
我が家は一穴式風呂釜なのですが、ここに使われているOリングが劣化するので定期的に交換が必要です。
ここ10年ほど交換を行っていないので、凄いことになっていると想定していましたが、その通りでした。
ステンレスのキャップを取り外して、3本のネジを緩めて本部品を取り外します
外側のOリングは劣化してボロボロになり切れていました
内側のOリングはまだ弾力が有り劣化は少ないです
【大きい方が劣化が早かった理由】
各種エラストマーの耐性について長年学んできたので、外側の大きい方は材質がNBR(ニトリルゴム)で、小さい方の材質はFKM(フッ素ゴム)と判ります。
FKMにはデュポン社が開発した特定のフッ素ゴムの商標名で(バイトン)と呼ばれる物も含まれています。
日本国内では「フッ素ゴム=バイトン」という認識が広まっています。
殆どの流体(液体や気体)において、FKM(フッ素ゴム)の方が耐熱性に優れていると言え、価格も高価です。
今回、各Oリングは現状の材質で手配しました。
Oリングの規格を間違えないよう、ノギスを使って溝の寸棒を計測しました
S-67(NBR)/ 474円(税込)5本入セット/ 1本数あたり95円 / amazon
P-16(FKM)/ 618円(税込)2本購入/ 1本数あたり309円 / amazon
新しいOリングを取り付け
同上(こちらは滑らせて挿入するので軽くグリスを塗ってから組み込み)
平行度を見ながら3本のネジを締め付けます
締め付け完了
完成です
どちらのOリングが切れても、循環効率が悪くなりガス代が余分に掛かります。
外側のOリング予備が4本有るので、今後は2年ごとに取り替えていきます。
本ブログは備忘録として投稿しました。
株式会社バルカー
各種エラストマーの耐性一覧表
Posted at 2025/05/16 18:00:19 | |
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