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マックヨシのブログ一覧

2026年04月23日 イイね!

補機バッテリー電圧変動の調査

プリウス(ZVW51)の補機バッテリー電圧はなぜ上下する?

※本記事の内容は OBD-II 実測データに基づく筆者の推論であり、 メーカー公式の技術資料ではありません。

― OBD-II ログを1秒間隔で記録して徹底分析してみた ―

ハイブリッド車に乗っていると、ふと気になるのが「補機バッテリーの電圧」。
 特にハイブリッド車は 補機の12V バッテリーが弱りやすい(あくまでも噂)と言われることもあり、 「走行中に電圧が11.5V台まで落ちるのは大丈夫なのか?」 と不安になる人も多いはず。

そこで今回は、以前このブログに投稿した「メータ表示画面の追加 OBD-II マルチモニター (Ver.2.0)」を使って 、車速・RPM・水温・負荷・駆動用バッテリー SoC・補機バッテリー電圧 を1秒ごとに記録し、実際にどんな条件で電圧が変動するのかを調べてみた。

MicroSDに記録されたデータをエクセルに取り込み(表1に測定サンプルを示す)傾向分析したところ、ハイブリッド車である当該車両の補機バッテリー電圧は、一般的なガソリン車のオルタネーター制御とは異なり、DC-DCコンバーターによる高度な充電制御を受けている。





まず結論:プリウスの電圧変動は“正常”だった

ログを分析した結果、補機バッテリー電圧は大きく3つのフェーズに分かれていた。


1. 高電圧充電期(14.0〜14.4V)
• システム起動直後
• 高負荷直後の補填 → DC-DC コンバータが積極的に充電している状態。

2. 安定維持期(12.3〜12.8V)
• 通常走行
• 巡航時 → 必要最低限の電力供給で安定。

3. 低電圧抑制期(11.5〜11.6V)
• EVクリープ
• 高速巡航中のアクセルオフ → 補機側への給電を意図的に絞っている。
この「低電圧抑制期」が今回の分析の主役だ。

11.5V台まで落ちる“3つの条件”

ログを読み込んでいくと、電圧が11.5V付近まで落ちるのは 特定の条件が重なったときだけだとわかった。


① エンジン停止 × 低速走行(EVクリープ)

ログの一例では、Speed: 0  Volt: 11.6Vというデータが複数回登場する。
これは、停車直前やクリープ走行中に DC-DC コンバータの出力が最小限になり、 補機バッテリー単体の電圧がそのまま見えている瞬間 だと考えられる。


② 高速巡航中のアクセルオフ(滑空)

車速 60〜70km/h でアクセルを離し、 エンジン回転数が 0 になる“滑空状態”でも電圧が落ちる。
これはプリウスが得意とする 「発電を止めて燃費を稼ぐモード」 に入っているため。


③ 駆動用バッテリー SoC が十分高い

SoC が 50〜60%以上あると、車両は 「発電しなくても走れる」 と判断し、補機側への給電をさらに抑える。


つまり、 SoC が高い → 発電しない → 補機電圧が落ちる という流れ。
バッテリーの健康状態はどう判断する?

ログから読み取れる補機バッテリーの状態は、「負荷がかかると 11.6V台まで落ちるが、 走行に入るとすぐ 12.5V 付近まで戻る」というもの。

これはプリウスの制御としては正常範囲のようだ。 ただし、⚠ 11.0V を下回るようになったら交換を検討というのが実用的な目安になりそうだ。

今回の分析でわかったこと

• 11.5V台は“異常”ではなく“制御の結果”
• プリウスは燃費最適化のため、補機側の電圧を積極的に変動させる
• EVクリープや滑空時は補機バッテリーの“素の電圧”が見える
• バッテリーの劣化判断は「11.0Vを切るかどうか」が一つの基準


まとめ

今回のログ解析で、プリウスの補機バッテリー電圧が 走行条件によって意図的に変動している ということがよくわかった。(プリウスだけではない)

ハイブリッド車はガソリン車のように 「常に14V前後で充電される」わけではない。 むしろ、状況に応じて電圧を上下させることで 燃費と効率を最大化している。

もしあなたのハイブリッド車でも 「11.5V台が見えるけど大丈夫?」 と心配になったら、今回の分析が参考になるかもしれない?



