
※ただのF1好きによる一人語りです
今週末開催されるF1モナコGP
世界三大レースの一つであり、歴史としてもF1が始まる1950年より前からモナコGPは開催されている。
モナコGPのコースであるモンテカルロ市街地コースは、道幅が細くブラインドコーナーの連続。ストレートがほぼ存在しないため、マシンの性能差が出ず、ドライバーの腕の差が顕著に現れる。
モナコGPの勝利は、他のGPの3勝分に値するほどの価値があり、優勝者は「モナコ・ウィナー」の称号が与えられる。
そんなモナコGPは近年F1のスケジュールから廃止されるかもしれない問題に悩まされている。
それは、「モナコGPつまらない問題」
伝統の一戦の何がつまらないか、それはオーバーテイクが極端に少なく、順位の変動がほぼ起こらないことだ。
まず、モナコGPが開催されるモンテカルロ市街地コースは元々追い抜きが難しいと言われているコースである。だからこそドライバーの腕が試されるのだが、最近のマシンは昔と比べてデカくて重い。
20年前くらいは、全幅1.8m、全長4.5m程度。
それに比べて現在のマシンは、全幅2m、全長5.5m。そして、エンジンの他にバッテリーも積んでるので重くなっている。
必然的にデカいからオーバーテイクはより難しくなってるし、重いからコーナーでも勝負が掛けにくい。
この退屈な決勝戦を解消するべく、今年のモナコGPからある特定ルールが導入された。
それは、「タイヤ交換最低2回義務化ルール」である。
モナコはタイヤの消耗が少ないので、1ストップで完走するのが今までのセオリー。
ただ、これではタイヤ戦略による順位変動が少ないため、よりタイヤ戦略を活発化させるために2ストップを強制させ、3セット2種類以上のタイヤを使用しなければならない。
例えば、ソフト→ソフト→ソフトは×
ソフト→ミディアム→ソフトはOKという事
まぁ確かにこれだったら少しは面白くはなるかもしれない。でも、抜け穴はある。
それは1周走ってすぐにタイヤ交換を行うという事。
1周目にタイヤ交換を行ってしまえば、トラフィックにより、順位を落とさないどころかスーパーアンダーカットを決めて大幅に順位を上げる可能性がある。
たぶん後方スタートのマシンだったら確実にやってくるだろう。
2ストップを義務化するのであれば、1スティントあたりの最低週回数を決めたほうがいいのではないだろうか。
各チームがどんな戦略を採ってくるかが注目ですね。
モナコGP廃止の声もあるが、やはり伝統のモナコGPはお祭りであり特別なのだ。
たとえレースがつまらなかったとしても、モナコの街並みをF1マシンが激走するのが楽しいのである。
あと、来年からマシンレギュレーション変更により、少しサイズダウンするのでまぁマシにはなるだろうし、これからもモナコGPは永遠に続いてほしいというのが私の願いである。
あと、人生で一度はモナコGPを生観戦したい。
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2025/05/22 23:28:00