
今日は降雪で予定していた走行会が流れてしまったので、空いた時間を利用して走りの分析をしてみます(と言うか、毎回やれよ、それ)
まず1コーナー進入。濃いラインがのちすたさん、私が薄いラインです。
のちすたさんの方がインに切り込んでいくタイミングが早く、さらにブレーキングが遅いです。
のちすたさんはイン側に鼻先が向いた後にフルブレーキングしてますが、私は真っ直ぐ減速しています。
減速Gに関しては、のちすたさんの方が若干強いですが、さほど差はない、と思っています。ABSの介入はわかりませんが、ABSが介入してる時点で、その車のブレーキングの限界、と考えます。
しかし、のちすたさん、そこまで奥まで突っ込むのってぐらいブレーキ突っ込んでますね……。
ボトムスピードはさして差はありませんでした。
と言うか、これ、各コーナー全てで言えるんですが、ボトムスピード自体に大きな差はないので、これは車両上の限界と考えます。
減速へのプロセスに大きな課題はありますが、ボトムスピードをこれ以上引き上げるのは、現状のタイヤでは困難と判断します。
結果、1コーナーで私は大回りしてる分、距離をムダに走っています。
また理屈で言えば、のちすたさんの方が鼻先が先に向きを変えている分、1コーナーで鼻先を曲げる角度が小さいです(説明が難しい
何より、今のスイスポの性能で言えば、このぐらいの旋回性能はある、と言う良い証明になったかと。
Gセンサーを見ると、のちすたさんは旋回初期から最大Gが掛かっていますが、私は横Gは掛かってません(つまり、真っ直ぐ減速してる
減速Gをうまく横Gに変換できていません(これはプロアイズの岸インストラクターにも全く同じ指定を受けている、わかりきってる課題です。むしろ、現状の私の最大の欠点と言ってよいかと。
アプローチの段階でのちすたさんは向きが変わっている、横Gが掛かって外輪に荷重が乗っているので曲がりやすい状態を作れている、結果、のちすたさんの方が向きが変わるのが早く、アクセルオンが速いのだと思います。
その後、1ヘアのアプローチまでは差は開いてないので、やはり立ち上がり加速の差が大きいと思います。
1ヘア、ラインはあんまり変わってませんが、やっぱりのちすたさんの方が奥まで突っ込んでます&が立ち上がりが速い。
私はここで立ち上がりのラインにクーリング中の車両がいたため、立ち上がりをタイトにせざるを得ず、若干ロスしてます。
ダンロップ下。私はイン巻にビビって、スロットルオンが遅れています。
まぁ、回る時は既に回っているので、ここはスロットルオンは早めが良さそうです。
のちすたさんはクリップに付く前にスロットルを開け始めていますが、私はクリップを通過してもまだ、スロットルを開けられていません。
結果、ロスしてます。結果、2ヘアまでの最高速に差が付いてます。
2ヘア。立ち上がりのラインが私の方がタイトです。
ここは特に前に車両はいなかったので、単に立ち上がりを気にしすぎです。
のちすたさんの方がコース幅をいっぱいに使っているので、アクセルオンが速いです。
どちらが正しいか、これは正直、ちょっと微妙です(実は計測最高速はほぼ互角なので、あまり差がない可能性が高い)
最終コーナー。実はライン取りとボトムスピードはほぼ変わりません。
大きく変わっているのは減速プロセス。
のちすたさんは1コーナー同様、イン側に切り込んだ後に減速を掛けています。
私は真っ直ぐ走っている間に減速をかけています。
結果、減速が速いです。
その分、減速G自体は私のほうが小さく、帳尻を合わせるように走っています。
のちすたさんの方が減速を終えるのは早く、加速に入るのが速いです。
さらに動画を合わせて見ると、各コーナーでのちすたさんの方が最大舵角が大きいです。
曲げるポイントで素早く大きな舵角を与えています(たぶん、FF乗りの定石)
私は小さな舵角のまま、向きが変わるのを待っている感じですかね。
向きは変わっているのでコースアウトはしませんがw
こうすれば、良い、と言う意識付けとしては非常に役立ちましたし、うちの車の限界もわかったので、非常に勉強になりました。
ただ、総括すると
いつもプロアイズ走行会で言われてることじゃね?
と言うところに落ち着いてしまうのが何とも。
これに関しては言い訳になるんですが、ドラテクって高度になればなるほど、言われても自分の中に落とし込むのが難しく、色々言葉を変えてみたり、図解したり、動画で見たり、と手を変え品を変え、ようやく落とし込める、と思っています。
単に私が不器用なだけかもしれませんが
ブレーキの踏み方一つ、言葉を言い換えてようやく体感できるようなったぐらいですからね……。
不器用なりに頑張ります(本当に良い教材をいただきました
意外なことにライン取り自体は1コーナーのアプローチと2ヘアの立ち上がり自体、大きな差は見受けられませんでした。
これはひょっとして、タイムアップを期待できる?
ちなみに、これはあくまで私の車両だから、この走り方ができる、と言うデータであり、同じZC33Sでも同じ走り方ができるとは限りません。
例えば、タイヤ、ブレーキが違うだけで止まれない曲がれない、ラインをトレースできない、と言うのはあると思います。