
F1第17戦アゼルバイジャンGPの予選結果です。

まずは予想の答え合わせになります。
・順位的中者:的中無し(今回の予選は結果的には当たるわけありません 理由は後述)
・Q3進出者:8人的中
アルボンQ1敗退、ハミルトンがQ2敗退
ローソン、角田選手がQ3進出
***************************************************************
以下、予選結果になります。
ポールはレッドブルのフェルスタッペン
フリー走行から度々好タイムを叩き出し、この予選では大荒れの展開となる中、Q1を2位、Q2をトップで通過しました。Q3では2度の赤旗と雨がぱらつく難しいコンディションでここまで使わなかったソフトタイヤを導入し最後の最後でトップタイムを叩き出し2戦連続のポール獲得となりました。
明日のレースではポールからそのまま逃げ切り2連勝を飾りたいところです。
2位はウィリアムズのサインツ
ウィリアムズはフリー走行からトップ10に名を連ね、予選での好成績を期待させるとQ1は14位、Q2は9位とギリギリで通過しました。Q3では1回目のアタックを早々に終えトップタイムを記録すると、その後に2度の赤旗と雨の影響でこのままポールかと思われましたが、残り3分でライバル勢にタイムを更新されるもそのタイムをさらに更新し、最終的には2番手を獲得しました。
ウィリアムズのフロントロウは2021年のベルギーGPでラッセル(現メルセデス)が獲得して以来、およそ4年ぶりの快挙となりました。
明日のレースでは、後ろからの追い上げてくるライバル勢から順位を守り、移籍後初の表彰台を獲得したいところです。
3位はレーシングブルズのローソン
フリー走行では全セッショントップ10に入るなどマシンセッティングの仕上がりの良さが見える中、予選に入っても危なげなくQ3までコマを進めると、Q3ではサインツ同様、1回目のアタックを2番手で終えた後、赤旗2回と雨で2位が狙える状況となりました。残り3分でライバル勢にタイム更新されるも自己ベストを叩き出し、結果3位と今年のレーシングブルズ最高グリッドを獲得しました。
明日のレースでは、後ろからの追い上げてくるライバル勢から順位を守り、表彰台を獲得し、オランダGPで表彰台を獲得したチームメイトのハジャーに続きたいところです。
レッドブルの角田選手はフリー走行で課題となってたロングランに対しフロアのアップデートが行われたこともあり今まで以上にいい感覚を持ったまま予選に臨むと、Q1では12位、Q2では10番手でギリギリQ3に進出を果たすとQ3では雨と赤旗が出る中、最後の一発のアタックに賭け、レッドブル移籍後最高の6番手を獲得しました。
明日のレースではポイント獲得はもちろんのこと、表彰台も手に届く位置ではあるので表彰台獲得もワンチャン期待したいです。
*************************************************************
今年のアゼルバイジャンGPの予選では過去最大級に荒れに荒れまくった展開となりました。折角なので掻い摘んで解説いたします。
Q1開始してすぐ残り時間11:33のところで、アルボン(ウィリアムズ)が1コーナーのエイペックスの壁にタイヤをヒットさせました。これでサスペンションを壊し直後にマシンを停め赤旗が出されました。(1回目)
10分ほどの中断を挟みセッションが再開されると、残り時間6:36でヒュルケンベルグ(キックザウバー)が4コーナーを曲がり切れず壁にクラッシュしフロントウィングを壊してしまいました。幸いマシンには致命傷はなかったもののこれで赤旗が掲示されました。(2回目)
しばらくの中断を経てセッション終了と同時に同じくターン4でガスリー(アルピーヌ)が曲がり切れずエスケープソーンに退避した影響で黄旗が掲示された直後、チームメイトのコラピントが同じくターン4でクラッシュし3回目の赤旗となりました。
コラピントのマシン撤去のため、Q2が遅れて開始されるとセッション残り11:54にベアマン(ハース)が2コーナーの出口でリヤタイヤを壁にヒットさせマシンにダメージを負った影響でマシンを停めてしまいました。これで4回目の赤旗が掲示されることとなりました。しばらくしてQ2が再開されるとこのセッションは何事もなく終了しました。
Q3ではアゼルバイジャンでは珍しい雨がぱらつくとの予想があり、各車雨が降る前にアタックを行おうとする中、路面が雨で濡れた影響かラッセル(メルセデス)がターン4で止まりきれずエスケープゾーンに退避し黄旗が掲示されました。これがこの後大荒れとなるQ3の序章に過ぎなかったのは誰一人思わなかったはずです。
残り時間7:07で、雨が降り始める前にアタックを完了しておきたかったルクレール(フェラーリ)がなんとターン15で曲がり切れずバリアにクラッシュしてしまいました。これで本日5回目の赤旗となり、ルクレールはこの痛恨のクラッシュで5年連続ポールは夢と散ってしまい、ポールシッターの本命が1人、ここで姿を消してしまいました。
ルクレールのクラッシュによりバリアの修復で数分の中断を経て、雨が若干ぱらつく中、セッションが再開されましたが、残り時間3:41でなんとポイントランキングをひた走るピアストリ(マクラーレン)がバックストレートエンドの3コーナーでルクレールと同じような形でクラッシュ喫してしまいました。
この2つのクラッシュで昨年のポールシッターと優勝者がセッション終了を待たずマシンを降りることになってしまいました。

このクラッシュで本日6回目の赤旗となり、恐らく過去最多の赤旗掲示回数という過去9回のアゼルバイジャンGPで最も荒れた予選となってしまいました。
ここまで解説した通り過去一といってもいいくらい荒れた予選となったため、事前に立てた予想も大外しとなりましたが、今回はしゃーなしということにしてください・・・
*************************************************************
明日のレースは20時からセッション開始予定となります。
本日の予選同様にこのコースは比較的荒れた展開となるとこが多く、オーバーテイクも多いため、レース結果が予選順位通りの結果とはならないと思います。その中で今回躍進を遂げた中団勢と下位に沈んだトップチーム勢がどのような戦いを繰り広げるかレース全体で見どころがたくさんあると思います。そしてマクラーレン勢はこのGPでコンストラクターチャンピオンを決められるかどうか楽しみなところです。
レース結果については、レース終了後に投稿予定ですので見ていただけると嬉しいです。
Posted at 2025/09/21 00:43:05 | |
トラックバック(0) | クルマ