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そどーゑむのブログ一覧

2025年12月08日 イイね!

【レース結果】最終戦アブダビGP

【レース結果】最終戦アブダビGPF1 2025年最終戦アブダビGPのレース結果です。


優勝はレッドブルのフェルスタッペン。
 ポールポジションからスタートし、2位のノリスを牽制しながらホールショットを奪って序盤のレースをコントロールしました。
中盤はピットインの関係で首位を譲る場面もありましたが、終盤にトップを奪い返すとそのままフィニッシュ。
 今シーズン8勝目となり、前日のポールポジションと合わせて年間最多勝・最多ポールを獲得しました。


2位はマクラーレンのピアストリ。
 3番手スタートからオープニングラップでノリスをかわして2位に浮上。
その後はハードタイヤを最大限まで引っ張り、ライバル勢が2ストップを選ぶ中、1ストップ戦略で走り切り、そのまま2位でチェッカーを受けました。


3位はマクラーレンのノリス。
 2番手スタートからオープニングラップでピアストリに順位を譲ったものの、序盤はフェラーリのルクレールに追われながらもポジションを死守。
 ピットストップ後もルクレールの執拗な追撃を受けつつ、最後まで表彰台圏内を守り切り3位でフィニッシュしました。
 この結果、ノリスは自力でワールドチャンピオンを決め、史上35人目のF1王者となりました。


レースで存在感を見せたのはフェラーリ勢のルクレールとハミルトン。
ルクレールは5番手スタートから1コーナーまでに順位を上げ、終始ノリスを追い回してタイトル争いを盛り上げましたが、惜しくも4位フィニッシュで表彰台には届きませんでした。
一方ハミルトンは16番手スタートから2ストップ戦略で着実に順位を上げ、見事8位まで挽回しました。
フェラーリ勢は早々に開発が終了し、優勝の機会に恵まれなかったものの、その分強くなって再びグリッドに戻ってくるとこを願っております。

 
 そして、このレースで一区切りとなる角田選手(レッドブル)は、10番手スタートからハードタイヤを選択し、序盤はそのままの順位で周回を重ねました。
 中盤には他車のピットインにより一時3位まで順位を上げ、後方から迫るノリスをブロックしてフェルスタッペンを援護しましたが、その際の動きにより5秒ペナルティを科されてしまいました。
 その後のピットインでペナルティ消化のため順位を落とし、最終的には14位フィニッシュ。入賞で締めくくることはできなかったものの、最後までチームのために走り抜きました。

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以下、レースの展開になります。
まずはタイトル争いの面々における獲得条件について振り返ります。
(細かい条件は以下の画像をご覧ください)

・ノリスの獲得条件:表彰台獲得
・フェルスタッペンの獲得条件:優勝+ノリス4位以下
・ピアストリの獲得条件:優勝+ノリス6位以下
と、なります。

スタートタイヤについては以下の通りです。
ソフトスタートは2ストップ前提、ハードスタートは1ストップ前提となり、ミディアム勢は状況次第となります。


スタートでは、フェルスタッペンが2位のノリスを牽制しながらトップをキープし、続いてノリス、ピアストリが続きました。
4番手スタートのラッセルは、スタートで出遅れ6位へ後退します。


2本目のストレートエンドでは、ピアストリがノリスに、アロンソがルクレールに仕掛けます。
ピアストリはオーバーテイクに成功して2位に浮上。
一方アロンソはルクレールをかわせず、ポジションを5位のまま維持しました。



4周目、スタートで順位を落としていたラッセルが、ストレート間のシケインでアロンソをオーバーテイクし、ひとつ順位を取り戻します。
その前方では、ルクレールがノリスに接近し、プレッシャーをかけ続けました。



17周目にはノリス、ルクレール、アロンソがピットインし、ミディアムからハードタイヤへ交換します。


23周目、3位を走る角田選手にノリスが接近。
角田選手はブロックしますが及ばず前に出られてしまい、さらに進路変更が2度以上あったとして5秒のタイムペナルティが科されました。
フェルスタッペンは同周の終盤にピットインし、ハードタイヤへ交換します。



