
後にS13シルビアを所有するであろう人達の為に書き残します。
自分の所有しているS13シルビアは、
今やドリフトブームの火付け役の1台として活躍しています。
ですが、このS13はスポーツカーでは無く、
スペシャリティカーという種類なんです。
当時トヨタの初代ソアラがスペシャリティカーの先駆けとなり、
後にホンダ BA5プレリュードが一気に市場を独占していたようです。
日産はソコに目をつけたのか、
フルモデルチェンジしたS13シルビアを市場に投入。
スタイルを一新し、ドッカンターボエンジンを搭載したライトウェイトクーペ、S13。
この時代はFRからFF化が進みファン泣かせなメーカーがいる中、日産はFRクーペを維持。
それに土屋圭一もAE86からS13に乗り換えたというのも拍車をかけ、
バブル絶頂期でもあった為、爆発的に売れて、その市場を独占していました。
この当時はR32スカイラインGT-Rがデビューし、S13オーナーの羨望の的だったようです。
他のスカイラインと異なる、インテーク型のグリルがGT-Rの象徴で、
シルビアのグリルも、社外製からGT-Rグリルが発売され始め、
S13オーナーの王道的なドレスアップとなっていました。
今でも多いですよね、GT-Rグリルを装着したS13が。
この後ファストバックの180SXが追加投入されS13の顔で180SXという
いわゆる『シルエイティ』や『ワンビア』なんてのも出てきました。
当時Optionを見ていて、ビックリしたのを覚えていますね。
S13と180SXは基本構造が一緒、いわゆる姉妹車と呼ばれており
ポン付けで前の外装を移植できるのが特徴。
その後『頭文字D』で美女2人が青いシルエイティに乗るという設定で出現し、一気に火をつけた。
しかもそのプラモまで発売されるほどの知名度がありました。
でも所詮改造車、日産非公認かと思いながらwikiを見ていたら
なんとちゃっかり商標登録をしていたようです、中々あなどれませんねぇ日産はw
その後、名古屋のチューニングショップ『きっずはあと』が、
日産系のディーラーに製作委託したシルエイティの新車を500台限定で販売してました。
日産純正扱いとなる為、日本全国の日産のディーラーで
整備を受けることもでき、純正オプションもニスモ製LSDなど用意されていたようです。
でも個人的にはワンビアの方が好きですけどね。(マイナー好き
実はプレリュードとシルビアの2台、ライバル関係の他に
もっと深い関係でつながっているという話があります。
まだ今の愛車を所有する前、色々と検索を辿っていた時でした。
そこにはある文章が・・・。
このシルビアという名前は、ギリシャ神話に出てくる乙女の名前から付けられました。
これはラテン語で森という意味だそうです。
なお、元々「シルビア」という名前はホンダが商標を所有してましたが、
日産が譲り受けたという事です。
日産とホンダの間で「シルビア」と「プレリュード」の商標を交換したという話もありますが、
ホンダはプレリュードの商標をトヨタから譲り受けたというのが本当のようです。
自分もBA5の所有者であった為、とても不思議な感じがしました。
思えばS14の購入を考えていたのに、S13へ考えて始めたのは、この頃からだったでしょうか。
少し話が反れましたが、スタイルが良く、ドッカンターボで楽しい反面、
サーキットで攻めるとなると、パワーの無さとブレーキの貧弱性、剛性不足がどうしても問題になります。
ですが日産車は共通部品が多く、他車種からの流用ができるので
総合的に戦闘力を上げることができます。
スカイラインやローレル、セフィーロ、を始めとしたRB系から
後続車のS14やS15も一部の物が利用できます。
その中でも前期型に搭載されていた『CA18』は
後期型のSR20の影に隠れてしまい、パーツが少ないです。
自分は今、可能性を信じて この頑丈なCA18で頑張ろうと思います。
自分のコンセプトは『スポーツカーにも負けないスペシャリティカー』です。
スポーツカー以上に走れて、スペシャリティな装備で魅了させる、そんな車作りを目指しています。
別に企業では無いんですけどね・・・(笑
現在生産されている車達はデザイン性に長けており、カッコいい装備などが多いので
それを移植できたらなと思っております。
今ではすっかり、時代の流れは高級車やRVブームで、クーペはその影を薄めています。
ここ数年メーカーもクーペを再び復活させようという動きも出てきていましたが
去年からの経済不振、円安とダブルパンチで計画中止が相次いでいます。
S30やハコスカみたいに、愛される車になって欲しいものです。
私利私欲の為に 乗 り 潰 す 車 という事ではなく。
でも日産はスペシャリティーカーを捨ててはいませんでした。
R34からV35へと変化したスカイラインクーペです。
現行V36スカイラインクーペは時代にあった装備で、魅了しています。
V36スカイラインクーペはシルビアの再来だった!?
という記事を見つけて読んでみたら、S13シルビアに運転感覚が似ているらしい。
なんとV36スカイラインクーペの開発担当の方はS13シルビアの車体担当だった!?
ヤバイ、今度試乗しに行こ。
というより、Z33顔のV系スカイラインクーペを見て、凄く欲しくなったんですけど・・・w
この記事見たらなお更欲しくなるじゃないですか、高くて買えないけどorz
S13シルビアCM集 [youtube]
発売予告CM 今、地上にうわさがある。
新しい日産からアートフォース シルビア。ご期待下さい。
1989 NISSAN ART FORCE SILVIA Ad 「シルビアの時代が来た」
これは後期型になってからでしょうか。
おまけ
1987 HONDA Prelude Ad La Melodie en Sous-Sol 3
1988 HONDA Prelude Ad La Melodie en Sous-Sol 5