
ウラルが納車されてから1年が経ちました!

この1年で約12,000km走行し、色々なところに行きました。

なぎさドライブウェイ

本土最南端佐多岬
色々と快適にする為にカスタムもしました。

TANAX スマートライドモニター
ドラレコにもなり、リアカメラを常に映す事でバックカメラのような使い方ができます。

コーケンイージークラッチ
純正クラッチより3割くらい握りが軽くなります。
納車して1ヶ月で単独事故を起こしてしまいました。
レッカーはこの時の1回だけ
タンクは凹む程度で済み、修理はウインカーのみ
ウラルの丈夫さには驚きました。
その後は事故も無く、最初はどこが壊れるんだとビクビクしながら乗っていましたが大きく壊れる事もなく順調に走っています。

周りからはいいもの買ったね!と言われ購入に前向きで興味のある方も多いことに気がつきました。
ぶっちゃけどうなのかを1年間乗ってきた私の意見を伝えます。
結論から書くと高年式の中古車がオススメです。
1.保管場所は屋根付きがいい
ウラルは見ての通り鉄の塊で防水性皆無の側車、いかにも錆びそうな車体です。
その為、屋根付き駐車場での保管が最適です。
そしてオルタネーターは回転数に応じての発電の為、街乗りなどを繰り返しているとバッテリーがへたってきます。
理想はバッテリーチャージャーに接続したまま保管できる環境です。
屋根付き駐車場があり、コンセントが駐車場にある一軒家が一番理想的な環境です。
じゃあ、ポータブル電源を積載して充電保管したらいいんじゃないの?
という対策もあります。
ですが、これが中々の電気消費量でEFDELTA 1300が一晩で100%→77%まで消費します。
これはバッテリーのリチウム化で解消する可能性もありますが保管場所を選ぶことに変わりありません。

他にも一軒家をオススメする理由はあり、走行後に下回りの洗浄をする事で錆を抑える事もできます。
少し規模の大きな整備もしやすい事も挙げられます。

ウラルは洗車、グリスアップ、タイヤのローテーション、各部増し締めなど自分でメンテナンスをする事が多くなる車両です。
その為、整備途中で雨が降っても問題のない環境作りが必要だと考えています。

理想は机も置いてトルクレンチを含む工具一色を揃えたいところ
2.新車価格が高すぎる為、2022年式以降の中古車がいい
現在のウラルの新車価格は3,168,000円
これは何もオプションの無い車両でこれだけ見るとバイク界の陸の王者、R1300GSと同じくらいと思うかもしれない。
だか、ウラルはそこに組み立て整備費用が50万円ほど上乗せされる。
その為、実売価格は370万円ほどとなる。
ここにオプションなどを盛り込んだ一般的なGEAR UP Adventureは390万円ほどとなる為、組み立て整備費を入れると乗り出し450万円とあと少し足せばランクル250が買えてしまう金額になる。

オートパラダイス関西さんのウラル
実物を見させてもらったがとても綺麗で美しい。
だが、中古になると価格は様々だが
2019年モデルで260万円〜
2022年モデルで300万円〜(私が買ったモデル)
となっている。
中古なら手が出そうだなと思う方も多いと思います。
そんな方は2022年モデルをオススメします。
2022年モデル以降は
片方出しアップマフラー、リアブレーキはブレンボ製、センタースタンドも新しい物になるなどメンテナンス製や部品の信頼性も向上していて、2025年モデルとの違いはドライブシャフトのジョイントの注油の有無とだけと考えていい。
他にも中古を勧める理由があり、
・初期不良の洗い出しが済んでいる事がある。
・低走行の車両が手に入りやすい
・今は手に入らないオプションが装着されている事がある。
特にオプションは欲しいと思っても国内にない場合が多く、自力で輸入したりする必要があります。
3.走行性能と乗り心地は期待するな、過度の積載も期待するな
ウラルはトコトコ走る乗り物で高速道路、峠道はとても苦手です。
高速も80km巡行が基本(Gear upは法定制限速度80km)
それ以上は出せない事もないけど巡航はしんどい
空冷のため、1時間に1回は休憩したいところ
そして、加速すると船側に進み減速すると車体側に曲がろうとする独特の特性があります。
そして、右カーブで速度を出してしまうと船側が浮き恐怖です。
そこで速度を緩めると船は地面に着地しますが曲がりきれず壁と激突・・・
なんて事もあります。
逆に左カーブはある程度速度を出せますが出しすぎると駆動後輪が浮いてしまい転覆します。

また、道路の縦溝にも弱くハンドルが左右に取られて運転しにくい
乗り心地はお世辞にもいいとは言えない
また、積載性も思ったより高く無く、272kgとなっている

これはBMW R1300GSと45kgしか変わらない数値です。
ただ、カー側の積載は特筆するべき物があり、キャンプ用品を満載してもまだまだあまりある空間はあります。
そう、空間はあります。

ペリカンケースを2つ積載し、その中にキャンプ道具をすべて積載する事も可能。

DIYの2×4材を積載する事も可能
ただし、載せ過ぎてしまうと後述するクラッチ周りの寿命を縮めてしまう事も事実・・・
後編へ続く
Posted at 2025/01/06 12:04:52 | |
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