41周目にはノリスが2度目のピットインでミディアムへ交換し、ここからは表彰台を守る展開に。
同じ頃、フェルスタッペンがピットインを終えていないピアストリをオーバーテイクし、トップへ返り咲きました。



翌42周目にピアストリがピットインし、逆転を狙う展開へと持ち込みます。


レースは、フェルスタッペンがそのまま優勝し、終盤戦を3連勝で締めくくりました。
ピアストリは終盤に追い上げを見せたものの2位。
そしてノリスは3位に入り、見事2025年のワールドチャンピオンに輝きました。


2019年にデビューしたノリスは、将来のチャンピオン候補と目されながらも、当時低迷していたマクラーレンでなかなかチャンスに巡り合えませんでした。
しかし、昨年のマイアミで初優勝を挙げ、そしてその1年後、ついに悲願のワールドチャンピオンを手中に収めました。

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長かったF1 2025シーズンも、これで終了となります。
シーズン開幕前は、マクラーレンの2台がシーズンを席巻し、チャンピオン争いも両者の一騎打ちになると予想されていました。
その予想通り、開幕戦ではノリスが優勝、第2戦ではピアストリが勝利し、下馬評通りの展開となりました。

一方、2024年から失速していたレッドブルの2025年は、フェルスタッペンをもってしても5連覇の可能性は低いと見られていました。
しかしフタを開けてみれば、決して速くないマシンながら勝利数を積み重ね、常にタイトル争いに食い込むシーズンとなりました。
第4戦以降は、フェルスタッペンとラッセルがイモラとカナダで優勝した以外はすべてマクラーレンが勝利。
ピアストリは第4戦から3連勝を含む活躍で、前半戦のチャンピオンシップをリードしていきます。

苦境に立たされたレッドブルに転機が訪れたのは、第13戦ベルギーGP前。
チーム創設時から代表を務めてきたクリスチャン・ホーナーが更迭され、後任としてジュニアチームの代表だったローラン・メキースが就任しました。
これによりマシン開発の方向性が変わり、その成果が現れ始めたのは後半戦に入ってからです。

前半戦は圧倒的だったマクラーレンですが、後半戦で潮目が変わり始めます。
第15戦オランダGPでは、2位走行中のノリスがPUトラブルでリタイア。
このレースを制したピアストリは、ポイント差を34点に広げ、有利に立ったかに見えました。

続く第16戦イタリアGPでは、フェルスタッペンが久々の勝利でシーズン3勝目を挙げたものの、トップのピアストリとは依然として約100点差の状況でした。

大きく流れが動いたのは第17戦アゼルバイジャンGPです。
ここではマクラーレンのコンストラクターズタイトルが決まる可能性もありました。
しかし、ポイントリーダーのピアストリが予選でクラッシュし、決勝でもスタートで出遅れ、オープニングラップで再びクラッシュして早々に姿を消します。
ノリスも予選7位から決勝で角田選手を攻略できず7位フィニッシュに終わり、タイトル決定は持ち越しに。
ちなみに、このレースを制したのはフェルスタッペンで、前戦に続く連勝。メキース新体制の効果が徐々に結果として表れ始めました。

マクラーレンは第18戦シンガポールGPでコンストラクターズタイトルを決め、2024年に続く連覇を達成。
マクラーレンの連覇は、1988〜1991年のマクラーレン・ホンダ時代以来で、実に四半世紀ぶりの快挙となりました。

そして舞台は天王山のアメリカ大陸ラウンドへ。
ランキングトップだったピアストリは、アゼルバイジャン以降不調に陥り、優勝どころかポール争いにも絡めないレースが続きます。
その間にノリスとフェルスタッペンが着実にポイントを積み上げ、ついにサンパウロGPでピアストリは首位から転落。
さらにラスベガスGPでは、オランダGP終了時点で104点差あったフェルスタッペンに追いつかれ、同点に並ばれてしまいました。