Posted at 2026/04/23 09:21:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | OBD2 | クルマ
2026年04月22日 イイね!

タッチパネル式「外付けハムログ」を作ってみた

車で移動中のアマチュア無線の交信、皆さんはどうやって記録していますか?
モービル運用だと、走りながらメモを取るのは大変ですし、後でまとめて入力するのも一苦労ですよね。





今回は、アイコムの人気機種「ID-5100」に接続して、交信データを自動で記録してくれる「Portable HAM LOGGER」を自作したのでご紹介します!

無線機とつながる「かしこい」ログシステム

このシステムのすごいところは、無線機(ID-5100)と「CI-Vで通信」ができる点です。
Arduinoという小さなコンピューターを使って、無線機から今の周波数やモード(FMやDVなど)を自動で読み取ります。





GPSが途切れても大丈夫な安心設計

トンネルの中や地下駐車場など、GPSが受信できない場所もありますよね。
そんな時のために、このロガーには時計(RTC)を内蔵させています。
GPSが受信できない時は自動で内蔵時計に切り替わるので、記録が途切れる心配はありません。
さらに、ID-5100の内蔵GPSから位置情報と正確な時刻もゲット!
「いつ、どこで交信したか」を、いちいち入力しなくてもシステムが勝手に覚えてくれるんです。

タッチパネルで入力もスマートに





記録のメインは、カラーのタッチパネル画面です。
クルマを停車させてから、スイッチを切り替えると、画面にキーボードが出現!
1. CALL sign(相手のコールサイン)
2. RST report(信号強度など)
3. Name / Address / Comment
これらをポンポンと画面で入力して「OK」を押すだけ。
データはSDカードに「CSV形式」で保存されるので、あとでパソコンのExcelなどで開いて管理するのも簡単です。

趣味がもっと広がる自作の楽しさ

「市販の無線機をもっと自分好みに使いやすくする」。
これこそアマチュア無線の醍醐味の一つですよね。
電子工作と無線を組み合わせることで、普段の交信が何倍も楽しく、そして便利になります。
「難しそう…」と思うかもしれませんが、最近は便利なパーツもたくさん売られています。
自分だけのオリジナル装備で、ハムライフを楽しみたいと思います!
Posted at 2026/04/22 16:12:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | アマチュア無線 | パソコン/インターネット
2026年04月17日 イイね!

メータ表示画面の追加

OBD-II マルチモニター (Ver.2.0)

車両のOBD-IIポートからCAN通信経由でリアルタイムに走行データを取得・表示するモニターは、以前紹介しました。

今回は、表示画面をアナログ、デジタル、システムモニターの3つの独立した表示モードに追加変更しました。

また、30秒間隔で3つの表示を自動で切り替え、あるいはユーザーのボタン操作により瞬時に切り替えが可能としました。

プリウスへの搭載状況を下図に示します。



アナログ、デジタル、システムモニターの画面が自動的に切り替わります。
一つの画面を表示しているより切り替わるほうが飽きませんね!



Mode 1: アナログ (Twin Meter)
• 左側に大型スピードメーター(半径90px)、右上にタコメーター(半径55px)を配置。
• 針の描画には三角関数 ($cos/sin$) を用い、fillTriangle で動的な指針を生成。
• 右寄せ(TR_DATUM)ロジックにより、水温・吸気温の数値を単位に揃えて表示。



Mode 2: デジタル (Prius Mode)
• 速度を中央に大きく配置し、その下に100km/hスケールのバーグラフを表示。
• 回転数は4000rpmスケールのバーグラフを表示し、3000rpm超過でバーの色を青から赤へ反転。
• 下部に水温・吸気温をテキストリスト形式で配置。




Mode 3: システム (Aux Battery)
• 中央に fVolts を特大フォント(Font 7)で表示。
• 項目名を "AUX BATTERY" とし、補機バッテリーの状態であることを明示。
• 最下段にBATT(SoC)と負荷(LOAD)の水平プログレスバーを配置。

次回は、表示しているデータをSDカードに記録してどのように変化しているかを確認してみたいと考えています。
(お楽しみに!)
Posted at 2026/04/17 11:30:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | OBD2 | クルマ
2026年03月10日 イイね!

