつ電源ラインだけ太くされていたりと、いくらか改良？が施されているようで、RO-115とは別物と言えるくらいの設計の違いがあります。
設計の違いがキーレスの作動範囲を妨げないために功を奏しているとは言い切れないものの、RO-115での唯一かつ最大の問題が解決したので、個人的には買い替えた価値はあったと思っています。

RO-115は出荷終了になっていますが、中古でRO-115を入手しようと考えている方は要注意です。

参考までに、主要な使用チップ
CANトランシーバー：どちらもMCP2551E
RISCマイコン：RO-115はSTM32F103T6U6A、RO-116はSTM32F103T8U6