首位に立ったノリスは、ラスベガスでの失格やカタールでの戦略ミスに足を引っ張られつつも、サンパウロで築いたリードを最後まで守り切り、悲願の初タイトルを獲得しました。

終盤に驚異的な追い上げを見せたフェルスタッペンは、後半戦で6勝、さらに全戦で表彰台という、マシンパフォーマンスを考慮すると驚異的な成績を残しました。
しかし、年間最多勝を挙げながらもあと2点届かず、ミハエル・シューマッハ以来となる史上2人目の5連覇は達成できませんでした。

2025年をもって現行レギュレーションが終了し、ひとつの時代が幕を閉じました。
そして2026年からは新レギュレーションとなり、新しい王者とともに新時代が始まります。
どのチームが抜け出すのかは、1月下旬のウィンターテストを見るまでは分かりません。
開幕戦を誰が制し、新たな時代の始まりを告げるのか、今から非常に楽しみです。

来年も引き続きF1関連のブログを投稿する予定ですので、よろしければまた読んでいただけると嬉しいです。
それではまた来年、【ゑむ式予選予想】でお会いしましょう。
Posted at 2025/12/08 07:38:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年12月07日 イイね!

【予選結果】最終戦アブダビGP

【予選結果】最終戦アブダビGPF12025最終戦アブダビGPの予選結果です。


まずは予想の答え合わせになります。
 ・順位的中者:1人(ピアストリ)
 ・Q3進出者:8人的中
         アントネッリ、ベアマンがQ2敗退
         ボルトレート、ハジャーがQ3進出

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以下、予選結果になります。
ポールはレッドブルのフェルスタッペン
 フリー走行からの好調を予選でも維持し、Q1を難なく突破するとQ2では中古タイヤのみのアタックで通過し、Q3へタイヤを温存しました。Q3の1回目のアタックで角田選手のアシストもありトップタイムを記録すると、その後2度目のアタックでそのタイムを更新する走りでポールを獲得しました。
明日のレースでは、ポールスタートから逃げ切ってそのまま優勝し、逆転タイトルは天命を待つのみとしたいところです。

2位はマクラーレンのノリス
 予選ではポール獲得の筆頭とされましたが、大接戦の予選Q3でポールのフェルスタッペンの圧倒的なパフォーマンスを前に最終的にはコンマ2秒という大きな差をつけられ2番手グリッドを獲得も初戴冠に向け一歩前進しました。
明日のレースでは、表彰台獲得でタイトル獲得を自力で決められるため、大きなリスクを背負うことなく堅実な走りをしたいところです。

3位はマクラーレンのピアストリ
 前戦カタールで復活のポール獲得で最終戦を前に本来の速さが戻りアブダビの予選でもQ1で圧倒的な走りでライバルにプレッシャーをかけていきました。しかしQ2以降はライバルに後れを取る形で順位を上げられず、Q3でもタイトル争いのライバルたちの後ろからスタートとなる3番手を獲得しタイトル獲得がやや難しくなりそうです。
明日のレースでは、最低でも2位以上が絶対条件ではあるものの、実際は優勝を狙う必要があるためフェルスタッペン同様、優勝を獲得し天命を待つのみとしたいところです。

 個人的にタイトル争いのカギを握ると予想しているラッセル(メルセデス)は、上位3台と互角の走りを展開しQ2ではトップ通過で速さを見せました。Q3では最後のアタックでミスもありトップ3からやや離された4位となりました。
明日レースはチャンピオン争いの行方を後ろから見守りつつ、チャンスがあれば前を狙っていきたいところです。

最後にこのレースで一旦一区切りとなる角田選手(レッドブル)はフリー走行最後にアントネッリ(メルセデス)の接触でフロアを旧型にせざるを得なく予選に向け苦しい展開となりましたが、予選ではセクター2で全体ベストを度々記録する走りでQ1を15位、Q2を10位とギリギリで通過しQ3へコマを進めました。Q3最初のアタックでチームメイトのフェルスタッペンをアシストしポール獲得に貢献した後、最後のアタックで6番手タイムを記録するもトラックリミット違反でタイム抹消となり、結果は10位とあと一歩といった結果になりました。
明日のレースではこれまでのベストレースを上回れるようなレース展開で最後の1周まで全力で走り切ってくれることを願っております。