HV車のバッテリ上がり充電監視装置(DIY)

第4回:【フィールドテスト・完結編】
いよいよ最終回!


「10Wなんて小さなソーラーパネルで、本当に巨大なHV車のバッテリを守れるの?」という疑問に、ガチの計算で答えを出しました。

実験・データ編
タイトル:【ガチ検証】プロ用機材でバッテリの「限界」を可視化!~3週間待てないので3時間でシミュレーション~
今回は、このシステムの信頼性を裏付ける「過酷なシミュレーション」のお話です。
実際の車で「バッテリが上がるまで放置」してテストすると3週間もかかってしまうので、プロ用機材を使って「時短&限界テスト」を敢行しました!

1. 助っ人はプロ用測定器「スコープコーダ」
測定には、信頼の横河電機製「スコープコーダ DL350」を投入!
バイク用の小型4Ahバッテリに、21Wの電球(ブレーキランプ級)を繋いで、一気に放電させて電圧の動きを追いかけました。


2. 見えてきた「死の曲線」
グラフを解析してみると、バッテリが力尽きるまでのドラマが見えてきました。
① 放電スタート: 繋いだ瞬間に電圧がガクンと下がるのは、バッテリ内部の抵抗によるもの。
② 安定期: 約90分間は、一定のペースで電圧が下がっていきます。
③ 運命の分岐点: ある点を境に、電圧が「崖を転げ落ちるように」急降下!
④ システム起動不能へ: 私の経験上、10.5V〜11.0Vあたりがハイブリッドシステムが目覚めなくなるデッドライン。そこまであっという間でした。

3. 「プークルトの法則」という壁
ただ時間を短縮しただけではありません。
「大きな電流で放電すると、バッテリが本来持っている容量を使い切る前に電圧が落ちてしまう」というプークルトの法則や、内部抵抗の影響もしっかり考慮。
「実際の車(55Ah)に1Wの暗電流が流れる状態」を、この過酷なテスト結果から逆算してシミュレートしたわけです。

【実証】お天道様 vs 暗電流!~10Wソーラーはどこまで踏ん張れるのか?~
机上の空論はここまで。いよいよシステムを屋外に持ち出し、実際の太陽光の下で「ガチの耐久テスト」を行いました!

3.1.  21W負荷(ブレーキランプ級)との死闘
まずは、あえて厳しい条件から。21Wの電球を負荷にして、10Wソーラーで太刀打ちできるか試してみました。


3.1.  21W負荷(ブレーキランプ級)との死闘
まずは、あえて厳しい条件から。21Wの電球を負荷にして、10Wソーラーで太刀打ちできるか試してみました。
① 結果: さすがに21Wは荷が重すぎました(笑)。
② 挙動: 太陽が照っていても、バッテリ電圧(BV)はジリジリと低下。ソーラーの発電量を消費が上回ってしまい、バッテリの貯金を取り崩している状態です。

3.2.  5W負荷(暗電流+α)なら「勝利」!
次に、実際の車の暗電流に近い(といっても少し多めの)5W電球に切り替えてみました。すると……
① 結果: 見事にバッテリ電圧がキープ、あるいは微増し始めました!
② 挙動: 「消費する電気 < ソーラーが作る電気」の逆転現象が発生。これこそが、私たちが待ち望んでいた「バッテリ上がりゼロ」の状態です。

3.3.  システムの「仕事ぶり」をチェック
実験中、自作のチェックスイッチをポチッと押すと……



① 完璧なシーケンス: 液晶がパッと点灯し、今の正確な電圧と時刻を表示。
② 設計通りのログ管理: スイッチ長押しで、EEPROMに刻まれたこれまでの格闘の記録(ログ)がズラリと出力されました。
狙い通り、マイコン(MCU)が裏方でしっかりとバッテリを見守り、必要に応じてリレーを操っている様子を確認。まさに「設計が形になった瞬間」です!


4. 検証結果とまとめ
タイトル:【完結】10Wソーラーで愛車を守り抜く!~実証実験データと、自作システムの完成~
長らくお付き合いいただいた「補機バッテリ監視システム」の開発。
ついに最終的な検証結果が出ました!

