1/2のラチェットを新調しました。
今まで使っていた1/2のラチェットです。
先日ふと「あまりに古すぎやろ。。。」と思いました。
1/2は主に足回りを整備するときに使っています。
昔は車高調やらダンパーやら足回りを扱う機会は多かったのですが
今では使う機会がめっきり減ったのであまり気にしていませんでした。
左のKTCのラチェットは買った記憶がありません。
右のラチェットは昔親からもらいました。たしか親もその昔祖父からもらったと言っていたのでたぶん60年くらい前のものと思われます。
「KYOTO KIKAI CO., LTD.」と書いていたのでずっとKTCの古いものかと思っていたらそうではありませんでした。
調べてみると「京都機械」という会社はKTCを創業した人たちが元々勤めていた会社だとか。
何人かで独立して「京都機械工具(KTC)」を創ったのだとか。
ろくな手入れもされてなかったのによく動いてくれたものです。
分解するとサビもありませんでした。歯数は24。2枚爪機構なので空転トルクはとても軽く使い勝手は良かったです。柄はローレット加工となっており、作りは簡素ながらもしっかりしています。
「ものづくり日本」が始まったのもこのころだと思います。
家電や車も日本製品が世界で人気だったのは性能よりもやっぱり「安いのに壊れなかった」からだと思います。
今は見えない部分はコストカットという手抜き手法が横行し、質の割に高いと感じる日本製品が増えました。
当時の高度経済成長を支えた団塊の世代の先輩方に思いを馳せながら錆びだらけだったケースを新調しました。値打ちはないけど保管しておきます。
そして新しく買ったラチェットはスタビレーです笑
日本製品じゃなくてすみません。
工具に限らず、何かこだわって物を作っている会社の製品が好きです。
知っている人はまず工具マニアと言っていいと思います。
歯数は80。このサイズで空転トルクはあまり気にしませんがとても軽いです。
最後の最後までHAZETのラチェットと迷いました。
あの強力な耐久トルクのラチェットは魅力的でしたが、よくよく考えると高トルクのボルトを緩めるときはメガネをあてて手刀を打ち込む人間なのでそこまでの耐久トルクは必要ありませんでした。最後は見た目で決めました。
ちなみに錆びていたり古くなったボルトはゆっくりトルクをかけていくと折れることがあるので瞬間的に力を伝えた方がいいです。メガネをかけて恐ろしく早い手刀をお見舞いしましょう笑
エアインパクトは手も痛くなく一番楽なんですが、どのくらいのトルクで締まっているのかとか、ボルトが折れそうとか、そういう情報が得られないので自分はあまり使わないです。
年に1、2回使うかどうかだし大したトルクもかけないし、つまり安物で十分だったのではないかと思いますが、まぁ工具好きだからいいんです笑
梨地で切り替えレバーのところのこの浮かび上がっているような模様がスタビレーっぽくて良いです笑
Posted at 2025/03/08 14:31:52 | |
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