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決勝レースは本日22時からセッション開始予定です。
このコースはフロントロウからの勝率が高く、統計的にはフェルスタッペンとノリスが優勝する確率が高いとされています。しかしここまで予想通りの展開でいかなかったチャンピオン争いの行方を考えると最後の最後まで予想通りの展開とならないことも考えられます。このグランドエフェクトカー時代にてマクラーレン勢がフェルスタッペンからタイトル奪取となるのか、それともフェルスタッペンが逆転タイトルで王座防衛となるのか、最後まで見届けたいと思います。

レース結果については、レース終了後投稿予定ですので、そちらも見ていただけると嬉しいです。

Posted at 2025/12/07 08:54:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年12月06日 イイね!

【ゑむ式F1予選予想】最終戦アブダビGP予選

【ゑむ式F1予選予想】最終戦アブダビGP予選みなさんこんばんは、そどーゑむです。
長かったF12025年シーズンもいよいよ最終戦となりましたが、その前に前戦カタールGP後に未定となっていた来年のレッドブルの1席及びレーシングブルズの2席が発表されました。
レッドブルは、王者フェルスタッペンの相方に今シーズンデビューしオランダGPでは自身初表彰台を獲得したハジャーが指名され、レーシングブルズはローソンが引き続きそのシートに収まり、もう1つは現在F2に参戦中であるレッドブル育成のリンドブラッドがF1デビューとなり、そこに角田選手の名前はありませんでした。
その角田選手は、来期レッドブルのリザーブ兼テストドライバーに就任することとなり、来年はチームを裏方から支えることになりました。
個人的には日本人F1ドライバーがグリッド上から姿を消してしまうのは非常に残念で仕方ありませんが、来期また別のチームからでもグリッドに復帰してもらえれば日本人F1ファンの端くれであるワタシとしてもうれしく思います。

角田選手にとってこのアブダビGPは一旦最終戦となりますが、悔いなく予選から決勝のファイナルラップまで走り切ってほしいと願っております。

さて、話は最終戦に戻りこのレースでドライバーズチャンピオンが決定します。
ランキングトップのノリスは2位フェルスタッペンに12点差、3位ピアストリに16点差であるため、ノリスは表彰台を獲得すれば自力でチャンピオン獲得となります。
一方フェルスタッペンは優勝したうえでノリスが4位以下であればチャンピオンが確定し、ピアストリは優勝したうえで、ノリス6位以下であればチャンピオンが決まります。
上記だけ見るとノリスが圧倒的に有利なように見えますが、かつて2010年の最終戦アブダビでベッテル(当時レッドブル)が、ランキング首位のアロンソ(当時フェラーリ)を捲り大逆転で初戴冠となりました。


チェッカーを受ける最後の1周までレースは何が起こるかわかりません。どんな結末を迎えるか見届けたいと思います。

それでは、今年最後の予選予想に参ります。


フリー走行ではノリスが好調をキープし、ラッセル、フェルスタッペン、ピアストリもほぼ同じタイムでラップを刻み、ポール争いは概ねこの4台に絞られると思います。
中断勢では、アロンソ(アストンマーティン)、ハース勢が接戦の中、頭一つリードしている状態です。レーシングブルズやザウバーもここに加わってくると思います。
角田選手もFP3の最後のアタックに出ようとしたときにアントネッリ(メルセデス)と交錯しサイドポッドにダメージを追ってしまいアタックを断念しましたが、それまでの走りでTOP10に来れるのではという期待も込めてノミネートしました。
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予選はこの後23時からセッションが開始されます。
泣いても笑っても今年これがラストレースになります。
チャンピオン争いにおいて、まずこの予選で誰が優位にスタートできるかが一つの勝負所になると思います。
その中でもメルセデスのラッセルがこの3つ巴を戦いに割って入り、どこまで掻き回してくれるかが個人的に楽しみな部分であります。
そして角田選手もこのレースで一旦一区切りとなりますが、このアブダビはデビューイヤーで4位獲得と得意にしているだけに個人的には表彰台獲得を期待しています。
いずれにしても悔いなくファイナルラップまで走り切ってほしいと願っております。

予選結果については、明日朝以降の投稿を予定しております。
よろしければそちらもご覧いただけると嬉しいです。

Posted at 2025/12/06 21:52:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年12月01日 イイね!

