F1 第14戦　ハンガリーGP決勝振り返り

サマーブレイク前最後のレース！
舞台はハンガリーになります



低速区間の多いテクニカルなサーキットであるハンガロリンクは、壁のないモナコと言われるほどオーバーテイクが難しいコースです。

スターティンググリッドは以下の通り



ポールはルクレールで2、3番手をマクラーレンが追いかける形。



レース開始


ルクレール先頭1コーナーは危なげなく通過
ノリスはスタートに失敗して4番手に後退してしまう。



8番手スタートのフェルスタッペンは驚異的なオーバーテイクを見せて順位を上げる



20周目
ルクレールピットin
しかし、ここからルクレールに悪夢が襲う。



40周目にルクレールピットin。このとき後ろの2位のピアストリが接近しており、オーバーテイクは時間の問題だった。

ピアストリにピットの指示が入ったのを知ると、フェラーリはアンダーカットを封じるために、ルクレールをピットへ入れる。

しかしピアストリはそのまま入る事なく45周目でピットin

ルクレールの後方で戻ると、タイヤで有利なピアストリがルクレールをオーバーテイクした。


ルクレールさんによるお気持ち表明。



終いにはラッセルにも抜かれて表彰台圏外の4位へ。
ルクレールの表彰台は夢と消えてしまった。


フェルスタッペンとハミルトンによる王者同士のバトルはペナルティスレスレ。



そして、先頭ノリスと2位ピアストリの優勝争いはチームコライドスレスレ。



その後はなんとかピアストリから逃げ切ったノリスがハンガリーGP優勝！

ノリスはスタートが悪かっただけに、すぐに1ストップ戦略に切り替えたのが功を奏して逆転優勝を果たしましたね！

これにより、今シーズンの優勝回数がノリスとピアストリで並び、タイトル争いはますます激化する事になる。

レース順位は以下の通り

1　ランド・ノリス　マクラーレン
2　オスカー・ピアストリ　マクラーレン
3　ジョージ・ラッセル　メルセデス
4　シャルル・ルクレール　フェラーリ
5　フェルナンド・アロンソ　アストンマーティン
6　ガブリエル・ボルトレート　Kickザウバー
7　ランス・ストロール　アストンマーティン
8　リアム・ローソン　レーシングブルズ
9　マックス・フェルスタッペン　レッドブル
10　アンドレア・キミ・アントネッリ　メルセデス
11　アイザック・ハジャー　レーシングブルズ
12　ルイス・ハミルトン　フェラーリ
13　ニコ・ヒュルケンベルグ　Kickザウバー
14　カルロス・サインツ　ウィリアムズ
15　アレクサンダー・アルボン　ウィリアムズ
16　エステバン・オコン　ハース
17　角田裕毅　レッドブル
18　フランコ・コラピント　アルピーヌ
19　ピエール・ガスリー　アルピーヌ
--　オリバー・ベアマン　ハース


レース総評

ハンガリーGP、抜けないとは言われつつもかなり白熱した面白いレースでした。

今回のレース結果でハッピーな夏休みを迎えるチームと地獄の夏休みを迎えるチームに分かれてしまいましたね。


ハッピーチームのマクラーレンはまたもワンツーフィニッシュ。
今シーズン何度この光景を見るのでしょうか。
ノリス優勝でさらにチャンピオン争いが激化する後半戦となることでしょう

もう一つのハッピーチームはアストンマーティン！
5位7位のダブル入賞でチーム順位も2つ上げる大健闘！
特にアロンソが表彰台に迫ろうかという勢いで、久々に表彰台に乗るアロンソを夢見てしまいました。
ストロールもなんだかんだ言われつつ7位で終われてるし。

一方で地獄チーム代表フェラーリ。
ポールスタートルクレールはまさかの表彰台圏外の4位。
レース中の長文お怒りラジオには笑ってしまったが、本当に悔しいレースだったのは間違いない。
ハミルトンも調子良くないまま前半戦を終えてしまい、かつてのチャンピオンも見る影もない状態。

そしてもっとやばい地獄チームのレッドブル。
ハンガリーはマシン特性に合ってないというが、フェルスタッペンでさえ9位。しかも弟分チームのローソンに抑え込まれるというぐらいペースがなかった。コーナーの侵入でタイム縮めてても、コーナー脱出時に放されるを繰り返しており、完全にトラクションのかかりが良くなさそうです。

角田に関してはまたもやエンジニアとのコミニュケーションが悪く、終いには自ら戦略を考えてピットのタイミングを伝えてましたよね。
メキース代表になってから戦略がアルファタウリ化してるのよ。
夏休み中に気合い入れ直して強いマシンと優秀なエンジニアを復活させろ！


さて、次戦はフェルスタッペンの母国。オランダGP!

君が代の次に聴いたであろうオランダ国歌をまた聴くことができるのか！

またもやマクラーレンの圧勝なのか！

ルクレールはリベンジを果たして雪辱を晴らせるのか！

角田は後半戦に好スタートをきれるのか！

笑うのはオレンジアーミーかオレンジチームか！

1ヶ月後のオランダGPが待ちきれない！！