
F12025 第7戦 エミリアロマーニャGP開幕
舞台はイモラサーキット
芋っぽいレイアウトのコースですが、タイトな道幅に高速コーナーとアップダウンの激しいところが特徴。縁石をうまく使いつつコーナーをリズムよく駆け抜けることが重要です。
予選ですが、角田選手やコラピント選手の大クラッシュがあって重苦しい展開に。
クラッシュした場所も場所で、94年当時の悪夢のサンマリノGPでのセナとラッツェンバーガーの事故死した場所と同じなんですよね。
当時を知らない私ですが、往年のF1ファンにとってみれば、あの悪夢が脳裏をよぎってしまいました。
予選トップ10の結果はこの通り
1. オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1:14.670
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1:14.703
3. ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1:14.812
4. ランド・ノリス(マクラーレン) – 1:14.837
5. フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1:14.950
6. ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1:15.000
7. アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1:15.050
8. ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1:15.100
9. エステバン・オコン(ハース) – 1:15.150
10. ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1:15.200
以下20番手まで省略
ポールポジションはオスカー・ピアストリ
角田選手はピットレーンから最後尾スタートです
あと、何気にやばいのがフェラーリ。
地元イタリアでティフォシ達も見つめる中、10番グリット以内にも入れない有様…大丈夫がフェラーリ。
さて、決勝レースがスタート!
オープニングラップでは、スタート直後のコーナーでフェルスタッペンがアウトから飛び込む圧巻オーバーテイクでピアストリを抜き首位に立ちます
10周目 4番手ノリスが前を行くラッセルをオーバーテイク。これによりマクラーレンが2、3位で先頭のフェルスタッペンを追う展開に。
各車ピットに動きが出るなか、29周目でオコンがトサコーナー付近でストップ
VSCが発動
これによりピットを済ませてないドライバーは一斉にピットに入ります
これに恩恵を受けてたのがレッドブル勢。
フェルスタッペンは首位でポジションを落とさないままタイヤ交換を完了。
最下位スタートの角田もこれで順位を落とす事なく13位でタイヤ交換を完了させます。
一方でマクラーレン勢はVSC発動の1周前にピットに入ったため、アンダーカットは大失敗で大幅タイムロスに。
46周目 メルセデスのアントネッリがストップ。
またもVSCかと思ったら今度はSCが出動。
18秒もあった首位フェルスタッペンと2位ピアストリのマージンは一気に縮まる展開に…
このまま53周までSC引っ張ります。
SCがコースオフしてレースは再開。
フェルスタッペンはここから驚異の大逃げで2位から6秒離します。
一方角田はヒュルケンブルクをオーバーテイクして10位ポイント圏内に入ります
さらに、ヒュルケンブルクをできるだけ後ろにつけて、12位からニュータイヤで追い上げてくるアロンソをカバーしに行く。
しかしアロンソはヒュルケンブルクをパスすると、角田と一時0.1秒差まで縮めるバトルを繰り広げます。
角田はポイント獲得のために必死のブロックでアロンソのオーバーテイクを許しません。
63周 フェルスタッペンがチェッカーフラッグを受けて優勝!
角田選手も10位を守り切り、最下位20番手スタートからの10位入賞を果たした。
順位は以下の通りです
1 1 M.フェルスタッペン レッドブル 1h31’33.199 63
2 4 L.ノリス マクラーレン 0’06.109 63
3 81 O.ピアストリ マクラーレン 0’12.956 63
4 44 L.ハミルトン フェラーリ 0’14.356 63
5 23 A.アルボン ウイリアムズ 0’17.945 63
6 16 C.ルクレール フェラーリ 0’20.774 63
7 63 G.ラッセル メルセデス 0’22.034 63
8 55 C.サインツ ウイリアムズ 0’22.898 63
9 6 I.ハジャー レーシングブルズ 0’23.586 63
10 22 角田裕毅 レッドブル 0’26.446 63
11 14 F.アロンソ アストンマーティン 0’27.250 63
12 27 N.ヒュルケンベルグ キック・ザウバー 0’30.296 63
13 10 P.ガスリー アルピーヌ 0’31.424 63
14 30 L.ローソン レーシングブルズ 0’32.511 63
15 18 L.ストロール アストンマーティン 0’32.993 63
16 43 F.コラピント アルピーヌ 0’33.411 63
17 87 O.ベアマン ハース 0’33.808 63
18 5 G.ボルトレート キック・ザウバー 0’38.572 63
NC 12 A.アントネッリ メルセデス DNF 44
NC 31 E.オコン ハース DNF 27
総括
フェルスタッペンが終始圧巻の走りでした。
前戦はフェルスタッペンの悪いところ出まくってたけど、今回は1周目のオーバーテイクで首位に立ってからはもう王者の走りしてました。
そして角田は予選の大クラッシュで眠れない夜を過ごしたであろうに、最下位スタートから見事に10位入賞。終盤アロンソとのコンマ1秒の激闘はドキドキしながら見てました。
本人は悔しい気持ちが拭えないでしょうが、ポイントとれたことが救いだったと思います。
フェラーリは4位ハミルトン6位ルクレールと決勝ではいい走りをしてました。特にハミルトンが調子を取り戻してきたのが今後楽しみなとこですね。
5位にはアルボン先生。一時は何年ぶりかの表彰台あるんじゃないかと思わせるほどの快走で激アツでした。
9位にはルーキーのハジャー。最初は角田の弟分みたいな感じだったのにもう立派に入賞してますよ。末恐ろしいルーキーです。
ハースはなんだか今季あまりのれてないですよね…小松代表マジックもなかなか発揮出来ないし。唯一の日本人チーム代表として応援してるので頑張っていただきたいです。
さて、次戦は伝統のモナコGP
抜けないモンテカルロ市街地コースは予選がカギを握る!
フェラーリのルクレールは地元で2年連続のモナコウィナーなるか!?
それとも新たなマクラーレン勢による新たなモナコウィナーの誕生か!?
角田は課題の予選で上位グリッド獲得なるか!?
5月26日決勝スタートです!!!