【レース結果】第23戦カタールGP

【レース結果】第23戦カタールGPF12025 カタールGPのレース結果です。


優勝はレッドブルのフェルスタッペン
 3番手スタートから1周目の1コーナーで2位に順位を上げると、序盤に入ったSCでタイヤ交換を行うギャンブルを行い、これが功を奏しマクラーレン2台を纏めてアンダーカットしトップへ浮上しました。
 中盤以降は安定したペースで周回を重ねそのままトップでフィニッシュしました。
 これでランキング2位に浮上し、トップノリスとの差を12ポイントまで縮め、5連覇の夢を最終戦に繋げました。


2位はマクラーレンのピアストリ
 ポールスタートから好スタートを決めホールショットを奪いトップが盤石かと思われましたが、序盤のSCでライバル勢がピットに入ったことにより、トップの座を明け渡してしまいました。
 中盤に2度目のピットストップを早めに行い、2番手からトップを猛追するも差が大きすぎる故、フェルスタッペンの背中を見ることも叶わず2位でレースを終えました。
 フェルスタッペンが優勝したことによりランキング3位に落ち、トップとの差を縮めるもチャンピオン奪還が難しくなりましたが、まだチャンスは残っているので最後まで諦めず戦っていきたいところです。


3位はウィリアムズのサインツ
 7番手スタートから序盤に出たSCの間隙をついて一気に3位までジャンプアップを果たし、マクラーレン勢のピットで一時2位を走行しました。
 レース終盤には後ろから猛追してきたノリス(マクラーレン)を振り切り、今季2度目の表彰台獲得となる3位でチェッカーを受けました。


 ランキングトップのマクラーレンのノリスは、2番手からスタートも1コーナーまでにフェルスタッペンに2位を奪われ、序盤は3位を走行しました。
その後はピアストリと同様SCで順位を落とし、最後まで諦めず追い上げを続け何とか4位でフィニッシュするもチャンピオンを決めることはできませんでした。


 最後にレッドブルの角田選手は、スプリントでの好走から一転、予選でQ1落ちで15番手からのスタートとなりましたが、序盤のSCで12番手まで順位を上げました。
その後はライバルの脱落もあり11位に順位を上げ入賞圏内が手の届くところで、ハジャー(レーシングブルズ)がマシントラブルでリタイアを喫し、何とか10位でフィニッシュしポイントを持ち帰りました。


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以下、レース結果になります。

 前戦のラスベガスGPのオープニングラップの件で5秒ペナルティを受けていたボルトレートが、同GP中にペナルティを消化しなかったため、カタールGP決勝で5グリッドダウンとなり19位スタートとなります。
また、予選最後尾のコラピント(アルピーヌ)はセッティング変更のためピットレーンからのスタートとなります。

レース開始前にランキングトップのノリスがチャンピオンを決める条件をおさらいします。

 ・ノリスが優勝すると無条件でチャンピオンが確定
 ・ピアストリはノリスに4ポイント多く獲得された時点で権利消滅
 ・フェルスタッペンはノリスの後ろでフィニッシュした時点で権利消滅

となるため、仮に予選順位のままフィニッシュすると、チャンピオン争いは最終戦へ持ち越しとなり、マクラーレンの一騎打ちとなります。

スタートタイヤについては、以下のようになります。
ヒュルケンベルグ(ザウバー)、ハミルトン(フェラーリ)がソフト、アルボン(ウィリアムズ)、コラピント(アルピーヌ)がハードを選んだ以外は全員ミディアムになります。


