2009年11月04日
まあそろそろ決断の時期かとは思っておりました。
本日,緊急取締役会で決定というニュースがあり,みんカラのみなさんも朝から書き込みしておりましたね。
ちょうどそれをみたのが午前9:00。
「出社している時間だな。」と思いましたので,
直通番号でトヨタ自動車モータースポーツ部へ電話しました。
幸いにも(直通だから当たり前だが(^ ^;)知っている人がでました。
「(F1)撤退するんだね。」
本人はまだ知らなかったみたいで情報ソースを聞いてきました。
毎日新聞の一方,ネットでの情報と伝えました。
昼頃から新聞各社やTV局も報道し始めましたね。
「お疲れ様。残念だったね。」
とだけ伝えました。
ちょっと電話を受けた方(女性)も若干放心状態のようだったので,
エンジニアの方々によろしくなどお願い事は止めておきました。
8年間ですか。そのうちの1/4には関わっていますね。
それも初期の重要な時期ですね。
私が関わった最後の車TF105がシーズン最高成績を残したことは,大変誇りに思っておりますし,
私が示した方向性(IT分野だけですけど)は間違ってなかったと........。
幸いにもそれを証明してくれた”理解者”の方もおりましたので。
今思えば,幸せな仕事してましたね。
仕事という感覚はなかったですけどね。毎日が楽しくて仕方がなかったなぁ。
用もないのにエンジンベンチ行ったりしてね。
というか強引に用事作って行っていた。(笑)
V10の生音,最高でした。
そのお隣で.....もう話してもいいでしょう。レクサスLF-Aのエンジン開発やってました。
その音も生音で堪能させていただきました。(笑)
開発・設計エンジニアとの方のやりとりやエンジンベンチでの敏腕メカニック達とのやり取りは人生の中でもいい思い出でしたね。
勝てなかったのは残念ですが,それが勝負の世界ですから仕方がないですね。
優秀な方々でしたが,ちょっと歯車がかみ合わなかったようです。
常々マネージメントとリソース管理の難しさを感じました。
ちょっと寂しくも思いますが,いい思い出や最高成績を出せた時期にいれたことは幸せでしたね。
今後の自分の人生でこれ以上の仕事には多分めぐり合えないでしょう。
関係者のみなさまお疲れ様でした。
特にTMG出向前にF1のプラモデルを組み立ててくれてプレゼントしてくれたOさん,
この場を借りてお礼申し上げます。
Posted at 2009/11/04 15:11:38 | |
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