2025年02月16日
後日、BRZのMTに試乗した私でしたが、その時思ったことは自分でも予想外でした。
「これだよ、これ!やっぱりMTだよな!ロードスターはMTだったから、あんなに楽しかっただけだよ!」
そんなことを期待していましたが、むしろそれとは逆。
「ATでもMTでも、そんなに劇的に楽しさが変わらないような気がするんだけど、何でなんだろうか・・。もしかしたら、BRZってATのデキがすこぶる良いクルマなのでは?」
BRZのMTに乗っても、ロードスターのMTのあの感覚、あの世界観が霞むことはなく、ついに自分ではまず買うわけがないと思っていたロードスターを相棒として選ぶことに決めました。
その後も、「今しか買えない35周年記念モデルを買うべきなのでは?」とか、「ようやく発売が決定した2リッターの幌が出るまで待ったほうがいいのでは?」とか、頭を悩ます要素はいくつかありました。
35周年記念モデルはカラー選べない、グレード選べない、ブレンボ付けられないのが厳しい。
そもそも、私の好きなスポーツ路線とは完全に違う路線です。
あれにさり気なく乗ってたら、とてもお洒落で素敵だとは思いますけども。
2リッターの幌は個人的にはかなり魅力的ですけど、車両価格500万円台はさすがにマツダさんやり過ぎかなと。
これ、国産の2リッターのクルマで、乗り出し価格600万円とか行く可能性があるってことですからね。
手組みエンジン、限定車の700万円台の方はまぁ置いておいて、量産モデルはやっぱり400万円前後で売るべきですよ。
幌のRSが370万円、RFのRSが430万円なら、RFのエンジンを積んだ幌は少なくともこの間に収まって当然だと思うのですが。
「幌は1.5リッターがベストなんです!」と言い切ってましたから、今更それを覆すのが難しく、だったら色んなところに手を加えまくったこのスペシャルモデルなら「2リッターエンジン乗せるのを許可しましょう!」と、なんかある種の余裕みたいな態度に私には映ってしまって、個人的には興ざめでした。
実際のところは知る由もありませんが。
そんなこんなで、現状ロードスターのラインナップの中で最上級のグレード、RFのRSのブレンボ付きにすることに決めました。
カラーは一目惚れしたエアログレーメタリック。
当初、BRZ買う気満々でしたからかなり予算をオーバーしてしまいますが、5年10年の付き合いになるでしょうからここは妥協せず。
しかし、これほどお金に無沈着な妻を持ったことに感謝したことはありません。笑
何年か後に読み返してみたくて、自分用の日記みたいになってしまいましたが、この長文を誰かひとりでも読んで下さったのなら、本当に心から感謝します。
いつか、是非一緒にドライブに出かけましょう。笑
では、私は納車までの2ヶ月間、ワクワクしながら待つことにします。
Posted at 2025/02/16 11:20:34 | |
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2025年02月13日
結果として、BRZ STiスポーツのATとMTに2度試乗することになったのですが、さすがスバル、めちゃめちゃ完成度の高いクルマでした。
2.4のNAなのでターボ車のような強烈な加速感こそないものの、音なんかも含めてよく演出されていて、「これぞスポーツカー!」と言わんばかりの回して気持ちがいいエンジンでした。
特に感動したのは足回り。
通常モデルには乗ったことがないので分からないのですが、このSTiスポーツに関して言えば、グイグイと曲がっていくくせに、すこぶる乗り心地が良いのです。
普段アウディに乗っている私でも全く違和感ないくらいに。
走りの部分と快適性の部分をこんなレベルで両立させてしまうとか、本当にSTiの技術は半端じゃないと改めて実感しました。
普通ならすぐにでも具体的にお金の話を詰めていきたいところだったのですが、最大の誤算は訪問した店舗に置いてある試乗車がATだったということです。
つまり、BRZ AT → ロードスターRF → BRZ MTの順番で試乗しています。
最初からMTに乗っていれば、私はもうBRZに決めていたのかもしれません。
しかし、さすがにMTに乗らずには決めきれず、帰り道たまたますぐ近くにマツダの店舗があったため、フラっと立ち寄ってしまったのです。
ロードスター、正直そんなに本気で買おうとは思ってませんでした。
もし試乗車があるなら、参考までにちょっと乗させてもらっておこうかなと、いわゆる冷やかしみたいなものです。
もし試乗車がなかったら「さいなら〜」とすぐに去っていくレベル。
そしたらこれがあるのね、RFのMTが都合よく。