レースがスタートし直後の1コーナーで早速3番手スタートのフェルスタッペンが、ノリスをオーバーテイクし2位へ順位を上げます。


後方では、ソフトタイヤスタートのハミルトンもオープニングラップで順位を18位→14位へジャンプアップしました。


レース7周目の1コーナーでヒュルケンベルグがガスリー(アルピーヌ)を外からオーバーテイクしようとした際にタイヤ同士が接触しヒュルケンベルグがスピンしリタイア。
ガスリーもタイヤにダメージを負うもピットインしレースへ復帰しました。




この接触で審議対象になったもののレーシングインシデントということで、両者不問に終わったもののヒュルケンベルグのマシンを撤去するためSCが出動となりましたが、これがこのレースの勝敗を左右するものとなりました。

翌8周目には3位フェルスタッペン以降のドライバーがこの間隙を突いて続々とピットインし、タイヤ交換を終わらせます。
一方、マクラーレン2台とオコン(ハース)はステイアウトしコースに留まります。



11周目にレースが再開し1-2を形成したマクラーレンですが、3位以降のドライバーは既にタイヤ交換を済ませているため、ここから25周目までフルプッシュし後ろとのマージンを築きます。


24周目にトップのピアストリ、25周目に2位ノリスがピットインしタイヤ交換を行いました。
ピアストリは4位、ノリスは5位でそれぞれレース復帰しました。この間にフェルスタッペンがレースリーダーとなりレースを引っ張ります



30周目の1コーナーでピアストリが前を走るアントネッリをオーバーテイクし3位へ順位を上げました。


32周目には、7周目にタイヤ交換を行ったドライバーが全員この周回でピットインし2度目のタイヤ交換を行います。


43周目にトップを走るピアストリがタイヤ使用制限の25周を走り切らず早めのピットインで、4位を走るサインツをカバーしに行きます。
これで実質2番手でコースへ復帰しました。


45周目にはピアストリ同様、早めのピットインでノリスが2度目のタイヤ交換を行い、5位でコースインします。


レース残り2周となる26周目には、7位を走るハジャーが左前のタイヤがパンクしスローダウンしてしまいました。
これにより、11位を走る角田選手が10位入賞圏内へ入ってきました。


時同じくして5位走行中のノリスの前を走るアントネッリ(メルセデス)がターン10の立ち上がりでミスをし、この隙を見逃さなかったノリスがポジションを1つ上げ4位となります。


 レースは見事な判断でピットインのタイミングを見極めたレッドブルとフェルスタッペンの勝利で幕を閉じ、チャンピオン争いでもついに2位へ浮上しました。
 一方、マクラーレン勢は結果的に判断を見誤った形となり、ピアストリとノリス共々思っていたほどポイントを稼ぐことできませんでした。


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次戦は最終戦アブダビGPとなります。
 長かった2025年シーズンも残すはあと一戦となり、いよいよチャンピオン争いが決着します。
 シーズン序盤はマクラーレンの独壇場でドライバーズタイトルはマクラーレンの一騎打ちかと目されていましたが、ここにきて王者フェルスタッペンが底知れない底力でついにランキング2位へ浮上し、三つ巴の戦いとなりました。
 F1の勝利の女神は、最終戦にどんなドラマを用意しているのか、そして誰に微笑むのか、非常に楽しみであります。


 また2011年から始まったDRS、2014年からのHV規定により導入されたMGU-H、そして2022年から復活したグランドエフェクトカー規定ととも今年で別れを告げることが決まっており、次戦アブダビで見納めとなります。
 
 ひとつの時代が終わりを告げ、新たな時代への転換期となった2025年シーズンの最後はいったいどのような形で幕を閉じるのか、この目でしっかりと見届けたいと思います。

 そして、角田選手にとってはカタール以降に去就が発表される予定ですが、どのような発表がされようとも、今年ラスト1戦を全力で戦い自分の走りができることに期待しています。

それでは、また来週お会いしましょう(^_^)/~
Posted at 2025/12/01 08:41:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月30日 イイね!

