
F12026年 Rd.4マイアミGPのレース結果です。
●優勝:アントネッリ(メルセデス)
3戦連続ポールを獲得しての決勝レースですが、課題のスタートで順位を2位に落とすも序盤はノリス(マクラーレン)、ルクレール(フェラーリ)とのトップ争いを展開しました。ピットストップでノリスをアンダーカットしトップに返り咲き、その後は終始ノリスからのプレッシャーを受けながら、最後までトップを守り切りました。
これで初勝利から3連勝を達成し、1993年のデイモン・ヒル氏(当時ウィリアムズ)以来史上2人目、3戦連続ポールトゥウィンは史上初の快挙であり、この19歳の若者によってまた一つ新たな歴史が刻まれました。
●2位:ノリス(マクラーレン)
4番手スタートから3位へ順位を上げると、レース序盤でルクレール、アントネッリをかわしトップに立つと、スプリントと変わらず好ペースを維持しトップを快走しました。しかしピットイン後にアントネッリにトップを奪われ、以降はプレッシャーを掛け続けるも一歩届かず2位でチェッカーを受けました。
●3位:ピアストリ(マクラーレン)
7番手スタートから3台を抜き4位で1周目を終えると、このレースでは終始ラッセル(メルセデス)とバトルを続ける展開となりました。レース残り9周を切ったところでフェルスタッペン(レッドブル)を、残り2周でルクレールをそれぞれかわし3位へ浮上、そのままチェッカーを受け、ピアストリは2戦連続表彰台獲得となりました。
以下、Top3以降のドライバーです。(抜粋)
●フェルスタッペン(レッドブル) Q:2位 R:5位
予選では今年最高の2位を獲得し臨んだ決勝ですが、スタートで出遅れ、直後の2コーナーでスピンを喫し一気に9番手まで順位を落としました。しかし序盤で出たSCのタイミングでピットに入りタイヤ交換を済ませ16位でレースに復帰、その後は自身の追い上げとライバル勢のピットインで順位を上げ、一時はトップを走行しました。レース終盤ではライバルより長く走ったタイヤで走り続け少しずつ順位を落としてしまうも、最終的に5位でフィニッシュし、ドライバーオブザデイを獲得しました。
●ウィリアムズ
サインツ Q:14位 R:9位 アルボン Q:16位 R:10位
予選では2台ともQ2で敗退してしまいましたが、決勝ではオープニングラップにアルボン10位、サインツ11位とスタートダッシュに成功しました。序盤からウィリアムズ勢は安定したレースペースでハース勢を従えながら入賞圏内を走行し続け、そのままチェッカーを受けました。アルボンは今年初入賞と同時にウィリアムズは今年初のW入賞を飾り、Q2敗退から見事挽回しました。
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以下、レースハイライトです。
レースは元々現地時間16時スタートを予定されていましたが、雷雨の予報もあり3時間繰り上げで13時(日本時間2時)のスタートとなりました。
そのおかげでレースはドライコンディションでのスタートとなり、レースのどこかで雨が降ってくるというのが、大方の予想です。
このレースでボッタス(キャデラック)がキャリア250戦出走という記録を打ち立てました。フィンランド人ではライコネン(当時アルファロメオ)に次ぐ出走回数であり、近年ではヌードモデル(?)との兼業となっていますが、ぜひ次は300戦出走を達成してほしいです。
現地時間13時となりレースがスタートしました。
フロントロウの2台はスタートで出遅れ、3番手スタートのルクレールがその2台に挟まれるような形で1コーナーに侵入していきます。
しかし、直後の2コーナーでフェルスタッペンが縁石に乗り上げたはずみでコントロールを失いスピン。大事には至らなかったもののこれで順位を大きく落とすことに。
オープニングラップはルクレールが取り、アントネッリ、マクラーレンの2台が続く展開となります。
スタートで出遅れたフェルスタッペンを先頭に5台ものマシンが9位争いを行っています。
4周目のバックストレートエンドでアントネッリがルクレールをかわしトップに立つも、翌週にはルクレールが再度抜き返しトップを奪還。その後ろでノリスは虎視眈々をチャンスを伺います。
その直後、ハジャー(レッドブル)がセクター2のインフィールド区間で単独クラッシュ。また、時同じくしてガスリー(アルピーヌ)がバックストレートエンドでタイヤバリアに乗り上げた状態でマシンストップしてしまいました。このクラッシュでSCが出動となり、フェルスタッペンがこのタイミングでハードタイヤにスイッチしました。
ガスリーのクラッシュはローソン(レーシングブルズ)との葉輝で引き起こされたもので、ガスリー車は一回転してしまうほどの衝撃を受けましたが、幸い本人は無事でした。
12周目にレースが再開し、ピアストリがラッセル隙を突きオーバーテイクを敢行し4位へ。
翌13周目にノリスがルクレールをとらえ、トップに浮上しました。
更にその翌週に同じ場所でルクレールはアントネッリにもオーバーテイクを許し3位へ転落
27周目、スタートで順位を落としたフェルスタッペンとハミルトン(フェラーリ)のF1王者同士によるバトルが展開されます。
28周目にピットに入ったノリスに対し、1周早く入ったアントネッリのアンダーカットが成功し事実上の2番手に。
翌29周目、トップのフェルスタッペンに対しアントネッリとノリスが仕掛け、アントネッリはトップ奪還。ノリスは直後のバックストレートオーバーテイクし2位へ。
31周目、ルクレールがラッセルをオーバーテイクし5位へ順位を上げます。

47周目、古いタイヤを履き続けるフェルスタッペンに対し、ルクレールが仕掛け3位へ。これで表彰台圏内に突入です。
そして49周目にはピアストリにも抜かれ5位へ転落。レース後半は我慢の展開となりました。
レース残り2周で、4位ピアストリがルクレールを表彰台圏内から引きずり下ろし3位へ上がります。
直後ファイナルラップでルクレールがまさかの単独スピン。左タイヤを軽く接触させますが、そのまま走り続けるもダメージを負ったのか、バックストレートエンドでラッセルに、そしてゴール直前にフェルスタッペンに抜かれ6位に転落してしまいました。

レースはアントネッリが前人未踏の初ポール初優勝から3戦連続のポールトゥウィンを飾り今季3勝目。ポイントも100点に乗せチャンピオンシップを俄然有利にリードしていきます。

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次戦は2週間後、カナダGPで2週連続のスプリントフォーマットが予定されております。
今回のレースは雨が心配されておりましたが、最後まで本降りにはならず、終始ドライコンディションでレースが進行しました。でも個人的な感想としては、この新レギュレーション下でのウェットコンディションは見てみたかった気持ちがあり少し残念ですが、それは次回以降にとっておくことにします。
それにしてもアントネッリの勢いはここにきて止まるどころか更に勢いが増し、だんだん手が付けられなくなってきた感があります。一方でアップデートを入れてきたライバルでは特にマクラーレン勢がメルセデスに引けを取らない速さでレースを展開できたのは、今のメルセデス独走状態に待ったをかけられる最有力候補であるといえます。また、フェラーリやレットブルもこのグランプリで改善を見せ、これからの戦いが楽しみになってきます。
次戦以降、アントネッリとメルセデスの独走態勢が続くのか、それともライバル勢が待ったをかけるのか、次戦カナダGPが楽しみで仕方ありません。
それでは、また2週間後にお会いしましょう(^_^)/~