
車にも寝起きというものがあるようでして、私が入手したボルボv70SBは たぶん長い間放置されていた車両のようでした。まあお陰で距離浅だったわけですが。
ただ長期間放置、つまりは寝かされていた車両なので、私のところで動かし始めると まああちこちからギシギシ ビキビキ バキバキ ゴトゴトと異音のオンパレードになってしまったわけです。
もちろん油脂類は交換して基本整備はしてから乗り始めたわけですが、そもそもv70SBはボディ剛性が低い、、というか緩いわけでして、異音は出てもおかしくない作りなのだと思います。
しかし寝起きのv70SBの異音も、鳴り続けると当たりが付くのか擦れるところが減ってしまって当たらなくなるのか分かりませんが、最近はあまり鳴らなくなってきてしまいました。これはv70SBが “起きてきた” ということなのでしょうかね。
なにやら最近は静かになってきまして、エンジンも気温の低さなのか起きてきたのかわかりませんが、どう考えてもパワーが上がってキレが良くなってきてます。気温が下がった効果よりも明らかに上回っているように感じます。
異音にしろエンジンにしろ、要するに “起きてきた” ようでして、正直言って「貨物車」としてしか期待していなかったv70SBに対して どんどん気に入って好きになってきてしまってます。ボルボマジックですかね。
まあそもそもシートなどが本革で しかも贅沢な作りであるv70SB、そして距離浅なので内装なんかはかなりキレイ。その上で異音が無くなると いかにも高級車なわけでして、パワーも当初は車重に負けていてカッタルイかなと思っていたのですが、パワーが上がりキレも増したこの状態だと気持ちよくドライブできる最高の車に変貌してしまってます。
あえて言うなら別に持っているジャガーXE-S P380だと「飛ばしたい」気持ちが湧き出てきますし、乗り心地はスポーティというか硬くて揺さぶられることで疲れるわけで、それでもジャガーXE-S P380は特別に気に入っているとはいえ、v70SBの安楽さに負けてしまうという本音が出てしまう自分もいるわけです。
乗るたびにどんどん気に入っていくv70SBの存在感は日に日に増していってまして、もはや当初思っていた貨物車として見ることは出来なくなってしまいました。
最近オープンカー探して言っている「ぶ〜んと走る」車が好きなわけですが、v70SBは「洗練された ぶ〜ん」なわけでして。それに気がつくと気に入る気持ちは止まることを知りません。私もどうなっちゃってるのかね。
個人的にはオールドボルボ(240とか)にも興味はあるのですが、それに比べて たぶんv70SBは古すぎたりせずに “いい塩梅” なのでしょう。実際趣味車は他にも持ってますし、使い勝手なども考慮するとv70SBは私にとって絶妙にハマる存在なのだと思います。
とか言ってすぐに買い替える可能性もありますが、案外長く乗りそうな予感もしてます。
Posted at 2025/12/07 22:42:33 | |
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