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NAロードスターの代車というか「車で帰れればいい」という条件で貸していただいたマークX。たぶん120系というのかな。

自宅に帰るときは高速に乗るのですが、古いとはいえさすがトヨタのセダン、乗り心地はいいし速いし静か。このころはまだ超扁平タイヤは履いてなく、60の16インチという今どきとしてはモッコリタイヤ。実はそれがかなり効いてるのじゃないかなと思うのですが、そのタイヤのおかげで乗り心地がいいのではないかと思うのですよね。

その代わりハンドリングとかピタッとした安定感は少しスポイルされているのだろうけど、個人的にはこっちの方が好みということもあって、古いマークXを良い車だなと感じてしまう。

むしろもっと古い車というかもっと低扁平率のタイヤ、70や80とかが個人的には好きなんだろうなぁと思い出させてくれたわけです。

そこまでいくと、それこそボルボ240ワゴンの標準タイヤが185/80/14インチ（なんと80！）というサイズであることが魅力的に感じてしまうのです。

今どきの車に低扁平率のタイヤを履かせると足回りのセットが違うとかよりも、とにかく似合わないことが決定打なので、やはり古い車に興味が出てしまうのです。というか240ワゴンいいなぁ。少し郊外にドライブに行くときに似合いそうな気がしてます。

マークXを貸していただいて、おかげで240ワゴンがさらに欲しくなってきました。でも増車はしたくない、というか出来ないというか、でもしたい気持ちもあるなと思ってます。

私のスマートはカブリオなのですが、狭いながらも積載量としてはクーペと変わらないのだと思います。

しかしクーペなら上下に分かれるとはいえハッチバックのようにガバッと荷室へアクセスできる構造になってまして、その点カブリオは下部の扉は開きますが上部は開きません。ですから物の出し入れが実質的にやりにくくて、実際の容量よりも出し入れ問題で荷室があまり使えないという状態になります。

小さい二人乗りだからこそ、その小さい荷室スペースを有効活用できるかどうかは結構大事なポイントになってくるのですが、カブリオを選択した時点で積載に関してはほとんど諦めた方が正解なのではないかなと思います。

とはいえ買い物行ってそれなりの荷物を無理矢理押し込んで運べるので、まあ小さいながらも頑張って活用している状況は、案外使い切り感があっていいのかもしれません。

もちろんその分、擬似オープンを味わうことができますし、近所でオープンにしてすぐ閉めるような場合に “いつでも開閉できる” という構造は大変使いやすくて満足してます。
峠にでも行ってそれなりの時間オープンにして走るということであれば、なんなら停まってないと開閉できなくても構わないと思うのかもしれませんが、近所の足限定で首都高なども短距離だけ乗るという場合に、とにかく走っていても「開けるかぁ」と思えばいつでも開閉できるというのは決定的に良い機能と思います。

何となくクーペも良かったかなと思う瞬間もありますが、もちろんカブリオで良かったと思う瞬間もありまして、まあ荷物をもっと積みたいときには別の車で行けばいいと思えば、私にはカブリオで良かったのかもしれません。カブリオはエンターテイメント性がありますしね。