【予選結果】第23戦カタールGP

【予選結果】第23戦カタールGPF12025 カタールGPの予選結果です。




まずは予想の答え合わせになります。
 ・順位的中者:的中無し(ニアピン6人)
 ・Q3進出者:9人的中
       角田選手がQ1敗退
       ガスリーがQ3進出

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以下、予選結果になります。
ポールはマクラーレンのピアストリ
 スプリントではポールトゥウィンを決め逆転タイトルに望みを繋げるべく迎えた予選でも速さはそのままであり、Q2でいきなり自身が昨日出したコースレコードを大幅に更新しライバルを圧倒しました。
Q3でも終始ミスなく1周を纏め上げ最終的には、昨日のタイムからコンマ7秒もタイムを上げ2日連続のコースレコードとなるポール獲得となりました。
 明日のレースでは、スタートを決め何としてもトップでレースを終え、最終戦にタイトル争いを持ち込みたいところです。

2位はマクラーレンのノリス
 チャンピオンを決めるべく臨んだ予選では、ピアストリに対しまとまれば速いものの安定してラップをまとめきれず、Q3最後のアタックでも2コーナーでアンダーを出しアタックをやめてしまったものの、1回目に出したタイムで2番手獲得となりました。
 明日のレースでは、ダーティ側のスタートで蹴り出しが不利ですが、1コーナーまで順位を守り切りピアストリに対しトップを奪いたいところです。

3位はレッドブルのフェルスタッペン
 スプリント予選では6番手となるもレースで持ち直し迎えた予選では、さすがの修正力で速さに改善がみられるレベルまで戻ってこれました。しかしマクラーレンに対しては大きな差があり結果としては3番手が現時点での最大限の成績でした。
 明日のレースでは、奇数グリッドを生かし1コーナーまでにノリスをかわし、タイトル争い脱落を何としても阻止したいところです。

 アルピーヌのガスリーは、先日のスプリント予選では19番手と厳しい結果となるも、この予選ではQ3まで生き残り見事なカムバックとなりました。結果は9位と明日のレースでは入賞圏内が現実味を帯びる場所からのスタートとなるため、コース特性をうまく利用し、入賞圏内でフィニッシュしたいところです。

 最後にレッドブルの角田選手は、スプリント予選、レースともに好走を見せ予選でも期待がかる中迎えた予選では、マシンセッティングはそのままにもかかわらずソフトタイヤとのマッチングが悪く、接戦の予選でQ1敗退となる16番手と厳しい結果となってしまいました。
 明日のレースでは1周目の1コーナーで1つでも順位を上げ、入賞圏内目指して粘り強いレースを展開してほしいです。

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明日のレースは日付が変わった1時からセッション開始予定です。
チャンピオンが決まるこのレースでの各ドライバーの条件は以下の通りです。



ざっくりまとめると・・・
 ・ノリスが優勝すると無条件でチャンピオンが確定
 ・ピアストリはノリスに4ポイント多く獲得された時点で権利消滅
 ・フェルスタッペンはノリスの後ろでフィニッシュした時点で権利消滅
となります。
仮にスタート順位のままフィニッシュした場合、最終戦でマクラーレンドライバーの一騎打ちとなります。
レースでは、この三者がトップ3からのスタートとなるため、オープニングラップの1コーナーが最大の勝負どころになると思います。

また、このクランプリではタイヤの周回数制限(25周)があるため、57周で行われるレースでは最低2ストップすることが義務となります。
単純計算で19周のスプリントレースを3回するため、基本的に速いレースペースになると思われますが、タイヤへの負荷が大きいためタイヤがバーストしないか気になります。

タイトルが決まるか否か、そしてレースが無事終えることができるか、注目していきたいと思います。

レース結果については、いつも通りセッション終了後に投稿予定ですので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
Posted at 2025/11/30 05:29:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「【レース結果】最終戦アブダビGP http://cvw.jp/b/3692401/48807745/
何シテル?   12/08 07:38
どこにでもいそうな普通のクルマ好きです。 主にドライブやクルマいじりといった部分を趣味としています。 また、F1観戦も趣味の1つでありかれこれ20年近く見続...
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