
究極的に考えた場合に「このレースは何のためにあるのか?」に行きつくとは思うのですが、来年からどうなるんですかね??
世界最高峰のライダーの戦いを見せること?
エンジニア・メーカーの進歩?
市販車へのフィードバック?
世界の最高峰でもその辺の草レースでもレギュレーションってのは本当に難しいものですね
このブログはmotoGPのことをほとんど知らない人も多いと思うので自分の知識整理がてらに簡単に説明。
motoGP、現在2輪における世界最高峰レース、4輪で言えばF1
毎年細かいレギュレーション変更はモータースポーツですから当然に行われているのですが、来年からは数年に1回の大きな変更で、エンジン排気量が現在の800ccから1000ccに拡大されます。
ちなみに予備知識として歴史としてこのクラスは2スト500→4スト990→4スト800とこの10年ちょっとで変化してきたのですが、何を血迷ったかこの流れからは予想外だったんですけど、FIM(世界の2輪を仕切ってる四輪でいうFIA)は突然こんなレギュレーションの変更に踏み切りました。
また来春からレギュレーションを実際に施行するわけですが、現時点でまだ不明確にしか決まっていない部分が多々あります。それもそんなに細かい事でもなくけっこうな大事が・・・
決定されてる範囲で来年からのレギュレーション変更の核となるであろうことは、上記の排気量変更の他にCRTクラスというものの新造です。
私もそんなに詳しくはありませんが、このCRTクラスというのは端的に言ってしまえば「ワークスではないチーム」、現在の構図では最高峰レースに置いて、メーカーが全身全霊をかけるワークスチーム(ファクトリーチーム)とメーカーからマシンをリースしてもらって参戦するサテライトチームに大別されているのですが、その流れを思いっきり崩しに行くようです。
建前上の理屈では現状で金銭的な問題が増大するこのクラスをもっと安上がりにするためということと、参戦チームを増やす事、まあそのあたりを主題にしてFIMはレギュレーションの変革に出たのですが、参戦しているチーム・ライダーは現在この流れに否定的・・・
ただ若干事態を裏読みすると、究極的には将来ワークスチームを無くし最高峰レースでありながら現在のスーパーバイク(市販ベースの世界最高峰レース)と統合する形を狙っているように思います。
Posted at 2011/12/15 22:36:21 | |
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