
F1第4戦バーレーンGPのレース結果です。

優勝はマクラーレンのピアストリ。今季2度目のポールスタートから2位以下を寄せ付けない走りで今季2勝目を挙げ、マクラーレンにバーレーン初勝利をプレゼントしました。また、ポイントランキングでもフェルスタッペンを抜き2位に浮上しました。
2位はメルセデスのラッセル。予選では2番手を獲得するもペナルティで3番手スタートに。レースではスタートで2位に上がりその後は危なげなく走行も終盤にかけステアリングのトラブルを抱えながら、マクラーレンのノリスの猛追を凌ぎきりました。
3位はマクラーレンのノリス。予選では6番手スタートとなり、さらにはスタートでのグリッド位置で5秒ペナルティをもらうも、上位を猛追し2位に手が届く3番手でチェッカーを受けました。
このレースのドライバーオブザデイは、5位のフェラーリハミルトン。予選では9番手と振るわずもレースでは特に第2スティントでオーバーテイクショーを披露し最終的に5番手まで挽回しました。この走りを受け、見事ドライバーオブザデイに選出されました。
10番手スタートのレッドブル角田選手は、レース中盤にウィリアムズのサインツと接触しマシンにダメージを負うも、決して速いとは言えないマシンで粘りの走りで9位でチェッカーを受け、レッドブル移籍後初入賞を果たしました。
また、最後尾スタートだったハースのベアマンは、スタートで大きくジャンプアップし、その後は自身の走りにプラスしてチーム戦略もハマり見事10位でフィニッシュ。ハースのマシンで3戦連続入賞と新人ながら他に引けを取らない走りを見せてくれました。
レースは、当初の予想通り2ストップが主流となりタイヤチョイスもチームごとに分かれるという最近ではあまり見ない展開となりました。
コース特性も比較的オーバーテイクがしやすく、レースでもあちこちでバトルが見られ非常に見ごたえがありました。特にフェラーリ勢は第2スティントでタイヤライフの差を生かしルクレール、ハミルトンと共に順位を大きく上げていきました。
31周目にデブリの除去でセーフティカーが入り各車ピットインを済ませましたが、ここでもチームによってタイヤチョイスが分かれ展開が予想できず最後まで見ごたえのあるレースでした。
このレースでドライバースランキングでピアストリが2位となりドライバースでワンツー、コンストラクターも首位独走で1998年以来のダブルタイトル獲得にまた一歩近づきました。しかしシーズンは始まったばかりですし他チームの反撃もあると思うのでこれからどうなるかが非常に楽しみです。
次戦は来週末サウジアラビアのジェッダで行われます。
ジェッダは超高速市街地コースでありエスケープゾーンがなく、壁ギリギリを平均250km/hを超える速度で駆け抜けます。市街地コースは比較的荒れる展開が多く今年はすべてポールスタートのドライバーが優勝しているため、個人的には荒れる展開を期待しています。