実車を目の当たりにすると、ロードスターってまず、デザインとかレイアウトとかがめちゃめちゃカッコいい。
デビューして9年が経とうとしてるらしいのですが、古臭さなんて微塵にも感じない、むしろ斬新にさえ見えてしまう。
少なくとも私は、これ以上カッコいい国産車を知りません。
試乗してみて、BRZとはかなり違う印象を受けました。
屋根を開けた時の何とも言えない開放感、後ろを振り返れば当然そこにリアシートはなくただの壁、その世界観が非現実的と言いますか、このクルマに乗っている人にのみ与えられる特権みたいなものをひしひしと感じます。
あと、ステアリングの感覚とか、シフトノブの位置とか、サイドブレーキの位置とか、全てにおいて心地よいんですよね。
スバルの走りに対するこだわりとか哲学とかが大好きなんですけども、このクルマに触れているとマツダもそれと同じか、もしかしたらそれ以上のクルマバカ(褒め言葉)が関わっているんじゃないかと、そういう背景さえも想像させられてしまいます。
走りについても私がNAロードスターに抱いていた怖さみたいなものが完全に払拭されていて、ちょっとスピードを上げてコーナーに進入しても、タイヤが路面にビッタリくっついて離さないような抜群の安定感。
エンジンもめちゃくちゃ元気、車重が軽いからこれでパワーは充分。
BRZとロードスターの印象の違いを一言で表すと、「BRZはスポーツ走行が楽しいクルマで、ロードスターはスポーツ走行しなくても楽しいクルマ」だと私は思いました。
いちいち楽しいのよ、ただ交差点を徐行しながらゆっくり曲がっていくだけなのにワクワクしてくるのよ。
18歳で免許取得して、別に飛ばしてるわけでもなく、ただ街中でクルマを走らせるだけでワクワクしてたあの頃の感覚に近いものを、まさかロードスターが思い出させてくれるとは。
もちろん、BRZのMTに乗ってから最終的には決めますけれど、ロードスターと共に歩む人生ってものをイメージしてしまう自分が確かにそこにはいました。
Posted at 2025/02/15 09:26:14 | |
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2025年02月13日
BRZの購入を検討した際、まず最初にGR86と悩むのが普通だと思うのですが、私はきっとBRZを選ぶだろうと漠然と考えてました。
最上級グレード同士で比較すると限定車を除いて確かGR86の方が30万円程度安い350万円くらいの価格だと記憶しています、更に値引き幅がGR86の方が大きいと言われていますから、その差は最終的には35万円とか、もしかしたら40万円近い差になるのかもしれません。
これだけお金が浮けば、余程欲張らなければ普通にマフラーと車高調を調達できるわけですから、これは大きなメリットだと思います。
更にBRZと比較してかなり走りの方に振ったようなセッティングだとのことで、もしかしたら私の求めているものはGR86の方なのかもしれません。
しかし、それでもおそらくBRZを選ぶだろうなと思った理由は、国産メーカーの中で一番思い入れのある、一番好きなメーカーだからです。
いわゆる「スバリスト」と呼ばれる方々のような熱狂的ファンではないのですけども、20代の頃レガシィ B4のBE5とBL5の2世代に乗っていました。
特にBE5は今でも傑作だと思っていますし、私にとっては今でも特別なクルマです。
スバルのクルマづくり、私は大好きです。
あとは水平対向エンジンを積んでいるというのならば、どうしても私はスバルを選びたくなってしまいます。
ではBRZとロードスターを比較した場合どうなのか。
ちなみに私は初代NAロードスターにも20代の頃乗っていました。
理由あって半年ほどで手放すことになったのですけど、とにかく雨漏りの酷いクルマだなと、とにかく意図せずにケツが滑るので雨の日の運転はめちゃめちゃ怖いクルマだなと、そういう印象が強いです。
さて、まず気になるのは、当たり前ですけど後者は2シーターであるということ。
「基本2人で乗るクルマだけど、いざとなったらどうにか4人でも乗れなくはないよ」と、「どう頑張っても2人しか乗れません」の使い勝手はえらい違いだと思います。
あとは、ロードスターはフルモデルチェンジして9年も経つモデルであるというのも少し気にはなります。
それならば中古車という選択肢も考えられなくはないかなと。
最後はやっぱり価格ですよね。
ロードスターを買うならどうしても2000ccが良いので必然的にRFになり、このRFの最上級グレードRSの車体価格は430万円。
これはBRZよりも50万円程度高く、GR86と比較したら驚異のおおよそ80万円高です。
