
NV350 キャラバンのラジエーターサブタンク(縦に長い方)の水が
凄まじい勢いで減っていく(蒸発していく)件について。
結論(あくまで個人的)
サブタンクが空でも、エキスパンションタンク(以下エキパンタンク)の空気圧縮で
問題ないなら、最初からサブタンクは不要では!?という個人的結論に至りました。
理由は、真夏にどんなにエンジンを酷使しても、エキパンタンクはある一定量の
空気層を含んだ部分からは、一切減らない&水温も規定通りなので。
実際どうなんでしょう?
まず、いまのところ判っている点。
・E26キャラバンのディーゼルモデル(YD25)初代から現行まで起きてる問題。
→だけど、よく冷える構造なのでオーバーヒートはしない。多くの人は多分気づいてない。
ちなみに減るスピードは外気温に比例する。
・エキスパンションタンク(ラジエーター上部の横長のタンク)から伸びた、
ラジエーターサブタンク(上記タンクの余り水を貯めておくタンク)の中身が
だいたい1000km~5000km走行すると、空になる。早すぎるよどう考えても?
というのが問題の部分。説明書で適時補水してね、って書いてある部分。
→人によってはMIN位置にあると言うけど、これは後述。
・ラジエーターキャップ外して走っても、水温あんまり変わらなかった。
→諸事情でそうなり、偶然発見した。冷却性能が非常に高いのは間違いない。
保証期間内の車両については、ディーラーでの預かり点検等で
ラジエーター周辺一式の交換、EGRクーラー交換、最終奥義でエンジン交換、
このあたりまで交換しても、他の方も同じく、原因不明のお手上げ状態。
最終的に「定期的に水足してネ!」というのが現状です。
ちなみに先代キャラバンで1年5万キロ乗っても、水減りは一切なし。
機関が正常なら、エンジン交換をしても、一切改善しません。
=別にエンジン内部やラジエーターから漏れてはいないので。
冒頭に書いたとおり、サブタンクから蒸発しているのが原因。
なぜかと言うと、狭いエンジンルームで、ラジエーター上部に
密着するように設置されているので、停車時の熱でタンクが加熱されて、
蒸発が促進されてしまうという状態になっているから。
停車時に風向き次第で、クーラントの匂いがするのがコレ。
上の通り、冷却性能自体は非常に高いので、エンジンが動いていて、
カップリングファンが回転していれば、風の流れがあるので
加熱の度合いは全く問題ない。ついでにいえば、サブタンクに押し出される
クーラントの量も、他社の車と大差ないし、これは設計通りの振る舞いのはず。
自分はYD25DDTiのディーゼルエンジンなので、ガソリンについては
この状態になるのかは不明です。詳しい方ぜひコメントお寄せ下さい。
この記事見てるのは、同じ症状に悩んでいる人でしょうから、
特にタンクの配置なんかは書かなくともイメージできると思うので割愛。
サブタンクの構造を見てみる。ちなみにMINとMAXの間で350ccくらいかな。
エンジンが座席下にあるので、タンクの水面も見にくい。
どうしても斜めから見る形になるので、あんまりピンとこないかもしれないけど、
車上で見ると、MINレベルまで減っている=すでにエア吸い込んでる状態。
理由は画像を見て頂ければ一目瞭然。
吸口はタンクの底じゃなくて、MINのラインと同じくらいの高さなので。
少し話は逸れますが。
多くのヨーロッパ車が採用している、冷却水のクローズド方式。
ハイエースの現行モデルも、バスケットボールみたいなタンクで採用してるやつ。
水の逃げじゃなくて、空気を圧縮して圧力制御するタイプ。
NV350で言うところの、ラジエーター上部のエキスパンションタンクだけで
冷却回路を完結される感じ。NV350はこれに、追加でサブタンクが付いている。
つまりエキスパンションタンクは水で満たされて、サブタンクで水の逃げを制御する
日本車でお馴染みのシステムを採っているようです。オープン式。
この設計の理由が未だに謎。補水チェックしやすいのか、保険に付けたのか。
あらゆる部分がE25からの引き継ぎなので、伝統的に採用したのか。
詳しい人教えてください。
なら、蒸発させないようにすればいいのでは?
という流れになるので、サブタンクの側面を見てみましょう。
ウルトラざっくりした通気孔よ。秘孔突きも余裕でいける。
コストダウンの為なのか、U型のホースとかも特にはなし。
けれど、ホースがあろうがなかろうが、
エンジンルーム内が適温なら、この状態でもクーラントなんて
ほとんど蒸発しないので、別に大した問題ではない。適温なら。
これが停車して風通しがストップして、排熱で加熱されると、
蒸発しやすい環境ができあがる。その後、エキスパンションタンクが冷えてくると
クーラントを吸い戻そうとするから、水位も下がる。
この繰り返しで、あっという間にタンクが空になるんですね。
それで最初の結論に戻ると、NV350は冷却性能が高いのが
功を奏しているのか、クローズド式で制御できてるのか、正解は設計者しか
わかりませんが、間違いないのは、サブタンクは空でも、エキパンタンクが
程よい位置で水位を保っているので、問題なく走行できるということ。
なので、標準的な車なら即オーバーヒートするけど、この車両はしない。
勘のいい人はお気づきでしょうが、
このサブタンクは、エキパンタンクからの廃液受け程度に使うか、
どうしてもサブタンクにも補水が必要なら、サブタンクを遮熱して更に移設してしまう。
くらいやれば、多分この問題は解決するんだと思います。
自分は濁ったクーラントがヘドロになるオープン式が大嫌いなので、
エキパンタンクのみで使用できるなら、とても望ましいと思う(あくまで個人的な意見)。