2024年11月30日
高級素材ピストンと暖気のハナシ
アイドリングでの暖気は必要無いとされていますが、本当と嘘が混じっています。
クルマによっては必要な場合もありますと言いたい!
金属製にピストンやシリンダーが膨張するので、温間時にピッタリになる設計のクルマもあるのです!
つまりピストンとシリンダーのクリアランスが広いとオイル喰いします。
特に鍛造ピストンや社外ピストン(チューニング車)のクルマは要注意。
※鋳鉄シリンダーが普及してますがアルミと鋳鉄では、そもそも膨張率が違います
暖気無し(暖気運転は必要)で走行しても悪くはないのですが、オイルバカ食いになります。
暖気運転の必要が無いクルマは元々膨張しにくい素材で作られています。
ケイ素を配合したピストンが代表的な例です。
ただし、言っちゃ悪いが、所詮は量産品の安物で、耐久性が低下してます。
そのかわり慣らし運転があまりに必要無いですが(メーカーの良心)。
昔のポルシェは素材にこだわり、ピストン、シリンダーの両方がアルミ(膨張率を考慮)でした。
※日本でもオートバイ用に”ニカジルメッキシリンダー”がありましたが
今のポルシェは量産車とそうでない車でめっきの質を変えてコスト・カットしてますが、つくりわけのコストはどうなるんでしょうね。
某社の様に大量生産しないと元がとれないと思うのですが…
アイドリング暖気は環境に悪いのは本当で、アイドリング暖気はケースバイケース。クルマを所有してするオーナーに委ねられています。
駐車場に植え込みがある国(ドイツ等)では(日本人が大好きな)“前向き駐車”が禁止されていますね。
※日本のコンビニでは前向き駐車しないのは何故?
コスワース、JE、アリアス、ボルゴ、マーレ、オメガ、また純正で鍛造ピストンを採用してるクルマやボアアップ、チューニングしたクルマ(バイクも)にお乗りの方は要注意が必要です!
余談ですがサンバーも鍛造ピストンです(暖気しないとオイルが減る)。
ついさっき知りましたが…スゴイ技術【ICBM®】を発見!
↓コチラの井上ボーリングさんは、そこらへんを良く理解されてるので、信頼性バツグンですね。プロのピストンにはプロのシリンダー!
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技術 | クルマ
Posted at
2024/11/30 15:48:32
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