余談ですが、何故にBRZもロードスターも最上級グレードにこだわるかと言うと、いくつか理由はあるのですが一番は最上級グレードにしかブレンボのキャリパーがオプション設定されてないからです。
特にロードスターなんかは200馬力にも満たない出力に、1トンちょっとの軽い車重ですから、ブレンボが本当に必要なのかと言われたら自分でも疑問ではあるのですが、なんかホイールの隙間から見える鮮やかなブレンボキャリパーが昔から憧れなんですよね。
最初から付けられるんなら付けたいよね、と。
話を戻しまして、BRZとGR86でも、BRZとロードスターでも、どう考えてもBRZを選ぶということが分かりました。
もしもロードスターRFを買うということがあるとするのなら、このスバルに対する強い思い入れも、この明らかに車格(ボディサイズや排気量など)としては低い方のクルマに50万円多く支払うことへの抵抗も、すべて断ち切るほどにロードスターの走りが衝撃的だったこと以外には他ないと思います。
しかもNAロードスターに乗っていた頃のあの「なんか危なっかしいクルマ」というイメージを払拭しながらそれを求めているわけですから、それはある意味相反する要素とも言えるところがあるわけで、めちゃくちゃな難題だと思います。
できるわけがない。
そうして私はいきなり本命のスバルディーラーに足を運びました。
BRZに乗ってみて心が震えたら、その場で契約する可能性すらある、そんな気がしていました。
Posted at 2025/02/13 18:52:48 | |
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2025年02月12日
みんカラに再登録したのに、RFが納車されるまでの2ヶ月間特に書くことがないのは寂しいので、これまでの経緯を書き残しておきたいと思います。
昨年10月、現在所有しているアウディA3 スポーツバックを手放し、スポーツカーに乗り換えることを決意しました。
アウディA3、めちゃめちゃ良いクルマです。
「走る・曲がる・止まる」のひとつひとつのレベルが高く、このクルマの良さを書こうと思えばかなりの長文を書ける自信があります。
では、何故そんな素晴らしいクルマを手放そうかと思ったのか?
それはA3を運転していて、どうしても「楽しい」という気持ちにはなれなかったからです。
クルマの「デキがいい」ことと、クルマの「運転が楽しい」ことは、必ずしもイコールにはならないのだと思います。
事実、A3に乗り始めてからというもの、外出する機会が激減しました。
年間走行距離、これまで10,000km超えはザラだったのに、昨年は5,000km程度と半減しました。
私は福岡在住でよく県外の音楽フェスに行くのですが(山口ワイルドバンチや熊本ワンチャンフェスなど)、そういう何か目的があるような時、A3は速く快適に目的地まで運んでくれます。
高速道路を走ろうものならドイツ車はもう無敵です。
ただね、これまでの人生振り返ってみると、そうじゃないことにようやく気づいたのです。
クルマの運転が楽しいと思えていた時期って、とにかくクルマを運転したいがために「〇〇に行ってみよう」とか「〇〇を食べに行こう」とか目的地を自分で作り出してたよな、と。
なんかよく分からんけど、前向きでポジティブな人生を送れていたよな、と。
それはもしかしたらA3が悪いわけではなく、ただ単に私が極めてAT車が苦手だということだけが原因である可能性も否定はできませんが、とにかくA3に乗っていて楽しいと感じた瞬間ってほとんどありません。
ATしか選べないスポーツカー、ハイブリッドのスポーツカー、増えてきました。
もっと言えば、そのうち電気自動車のスポーツカーが増えてくるでしょう。
「マニュアルで乗れて、レシプロエンジンで、リアドライブ、こんなクルマがまだ新車で、しかも300万円台で買えるのって、もしかしたらとんでもなく幸せなことなんじゃね?」と考えました。
それに、自分も年齢を重ねていつかはクルマに乗れなくなる時が来る、そのカウントダウンは確実に進んでいる、本当に欲しいのなら買うのは早ければ早いほどいい。
そんな思いで今回買い換えるに至ったわけであります。
どうしてもローンを組みたくなかったため、予算的なものも考慮して、候補として考えたのは以下の通り。
なお、当初選ぶ確率が高いと自分で思っていたものから順に書きます。
スバル BRZ
トヨタ GR86
マツダ ロードスターRF
マツダ ロードスター(幌)
さて、そうしていよいよディーラー巡りがスタートするわけですが、長くなりそうなのでまた後日。
Posted at 2025/02/12 14:49:10 | |
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