2008年02月29日
サスペンションについて思うこと
長いことクロカンレースやってて、ずっと疑問に思っていること、 それは クロカンにおいてリーフとコイルのどちらが向いてるか? どちらが最強かです。
リーフに乗っていない方は 今時珍しい化石みたいなリーフスプリングの存在理由すらわからないと思いますが、実はリーフには物凄いメリットが有るんです!
それは強度と軽さです。
例えば横滑りしてサイドから壁にぶつかったとします。
種類にもよりますが、コイル車であればまず、どこかのアームが曲がるでしょうが、リーフ車はリーフ自体がアームですのでしなって衝撃を吸収するんです。
耐久性を重視するダンプや軍用トラック等がいまだリーフを採用してるのはこのせいだと思います。
RV車の足回りにはリーデイングアーム、トレーデイングアーム、ラテラルロット、コイル等 複雑な構成になり、重量もかさみますがリーフ車は全てリーフだけですみますので、かなり軽量になります。
特にジムニーみたいな軽量な車体にはバネ下荷重が重いと致命的です。
あと、クロカン走行において路面状況、車体の傾き加減、加減速の状況等 ダイレクトにドライバーに伝わるのもリーフの方が上だと思います。
もうひとつのリーフの大きなメリット、それは丸太越え等の時、リーフはその衝撃を乗り越えて前に進む方向に働きます。 それとは逆にコイル車はその衝撃を吸収して後ろに下がる方向に働きます。コイル車が衝撃吸収にすぐれている部分が裏目に出てるんですね!
クロスカントリーの世界ではJA11とかSJ30の様に古いリーフ車が現役で表彰台に上がれるのもこのリーフのメリットによるものと思います。
しかし、最近ダートを走って感じたこと、 それは、コイル車は4輪均等に重量を地面に配分していることによる走行安定性、グラベル等の細かい不整地に対するグリップの良さ、それから 一番の違いはやはり乗り心地! リーフ好きの私でも一度コイルに乗ってからまたリーフに乗ると サスの進化を感じます。
クロカン、ロック、グラベルそしてターマック、全てに対して万能なサスというのは出来ない物でしょうか?
また今日もジムニーのこと考えて寝ます! じゃ!
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サスペンション | 日記
Posted at
2008/02/29 20:02:06
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