
この3台を乗り比べたことのある素人はあまりいないかと思うのだけど、ちょい乗りくらいなら乗った人もいそうですね。
どれもそうですが 特にテスタロッサは個体差が大きかった時代なので、買って乗ってたとしても数台はそれなりの期間乗ったことがないとテスタロッサに関して偏った意見になってしまうかもしれません。もちろん512TRも512Mも何台か乗った経験がある方が間違いないかもしれません。例えば人によって512TRのクラッチは重いだ軽いだ言いがちですが、どれも個体差が大きいので “その個体は” と注釈を付けるのが正解かと思います。何ならパワステのないハンドルの重さも 例えば同じタイヤでも違いがある(減り方まで同じだったことはないし)ので、色々と個体差は大きいと思います。
とはいえ348と比較するとテスタ系は圧倒的にハンドルが重いので、348(こちらも個体差はありますが絶対的には軽いので)のハンドルが重いと言う人だとテスタ系は乗れない(動かすという意味で運転はできるかもしれませんが)かもしれません。
348は置いておいて、テスタ系3台の中で テスタロッサだけは “あまりにも” ボディ剛性が無くてスポーツ走行は難しいかもしれません。キャビン前後で別々に捻れが酷いので、車が3つのブロックに分かれてバラバラに動いてしまっているようでした。これは何台乗っても同じでして、もちろん何か対策をして剛性を上げているならば別ですが ボディがノーマル(もしくはキャビンにロールケージを入れても)であるならば、私はスポーツ走行をしたくなることはありませんでした。
それに比べて512TRではリアの剛性が一気に上がりまして、確かにもっと剛性は欲しいものの テスタロッサとの比較で言えば 圧倒的に剛性は上がり、走行中にも剛性 “感” が上がったので ある程度のスポーツ走行をする気になるようになりました。ただAピラーを軸にフロントが捩れる感じはまだあって、改善の余地があるなぁと感じるのでした。
では512Mはどうかと言えば、基本的には512TRのスープアップ版であり、ボディ剛性もまさにそんな感じです。例えば1〜2割剛性が上がった感じはしますが、やはりフロントの剛性不足は相変わらずでした。
ただ512TRと512Mに関しては私のような素人が少し飛ばすくらいなら充分な気もしまして、逆にテスタロッサだと怖すぎて全く飛ばせませんでした。
ただどれもエンジンは素晴らしいので、ボディに関係なくついつい回したくなってしまうのが問題(?)でして、特にテスタロッサで回してしまうと そこからは恐怖が待っていることになってしまいます。個人的には乗るなら512TRか512Mにしておいた方が正解なんじゃないかなと思ってます。
Posted at 2025/02/09 13:43:47 | |
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