4.1. 雲が出ても「カチカチ」言わない!粘りの制御
ソーラー発電で一番怖いのは、雲で日照が不安定になった時にリレーが「カチカチ」と高速でON/OFFを繰り返す(チャタリング)こと。
 今回の実験(5W/21W負荷)では、10回平均の電圧測定と絶妙なウェイト設定が功を奏し、不安定な天候でもリレーが暴走することなく、どっしりと安定して動作してくれました。狙い通りです!

4.2. 「10Wパネル」の実力
検証の結果、わかったことは…
① 結論: ハイブリッド車のバッテリ上がりを防ぐには、10Wのパネルで十分!
② ただし: あくまで「維持」が目的。空っぽのバッテリを急速充電するパワーはありませんが、日々の「暗電流」という天敵を封じ込めるにはベストな選択です。

4.3.  パネルの出力電圧20Vの攻撃も、バッテリが受け止める
心配していた「パネルの開放電圧20V」も、バッテリに繋げばバッテリの電圧までスッと引き込まれることを確認。
マイコン(MCU)などの精密機器への影響も心配なさそうで、一安心です。

4.4. 作ってみての感想(まとめ)
今回のDIYで手に入れたのは、単なる充電器ではありません。
① 「見える化」の安心: 液晶やログで、いつでも健康状態がわかる。
② 「究極の省エネ」: RTCを使った爆睡モードで、システム自体の消費電力は極小。
③ 「信頼性」: 電源を切っても消えないEEPROMにログが残る、タフな仕様。
これだけのシステムが、汎用パーツを組み合わせて激安に構築できました。

5. 次のステップへ
今回のテストで、制御パラメータ(ON/OFFのタイミング)をもっと最適化できる余地も見つかりました。
 今後は実際の運用データをさらに取って、最強の「バッテリ守護神」へ育てていこうと思います!
同じ悩みを持つHV車オーナーの皆さん、ソーラー監視システム、超オススメですよ!
Posted at 2026/03/10 09:19:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | マイコン | クルマ
2026年03月10日 イイね!

HV車のバッテリ上がり充電監視装置(DIY)

第3回:【ガチ検証・シミュレーション編】

タイトル:【検証】HV車のバッテリはなぜ2週間で上がる?~計算と実験で暴く「暗電流」の正体~

システムを車に積む前に、まずは「敵」を知るところから。
今回は、HV車の補機バッテリが「なぜ、いつの間にか上がってしまうのか?」をガチで計算し、それを再現する実験セットを組みました!

1. HV車特有のバッテリ事情(LN2規格)
私の愛車に載っているのは「355LN2-MF」という欧州規格のバッテリ。
計算してみると容量は55Ah。一見十分そうですが、実は「充電効率が控えめなカルシウムタイプ」という特性があります。これが後々、効いてくるんです…。



2. 衝撃の計算結果:放置2週間でアウト!?
「2週間乗らないだけでバッテリが上がった」という話をよく聞きますが、あれ、計算が合うんです。
① 暗電流(待機電力)を推測: もし21日で上がるとしたら、暗電流は約65mA。
② 14日(2週間)なら: 約98mA。
③ 結論: わずか1W程度の電球をずっと点けっぱなしているのと同じ状態。これだけで、55Ahのバッテリは3週間持たずに「起動不能(放電深度60%)」まで追い込まれます。
HV車はシステムを動かすために常に電気を食っているので、実は想像以上にギリギリの戦いをしているんですね。

3. 実験セットを「ミニチュア」で構築!
実際の車でバッテリが上がるのを待つわけにはいかないので(笑)、実験用のミニチュア環境を作りました。



バッテリ: バイク用の4Ah(AGMタイプ)。あえて小容量にすることで、数ヶ月かかる変化を「数日」で再現できるようにしました。
① ソーラー: 本番と同じ10Wパネルを接続。
② 負荷(擬似・暗電流): 自動車用の電球(5W/21W)をスイッチで切り替え。これで「長期間放置した状態」を擬似的に作り出します。

次回は完結編です。。。
Posted at 2026/03/10 09:18:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | マイコン | クルマ

プロフィール

「OBDモニターの試作 http://cvw.jp/b/3657385/47969705/
何シテル?   09/16 10:08
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